Love Life

これでジェニファーとの決別。

 最近『Oned』を、もうやめようかなと検討中……

 それはなぜなら、たいして更新できてないくせに、料金だけはきっちり払ってるから。
 月々900円あったら、週末だけの贅沢としている煙草のロング版、3週間分じゃないか!!

 しかも最近じゃ、iTUNEなどというPodcastingのソフトがあるもんだから、過去の分とか特に考えなくても、勝手に保存されんだよ。
 だからそれをCDとかに焼いとけば、永久保存版にできちゃうわけだ。

 でもまあ、完全になくしちゃうっていうのも、まだ“これ、必要ないんじゃない?”なんていうレベルのファイルでも、なんでもかんでもすぐ削除に暴走してしまう自分のためにも、バックアップの意味も込めてやめておこうとは思ってる。

 そんなわけで、『Oned』は、超激安なレンタルサーバーに引っ越そうかと思っています。

 あ、そう。
 あと、今度の模様替えでは、“和”な感じにしようかなと思っております。
 英語大好き・アメリカかぶれな俺様なんだけども、けっこう“コメントとかしたいけど、英語だからわからない”といったお声をいただいたもんで。
 あと、小さい字もやめます!!

 と、そんなわけで、わかりやすくて優しくて、日本語を大切に考えながら、じっちゃもばっちゃも、みんなに見ていただけるような『Oneのふたり言』にしようかなという予定でございます。

 ……って、なんで最近こんなしょうもない日記ばっか書いてるかというと、それは、1つのハードディスクが僕のもとを去ったからです。
 あれは、やむことがないのかと思えるほど降りつづいていたある雨の日……


 いつもならすぐ怒ったのに、そのときばかりは僕が口汚く罵っても、君はなにも言ってはくれなくて。
 なにをやっても、なにを言っても、君は無反応だった。
 淋しかったよ。

 でもごめん。
 君は本気の相手じゃなかったんだ。
 君は僕の心の外にいて、いつでも取り外しができちゃうんだ。

 でも君も同じ気持ちなのかな。
 君は、本当は、そのことも知ってたんだよね。
 知ってて僕のそばにいてくれたんだ。

 だからごめん。
 ごめんなんて、ジェニー、君が一番嫌った言葉。
 でもごめん。
 まだ全然時間も経ってないのに、もう君の代わりを見つけてしまったんだ。
 名前は、健太郎……そう、男だ。
 健太郎とは、なんか気が合いそうな気がしたんだ。
 いや、やっぱり、正直に言うね。
 君がその健太郎とうまくやってくれたらなんて淡い期待もしてたんだけど、君との別れが先だったんなんて……

 ああ、ジェニファー……
 そういえば君のこと、そう呼んだことってなかったね。

 今だから言うよ。
 同じグループだったから、もしかしたら君も知ってるかもしれないけど、僕の心のなかの人は、リサっていうんだ。
 今はもう、ちょっと古風って言われることも多くなってきたけど、出逢った当時は流行の最先端で、これ以上ないっていうぐらい理想だと思ったんだ。月並みだけど、ピンときたんだ。
 いや、君もピンときたよ、ジェニー。
 でも、僕とともに歩んできた時間が、僕を本気にさせたんだ。あいつなしじゃ、僕はたちあがることもできないんだ。
 いや、もしかしたら、ともに過ごした時間が長いっていうだけかもしれない。
 でもそれだけじゃない。
 これが愛っていうものなのかな。

 きっとジェニー、君は、そんな僕にまた違うものをくれたんだと思う。
 時間だとか本気だとか感情だとか、そういう枠じゃない何か……

 って、こうしてくよくよ悩んでる僕を見たら、君はきっと短く相槌を打ちながら笑い飛ばしてしまうだろう。
 君はそんな素敵な人だった。
 もう僕とつながってたコンセントは抜いてしまったけれど、忘れないよ。
 うん……いつまでもね。

 だからありがとう。

 ── とまあ、こんな感じです。
 僕のパソコンには、本当に名前がついています。
 かなりイタイです。

 いや、そうじゃなく、こんな経緯で、人知れず書いていた詩や音声ファイル、動画やなんかのいくつかが、僕に決別を告げたわけです。
 ここではもうあんまり日記は書かないって決めてたのに……
 まあ、しゃあないよな。

