Love Life
tag:lovelife.matsudatakuya.org,2008-09-23://2
2009-05-15T17:22:29Z
愛は、命に宿る。
Movable Type Pro
空と太陽
tag:lovelife.matsudatakuya.org,2009://2.1402
2009-05-15T17:19:49Z
2009-05-15T17:22:29Z
ああ、空が近い トゲのような草の上に寝転んでる 雲ひとつない空だ 太陽もない ただ限りなく空が広がっていく 太陽はもっとずっと遠いんだろうか なにを照らしているんだろう 雲はどこにあるんだろう きっとどこかにはあるんだろう 手を伸ばせば届きそうだ ちょっと腕を振れば こんな空も吹き飛ばしてしまえそうだ でもきっとこんな指先なんて すぐに見えなくなってしまう 僕のなかに過去として残るだけで きっと空に溶けてしまう どれだけ時間が経ったんだろう 空はなにも変わらなかった ふと僕の顔をなぞっていった風の音を数えてみても 今はもう雨は降らない きっと時間は変化の数 そして重なり それはやがて連なっていく 背中がチクチク痛くなってきた 僕はほんの少し目を開ける まぶしすぎる空が広がっていく 空が青い だけど狭い 僕の空は白いんだ 雲が見えない 太陽すらない ああ、空が近い ああ、空がま...
松田拓弥
ああ、空が近い
トゲのような草の上に寝転んでる
雲ひとつない空だ
太陽もない
ただ限りなく空が広がっていく
太陽はもっとずっと遠いんだろうか
なにを照らしているんだろう
雲はどこにあるんだろう
きっとどこかにはあるんだろう
手を伸ばせば届きそうだ
ちょっと腕を振れば
こんな空も吹き飛ばしてしまえそうだ
でもきっとこんな指先なんて
すぐに見えなくなってしまう
僕のなかに過去として残るだけで
きっと空に溶けてしまう
どれだけ時間が経ったんだろう
空はなにも変わらなかった
ふと僕の顔をなぞっていった風の音を数えてみても
今はもう雨は降らない
きっと時間は変化の数
そして重なり
それはやがて連なっていく
背中がチクチク痛くなってきた
僕はほんの少し目を開ける
まぶしすぎる空が広がっていく
空が青い
だけど狭い
僕の空は白いんだ
雲が見えない
太陽すらない
ああ、空が近い
ああ、空がまた近い
言葉の輪郭
tag:lovelife.takuyamatsuda.org,2009://2.1379
2009-02-23T15:15:45Z
2009-04-01T15:32:33Z
本日未明。 たまたま紙が手もとになかったため。...
松田拓弥
本日未明。
たまたま紙が手もとになかったため。]]>
--------
実は原文から、ちょっと変更してる。
そりゃ見りゃわかる。
ぶっちゃけ、さっさと寝たかったから。
原文は、これをもとに推測してみて。
もう落ちるってときに、ポツッと頭に浮かんで、真っ暗闇のなか眼球だけ動かして “ 紙 ” の記憶をたどってみた。
──── これしかなかったわけです。
『誘拐 - KIDNAPPING - 』の作者である五十嵐貴久さん、一つの物語を書きあげるという苦労はわかってるつもりです。
出版社である『双葉社』さんにも、以下同文。
ごめんちゃい。]]>
鏡のなかの向日葵
tag:lovelife.takuyamatsuda.org,2009://2.1378
2009-02-18T17:03:38Z
2009-02-18T17:07:43Z
悲しいけれど自分が遠く 淋しいけれど君は遠く 「好き」って言葉を口にするほど その気持ちを自分に押しつけてしまってる そんな気がする 鏡に映ったものを触れようとするように 想えば想うほどそこにあるはずの心 距離と輪郭を見失ってく でもきっと 本当は触れてるんだ その感触に自信が持てなくなってくだけ 気持ちばかりがどんどんどんどん実感だけをふくらませて いつからか爪を立ててつかむことができなくなってる どんなに大切に思ってたって どんなに繊細なものだって 臆病になっちゃ流れ星 夜空は悲しみを映す鏡じゃないんだ ましてや星は涙じゃないから 「好き」って言葉は 自分にかける魔法じゃないから 欲しいものを手にするためなら 平気で嘘をつけるほどの強さが欲しくて 鏡の自分に手を伸ばす 自分自身とは手をつなぐことだって こんなにも簡単なことなのに どうして向日葵は あんなにも高いところに咲...