 めげずにまたがんばりますので、よろしくっす。

  • 2006年11月13日 07:04
  • 松田拓弥
  • Diary

Vodafone

 ケータイが雨で濡れて……

 ケータイのバッテリーが切れたまま放置して、はや2週間……


 番号変えなくても他社ケータイに変えられるっていうサービスが話題になって、もうそろそろけっこう経ったと思われる。

 とても気になるサービスだ。

 でも、Softbankの「0円」っていうあのCMが、厳密には嘘だっていうのに気づいて、かるく萎えた。

 まわりにもうVodafoneなんていねぇ。
 いまだにやっぱりまだVodafoneって言ってしまうので、どちらかに統一しようと思う。

 ので、Vodafoneとします。

 頻繁にかける人はVodafoneなんだけど、会話やメールがとっても短い。
 話が長くなったり、一応ある程度メールのやりとりが続くのは、他社ケータイの人。

 どうすんのよ、これ。
 悩みどころでしょう。


 顧客満足度では、auがダントツでトップなんだそうだ。
 なかでも、カシオが、「カメラ」とか「バッテリー」とかいろんな部門で独占状態らしい。
 Vodafoneでは、やっぱりどうしてもSHARPがダントツで頂点なんだと思うけど、きっとDocomoもそうだろう。

 どうした、au。

 auに鞍替えする人が急増してるんだそうな……

 あとなんか、オレンジプランとかブループランとか、たいしてその違いがわからない料金プランが登場してる。
 それはなんだか、単にauとDocomoの鞍替えを意識した料金プランっぽい。

 で、噂のゴールドプランってやつは、ものすごく微妙な判断が必要だろうと思う。

 恋人がVodafoneで、その恋人用に1本。

 あとは仕事上で、取引先とか全部がVodafoneなら、連絡に要する経費は大幅に削減されると思う。
 親子とかそんなんでもいい。

 会社で全部統一するのが、きっとこのプランを一番フル活用できるような気がするな。
 夜の21時から24時なんて、会社じゃたいして使わないだろうし、その時間だけ避ければあとはタダなんだし、そのコストダウン率は、きっとハンパじゃねぇ。

 でもそれぐらいじゃないかと思う。

 一般的には、たいしてそこに魅力は感じない。
 むしろ損な気がします。

 なので、スーパーボーナスでほかの料金プランかなと思う。


 スーパーボーナスもたいして得とは思えないけど……
 用は、分割で機種変えるとか目先ではお得な感じは受けるけど、結局、他社ケータイに変えさせないための思惑なんじゃ?
 実際、今まで2年も同じケータイ使ったことないし。

 どう考えても、Softbankは、コケる。
 またVodafoneに戻ったほうがいいと思う。

 お得感とか展望が、あまりにも目先すぎる。
 短いスパンで顧客獲得を図りすぎてるんじゃないの?

 まわりが周波数を切り替えたとき、auだけが同じ周波数を使いつづけて、その結果、今一番つながりやすいっていう携帯電話の本来のサービスを取り戻した。
 なんだかんだ言っても、一番ケータイを使ってるのは、若者層でしょう。
 仕事で使いまくるのなんて、ジャック・バウワーぐらいじゃない?
 サラリーマンなんて会社の電話だろうし、出先からかけるとしたって、移動しながらで時間ないってのは目に見えてる。メールだって1日に何十通も何百通もやるサラリーマンなんていないだろうし、それぐらいメールする人だったら、間違いなくパソコンからメールしてるはず。
 オッサン・オバサンは、ケータイのボタンで長文を打つということに、たいへんなイラ立ちを覚えるらしいので、無理。

 でなんか、ケータイでWindowsのLive Messenger使えないのSoftbankだけらしいじゃん。
 なんでもかんでもYahooと結びつけすぎなじゃないかなと思う。
 ケータイは独立させるとかしたほうがいいんじゃないかと思う。
 ケータイ産業にオッサンばかりじゃ、救いようなくなるまで落ちてくだけだと思われる。
 それか、ビジネス部門と一般部門でわけるとかさ。

 テレビ電話なんて、あんなに高いんじゃ結局使ってない人のほうが多いだろうしさ。
 ってか、ケータイの本体が高すぎ。
 あれじゃ、たとえ分割でも買う人いなそう。

 だったらもっとデザインに力入れて、SHARPとかの電気メーカーのものに頼るんじゃなく、独自ブランド作ったほうがいいんじゃないかなとも思う。それでいて安くて、環境にも優しい素材とか。
 メチャメチャ安易だけど、『DESIGN BANK』とかどうよ?
 機種変かよってぐらい本体のカバー丸ごと替えれたりできるとかさ。

 料金プランの安さだけで勝負って、もう難しいと思われる。
 デザインもかなり重要だぜ?
 ってか、ほとんど決め手はデザインじゃないかって思う。
 

 だいじょぶ?