松田拓弥
悲しいけれど自分が遠く
淋しいけれど君は遠く
「好き」って言葉を口にするほど
その気持ちを自分に押しつけてしまってる
そんな気がする
鏡に映ったものを触れようとするように
想えば想うほどそこにあるはずの心
距離と輪郭を見失ってく
でもきっと
本当は触れてるんだ
その感触に自信が持てなくなってくだけ
気持ちばかりがどんどんどんどん実感だけをふくらませて
いつからか爪を立ててつかむことができなくなってる
どんなに大切に思ってたって
どんなに繊細なものだって
臆病になっちゃ流れ星
夜空は悲しみを映す鏡じゃないんだ
ましてや星は涙じゃないから
「好き」って言葉は
自分にかける魔法じゃないから
欲しいものを手にするためなら
平気で嘘をつけるほどの強さが欲しくて
鏡の自分に手を伸ばす
自分自身とは手をつなぐことだって
こんなにも簡単なことなのに
どうして向日葵は
あんなにも高いところに咲いてしまうんだろう
ずっと種を掌のなかでにぎっておけばよかったと思えるほどに
もし自分の命を大切にできないのなら
人のそれは大切になんてできやしねぇんだよ
絶対
大好きな歌
tag:lovelife.takuyamatsuda.org,2009://2.1377
2009-02-16T15:12:37Z
2009-02-16T15:17:59Z
本当は聴いて 聴いていたいのに いつの間にか 自分も口ずさんでしまっているような 好きな歌 本当に僕が大好きな歌 見知らぬ人を想う気持ち 優しくて優しくて 信じることはできなくたって 好きになれる笑ってられる 人の弱さや悲しみだけが語り継がれていくなかで 喜びや笑顔は時代に委ねるんじゃなくて ほんの少し自身とだれかを比べながら ほんの少し嘘をついて 泣いて笑って 泣いて笑って みんな誰しも孤独だけど ふと「ひとりじゃないんだね」って感じたときには そばにいるなら寄り添って 離れ離れにいたとしてもその事実を受け止めて 一人じゃないほど淋しくなるけど つないだその手をいつでも離せるほどに信じてる 淋しいのと不安は違うから なんでもない 誰もが知ってるようなラブソングのはずなのに 言葉と一緒に涙が出てくる 君に そして君の大切な人みんなにも...
松田拓弥
本当は聴いて
聴いていたいのに
いつの間にか
自分も口ずさんでしまっているような
好きな歌
本当に僕が大好きな歌
見知らぬ人を想う気持ち
優しくて優しくて
信じることはできなくたって
好きになれる笑ってられる
人の弱さや悲しみだけが語り継がれていくなかで
喜びや笑顔は時代に委ねるんじゃなくて
ほんの少し自身とだれかを比べながら
ほんの少し嘘をついて
泣いて笑って
泣いて笑って
みんな誰しも孤独だけど
ふと「ひとりじゃないんだね」って感じたときには
そばにいるなら寄り添って
離れ離れにいたとしてもその事実を受け止めて
一人じゃないほど淋しくなるけど
つないだその手をいつでも離せるほどに信じてる
淋しいのと不安は違うから
なんでもない
誰もが知ってるようなラブソングのはずなのに
言葉と一緒に涙が出てくる
君に
そして君の大切な人みんなにも
そんな歌。
世界は、やっぱり HAPPY なほうがいい。
眠り
tag:lovelife.takuyamatsuda.org,2008://2.1363
2008-12-08T23:23:47Z
2008-12-08T23:27:19Z
愛せる人を見つけたとき 別れのときを想像した その人を愛していけるかを考えたとき 別の人が胸裏をかすめた 本当に愛せるかどうかを思ったとき 自分の愛を疑った この世でもっとも優しく美しい悪夢を見よう もう一度 もう一度だけ この世で一番幸せな悪夢を...