 Softbank.


 でも、応援してるよ。

 Softbank.

  • 2006年11月 9日 19:20
  • 松田拓弥
  • Diary

札幌の眺め。

 今日もどしゃ降り。


 きっとこの雨は僕のせい。


 有史以来、きっと最強なんじゃないか……
 たぶん砂漠にも雨降らすことができるんじゃないかと、本気で思ってしまうほどだ。
 しかしながら国によっては、いや、むしろ日本では特に、そして女性には、この“雨男”というやつは、とっても嫌われる。

 昨日は、僕がちょっと外に出た数分だけ、雨脚がものすごい強烈になった。
 マジで嵐。
 猛烈な雨に打たれながら、僕は笑った。
 もう笑ったね、ありゃ。
 あのクソ雨んなか、煙草も消えやしねぇ。
 くわえ煙草でサングラスも雨粒だらけにしながら、僕は笑った。

 で、今日の眺めを目の前に言われた。
「いやぁ~、昨日ホントすごかったな。おまえ出てったあいだだけ激しくなったぞ」

 やっぱりはた目にも、それは明らかだったらしい。


 そういえば、このたび、Adobeが出してる≪Premiere Elements≫がバージョン3.0になりまして、さらにいい感じになった。
 Adobe信奉者としては、やっぱあの洗練された機能性にやられる。
 ある程度使いやすくなったと思われる。
 こうなってくると、やっぱProのほうが欲しくなるけど、あれはやっぱし高い。
 そこまで凝ったことしてるわけでもなし、やっぱあくまでホームビデオの域を出てない。
 むしろ、もっともっと凝ったことをするなら、やっぱし≪Final Cut Pro≫に手を出すでしょう。

 でまあ、やっぱしインターフェイスがキラリと違うな。
 今はなんかソフトもバージョンアップの季節のようで、今回の≪Premiere Elements 3.0≫もそうだけど、こないだ出たNortonの≪Internet Security≫も、次期WindowsのVistaにかなり食い込んでるみたい。
 かなり変わるっぽいからなぁ~……

 とはいえ、完全に見た目でわかるのは、右上の“×”ボタンのところぐらいかなぁ~。
 まあ、全体的に透過っぽい感じだから雰囲気が全然違ってカッコよく見えるけど、やっぱそこが一番目立つな。
 というか、そこしか違いがわかりません。

 しかしながら≪Internet Security≫のほうは、処理が甘いのか詰めが甘いのか、四隅の角の丸みが汚い。
 Adobeはさすが。

 最近の傾向として、ソフトの起動時に出てくるウィンドウの枠がない。
 完全に透過の傾向だ。
 Adobe製品は特にそう。

 こりゃVistaは、そうとう負荷かけそうだ。

Adobe Premiere Elements 3.0
Norton Internet Security
Windows Vista

  • 2006年11月 8日 00:29
  • 松田拓弥
  • Diary

チャリでロープに突っ込んだ。

 えぇ~、本日、また自転車でコケました……

 もうあまりにもショックが大きいので立ちなおれそうにありません……

 自転車3段のはずだったのに……

 うちの近くには、信号があって、四つ角の交差点もあるんだけど、そこの角に《さんぱち》がそびえてるわけ。
 で、その信号を渡って向こう側に行くときは、たいがい《さんぱち》の駐車場をよぎるわけだ。
 もう真夜中だったのです。
 いつもはなかったはずなんです。
 でも今日は、違ったみたいなんです……

 《さんぱち》んとこの駐車場と歩道とを隔てるためかは知らんが、人間の目には等間隔に見えなくもない感じで並べられたアイスクリームの200分の1ぐらいのコーンが、ロープでつながってたわけ。