松田拓弥
愛せる人を見つけたとき
別れのときを想像した
その人を愛していけるかを考えたとき
別の人が胸裏をかすめた
本当に愛せるかどうかを思ったとき
自分の愛を疑った
この世でもっとも優しく美しい悪夢を見よう
もう一度 もう一度だけ
この世で一番幸せな悪夢を
月と道
tag:www.takuyamatsuda.org,2008:/TEST/2//2.439
2008-09-08T20:42:46Z
2008-09-23T05:31:29Z
いつか屋上でふたり並んで寝転んだ夜 きみの鼻先に止まった半分の月 ぼくはそれが欲しかった 今はあまりに広く限りなく 果てのないぼくの前 道なき道ができてんだろう ぼくはそのなかをきっと歩いていくんだろう 振り返ればそこには道があって きっと足跡が作った影なんだろう あまりに細く節くれだって 何度も同じ場所で立ち止まっていたんだろう なにもないのはすごく怖い 海の上を歩くような 土の中を泳ぐような 海も土も闇じゃない きみは夜空を見上げてたのに ぼくにはじっと月を見つめているようだったんだ 明日も未来もその先も きっと見失ってしまってた お互い違う場所を見ていたんだ この先のどこかに行き止まりはあるのかな そこで終わる そして始まる ぼくの前 きみのうしろ どこまで行けばいいのかな ふたり並んでいいのかな そしたらいつかまた見失っていくことが増えそうなんだ ずっと見つめていたは...
松田拓弥
いつか屋上でふたり並んで寝転んだ夜
きみの鼻先に止まった半分の月
ぼくはそれが欲しかった
今はあまりに広く限りなく
果てのないぼくの前
道なき道ができてんだろう
ぼくはそのなかをきっと歩いていくんだろう
振り返ればそこには道があって
きっと足跡が作った影なんだろう
あまりに細く節くれだって
何度も同じ場所で立ち止まっていたんだろう
なにもないのはすごく怖い
海の上を歩くような
土の中を泳ぐような
海も土も闇じゃない
きみは夜空を見上げてたのに
ぼくにはじっと月を見つめているようだったんだ
明日も未来もその先も
きっと見失ってしまってた
お互い違う場所を見ていたんだ
この先のどこかに行き止まりはあるのかな
そこで終わる
そして始まる
ぼくの前
きみのうしろ
どこまで行けばいいのかな
ふたり並んでいいのかな
そしたらいつかまた見失っていくことが増えそうなんだ
ずっと見つめていたはずの月が
いつの間にかきみの奥に沈んでいってしまったように
怖いんだ
あのとききみはなにを見つめていたんだろう
ただそこにあった夜空かな
どこかに星を探してたのかな
なにもない空になにかを重ねていたのかな
ぼくが歩く道なき道
きみのうしろにできた道
今度は二人で向き合おう
Rain
tag:www.takuyamatsuda.org,2008:/TEST/2//2.438
2008-08-04T22:11:20Z
2008-09-23T05:31:29Z
目を閉じれば 真っ暗な闇が見えてくる また目を閉じれば 今度はまっさらな世界が見えてくる ずっと目を閉じていたら 新たな自分が見えてくる 子供のころは明日がすごく遠く感じた 大人になると昨日がロケットみたいに飛んでいく たぶん待ってるものが違うんだ 明日を待つのが怖くなる だから休みが早くなる 楽しい時間が加速する それはきっと 心のなかも加速するからなんだと思う 「追う」か「追われる」かの違いだとモウ 胸が痛いよ どうにもならない時間を秘めて 自分以外の人の気持ちを ちぎれそうな想いを秘めて つながれたいと願ってしまう 狂おしいほど愛しいのに 引き裂くような時を重ねる 愛は鎖 ちぎるためにも つなぐためにも その重さを支え合う 指を結んで 肩を組んで だけどそれは きっとだれのためでもないんだろう 唯一理由が必要のない 唯一理由を持ち寄らない 一人ひとりが自分のために 自分...