 横断歩道の手前から、車道を反比例のグラスばりに曲がりくねって歩道に入ったため、そのままのスピードで突っ込んだ。
 ぶっ飛んだ。

 ゲロ痛。

 まあ、コーンだから?
 バイト先の構内と歩道を仕切るロープをつないでる鉄柱みたいに、そこまで突っ張るほどではなかったけども、タイヤにからまりやがってね、これが。
 バイト先のロープにも何回か突っ込んだことあるけども、そのときは、「あぁ~ぁ~」“バイーン”ってなるのさ。
 今回は「ちょちょちょ、ちょっと?」“スリリーン”ってなった。

 打ったのは、半ケツ。
 きっとすりむいたぐらい。

 でも、ゲロ痛。

 先日はなんか、ぶっ飛んだそこんとこの歩道で、子供のさばくマウンテンバイクと、ある意味、対面座位でガチンコFuck。
 そのときは、子供のハンドルかなんかか、ぶつかったときの衝撃かで、人差し指の第一関節がブレーキと持つとこのあいだに思いっきし挟まって、バキッて鳴った。
 そんな気がした。
 でもまあ、「ごめんね。だいじょぶ?」ってな感じで走りだしたんだけど、振り返ってみれば、チビッコは進まず前のブレーキをイジッたんで、また戻って助言。
 それから走りだして、しばらく経ってズキンズキン。自分の鼓動を指先から感じてる気分。

 まだかるく痛いので、最近はもう、ただでさえマウス使わないのに、よりキーボード依存症。
 でもヘコんだり逆に曲がってたり、ぶらりんだったりもしてないので、まあだいじょうぶかなと。

 今年の冬は自転車自粛しようかな……
 なんか危険な香りがします。

  • 2006年11月 4日 04:25
  • 松田拓弥
  • Diary

レプリカントでございますが。

 プロ野球ってやつにはたいして興味はない。
 いや、むしろ毛嫌いしてるぐらい好きじゃない。

 ちっちゃいとき、親にチャンネルを奪われた。
 『元気の出るテレビ』や『カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ』とか、見たいテレビが中継で中止。
 延長で録ったビデオの半分が略奪。
 どうしても野球ってやつが好きになれない。

 3でやれ。


 でも、ニュースで見た。
 見てしまった……

「泣くな、真っすぐしか投げないから」

 最後の打席で中日の谷繁さんって人が、マスク越しに新庄さんへそうつぶやいたらしい……


 いいじゃないですか!!
 こういうの大好きですよ!!
 きっとこういうことができる人こそ、だれからも慕われるんでしょう。
 そして、こういうことされる人ってのは、ホントにだれからも慕われてるんでしょう。
 そう思います。

「泣けてくるよ、まっすぐにしか生きられないから」

 とはいえ、野球は好きになれねぇ。

 しかし、スポーツ映画でラストが一番感動的なのは、なぜかアメフトな気がする。

 なんなんでしょうねぇ~……

 きっとわかってる。わかってるさ。
 監督の指示を無視したクォーターバックに囁かれた一人の選手が独走で突っ切ってタッチダウンとか、超ロングでウルトラなスペシャル・タッチダウンパス一発とか、最後に練習した伝統的で監督が大好きなフォーメーションでタッチダウンとか、傷から復帰したスーパーヒーローのラストキックとかね。

 人生なのかねぇ~……
 一人で突っ走って、時には懸けに出てみたり、どんなにつまずいて転んでも立ち上がってきたとか、人への思いやりや尊敬、感謝とか。

 そういう人の姿って、本当に泣けてきます。
 痛いぐらいの嬉しさって、人から勇気をもらったときだと思ふ。
 痛くても逃げださない、負けない、淡い弱さの反対側。
 そう思ふ。

 ふと涙があふれてきたら、空をあおぎますか。
 それとも、自分の足元にそれを落としますか。

 涙は心の我慢汁。


 最後の最後にごめんなさい。

  • 2006年10月28日 00:36
  • 松田拓弥
  • Diary

君の分

たまたまつけたテレビから
聞きたくもない愚痴やニュースが
不意に耳に入ってきたり
1日寝ても昨日を見てるようで
そんな日々に嫌気がさしたり
なんか気分が乗らなかったり
気持ちが萎えちゃってるなんて
そんなときもきっとあるよね