松田拓弥
目を閉じれば
真っ暗な闇が見えてくる
また目を閉じれば
今度はまっさらな世界が見えてくる
ずっと目を閉じていたら
新たな自分が見えてくる
子供のころは明日がすごく遠く感じた
大人になると昨日がロケットみたいに飛んでいく
たぶん待ってるものが違うんだ
明日を待つのが怖くなる
だから休みが早くなる
楽しい時間が加速する
それはきっと
心のなかも加速するからなんだと思う
「追う」か「追われる」かの違いだとモウ
胸が痛いよ
どうにもならない時間を秘めて
自分以外の人の気持ちを
ちぎれそうな想いを秘めて
つながれたいと願ってしまう
狂おしいほど愛しいのに
引き裂くような時を重ねる
愛は鎖
ちぎるためにも
つなぐためにも
その重さを支え合う
指を結んで
肩を組んで
だけどそれは
きっとだれのためでもないんだろう
唯一理由が必要のない
唯一理由を持ち寄らない
一人ひとりが自分のために
自分をつなぎとめとくために
心の中の暗闇
tag:www.takuyamatsuda.org,2008:/TEST/2//2.437
2008-08-01T21:59:08Z
2008-09-23T05:31:29Z
人は自分のなかに光を抱えてる きっと誰もが言うようなもんじゃない それは闇じゃない 光だ その光を守ろう その光をもっと輝かせよう その光を抱きつづけていよう そうやって努力してがんばって もがきながら生きてるんだ だけど環境や境遇がそうさせるんだ もがきながら苦しんで 悪あがきをしてる 僕は僕でありたい だから だれも心のなかに暗闇なんて持ってない 潜んでもない あるのは光だ 闇は光の影なんだ...
松田拓弥
人は自分のなかに光を抱えてる
きっと誰もが言うようなもんじゃない
それは闇じゃない
光だ
その光を守ろう
その光をもっと輝かせよう
その光を抱きつづけていよう
そうやって努力してがんばって
もがきながら生きてるんだ
だけど環境や境遇がそうさせるんだ
もがきながら苦しんで
悪あがきをしてる
僕は僕でありたい
だから
だれも心のなかに暗闇なんて持ってない
潜んでもない
あるのは光だ
闇は光の影なんだ
愛されたい
tag:www.takuyamatsuda.org,2008:/TEST/2//2.436
2008-07-26T01:47:55Z
2008-09-23T05:31:29Z
愛されたい 愛されたいよ 失うこと 忘れること ひとりでいることに いつしかもう慣れてしまった 愛されている それはもうずっと前のこと 愛されていた だけど忘れることもできないんだ 愛されることで傷つくこと 愛することで傷つけてしまうこと 愛して愛されてしまうことで その痛みにも気づけずにいること 愛することで痛みを忘れてしまうこと 愛されることで淋しさを見失ってしまうこと それってふたりぼっちと呼べるのかな ひとりじゃないから気づけないままでいていいことなんてあるのかな 愛するたびに見失って 愛されるたびに孤独になってく だけど愛されたいよ もうちぎれてしまうくらいに愛されたいよ 忘れることができないから きっとだれもが抱える孤独だから なにもかもを見失って 信じることを忘れてしまっても なににも気づけなくなってしまったとしても 淋しさや悲しみに言葉をなくしてしまっても 愛...