ふらっと入ったデパートじゃ
欲しいものが見つからなかったり
買えないものが並んでいたりして
わけもなく取り残された気持ちになるけど

「いいよ、だいじょうぶ」

なにもかもを一人で全部しょいこまないで
不安や迷いに押しつぶされそうになってしまったときは
毎日僕に電話しておいで

どうしても君がつらいときは僕が君の分もがんばるから
どうしても君が淋しいときは僕が笑顔にしてみせる

そのままの気持ちを伝えてほしい
無理なんかしないでさ
ありのままを伝えてほしい
泣き疲れたままでいい
傷だらけの胸も瞳もなにも隠さず
涙を流しながらその腕で
僕にしがみついて
なにも言わずグチャグチャんなって泣けばいいよ
僕が君を一人にはさせないから


なんだか急にいつもどおりじゃなくなって
なんもかもがイヤんなったり
拒んだり悩んだり叫んだり
素直な気持ちを吐き出せなくて
ホントの気持ちに負けてしまいそうになる

歩き疲れたときは僕に寄りかかっていればいい
僕は負けないから
君の分まで強くなるから

なにを失くしてしまったのかも見失ってしまってるときは
もう僕だけ見てればそれでいいよ
僕のなかの君の姿まで見失ってしまわないように

どうしても君がつらいときは僕が君の分もがんばるから
どうしても君が淋しいときは僕が笑顔にしてみせる

  • 2006年10月26日 00:36
  • 松田拓弥
  • Essay

でもやっぱりムリみたいだ。

 ひさびさに会う人会う人、たいがい“ホント変わらないね”って言われる。
 “相変わらず”とか“まだ言ってんの?”とか“わかったから”とか、もう半ば呆れぎみだ。

 でも、それも、悪くないんだな、これが。


 最近の思いの始めに、必ずといっていいほど“不思議だよ”っていうのがくる。
 自分のことなのに、不思議で仕方ない。
 憶えてる。
 忘れない。
 これ以上、ない。

 不思議だよ。

 言葉も気持ちも考え方も、なんもかんもが自分のことから他人のことへと離れていく。

 ── なにやってんだろ、おれ。

 そんなふうに感じることも、ママ。


 でも、なに1つ悲しくなんかないんだよな。
 これまた不思議だけど、今まではずっとすべてが自分の目からでしか見れてなかったような気がする。
 まあ、たしかに極端すぎるかもしれんけど、客観的にいろんなことが見えはじめてきてるような気がするんだよ。
 今までは、どんなにはしたなくて下品でバカでアホでチンカスなことしてても、そんな自分を客観的に見れなかった。
 高校のときには、「今の自分、客観的に見れてないべ」って笑われたこともあった。
 まあ、それはそれで楽しかったからいいんだけど……
 いや、やっぱり楽しいからいいんだな。

 やっぱり自分と完全には切り離せないけど、そういう気持ちも大事だなって思えるんだよ、最近。

 昨日、沈黙のなか、ベッドの中心に体育座りしてた。


 ── なにやってんだろ、おれ ── 今。

 ── でも、なんかいいな、こういうの。

 ── おれの脚、案外長いかも。


 腹がへりすぎて胃がキリキリ痛んでても、それはそれで楽しかったりした。
 そのときのそれより、そのときもっと大事なことがあったから。

 やっぱり、おれってかわいい。

  • 2006年10月25日 18:10
  • 松田拓弥
  • Diary

ガラス瓶

互いの望むぬくもりの上で何度も体を重ねてみたけれど
いつもそこにはコンタクトほどに薄い冷たさが隠れてる
そこに触れたら反射的に体が離れてしまうように
終わりはないけど途切れるたびに
あなたは優しい言葉やキスをくれるけれど
いつの間にか汗が静かにひいてくように
時間と事実と嘘とともにわたしのなかから抜けていく

嘘でしか何も共有できないのかも
あなたとわたしは違うから
でもその誤解を埋めるのもわたしたちでしかない

真実なんて欲しがれば
きっとわたしは泣いてるだけ
あなたが望む関係なんて
これまでずっと嘘の上に嘘を重ねて
やがてそれが大きくなって築いてきただけ
“いい関係”なんて
どちらか一方に都合がいいだけ
そして自分のなかにできていく小さく冷たい深い穴を
焦がすようにふさぐだけ
ごまかして ごまかされて

わたしたちがいつも求め合うように
嘘の上にしかわたしが欲しいぬくもりなんて感じられないのかも

  • 2006年10月24日 19:13
  • 松田拓弥
  • Poetry

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