松田拓弥
愛されたい
愛されたいよ
失うこと
忘れること
ひとりでいることに
いつしかもう慣れてしまった
愛されている
それはもうずっと前のこと
愛されていた
だけど忘れることもできないんだ
愛されることで傷つくこと
愛することで傷つけてしまうこと
愛して愛されてしまうことで
その痛みにも気づけずにいること
愛することで痛みを忘れてしまうこと
愛されることで淋しさを見失ってしまうこと
それってふたりぼっちと呼べるのかな
ひとりじゃないから気づけないままでいていいことなんてあるのかな
愛するたびに見失って
愛されるたびに孤独になってく
だけど愛されたいよ
もうちぎれてしまうくらいに愛されたいよ
忘れることができないから
きっとだれもが抱える孤独だから
なにもかもを見失って
信じることを忘れてしまっても
なににも気づけなくなってしまったとしても
淋しさや悲しみに言葉をなくしてしまっても
愛するたび不安が募って
自分の気持ちに負けてしまいそうになる
愛されるたび不安が消えて
だれかが抱える淋しさを忘れてしまいそうになる
僕が愛したすべての人の笑顔の分だけ傷つけてきたと思う
まただれかを愛するたびにそれは色褪せていった
同じことを繰り返しながら
どんな小さな言葉も涙も気づけないまま忘れてしまう
だけどもう一度すべてをやりなおせても
また同じことを繰り返してしまうだろう
いつしかもう愛することにも愛されることにも慣れてしまった
愛されたいよ
愛したいよ
こだま
tag:www.takuyamatsuda.org,2008:/TEST/2//2.435
2008-07-09T19:01:22Z
2008-09-23T05:31:29Z
「おかえり」 かえってくる またかえってくるよ 小さな明かりがそこに灯される限り なにげない言葉 みんなだれもがあたり前のように使う言葉 また同じようなぬくもりがかえってくる さびしいのかな 眠れないな もう眠ったはずの部屋 明かりが一つ取り残されて 同じだけ淋しい思いをしていたのかな 眠れない日がきたときのために ため息の数だけ明かりが灯る くたびれた足音の数だけ 明るくしてくれたような気がするんだ だれもそこにはいなくても いつでも帰ってゆけるように いつ眠れなくなってもいいように 長い夜が待ちくたびれていたように 消し忘れでもなく 「おかえり」なんて声もなく ただ明かりをつけて待っててくれる 「愛してる」なんて言葉も必要ないように なにも見えないわけじゃないけど なにかに気づかせてくれるわけでもない 目を閉じてた暗闇をほんの少し明るく見せてくれるんだ 光なんてものではな...
松田拓弥
「おかえり」
かえってくる
またかえってくるよ
小さな明かりがそこに灯される限り
なにげない言葉
みんなだれもがあたり前のように使う言葉
また同じようなぬくもりがかえってくる
さびしいのかな
眠れないな
もう眠ったはずの部屋
明かりが一つ取り残されて
同じだけ淋しい思いをしていたのかな
眠れない日がきたときのために
ため息の数だけ明かりが灯る
くたびれた足音の数だけ
明るくしてくれたような気がするんだ
だれもそこにはいなくても
いつでも帰ってゆけるように
いつ眠れなくなってもいいように
長い夜が待ちくたびれていたように
消し忘れでもなく
「おかえり」なんて声もなく
ただ明かりをつけて待っててくれる
「愛してる」なんて言葉も必要ないように
なにも見えないわけじゃないけど
なにかに気づかせてくれるわけでもない
目を閉じてた暗闇をほんの少し明るく見せてくれるんだ
光なんてものではなくて
ぬくもりなのかもしれなくて
言葉とは違うこの不安や淋しさに
なにが返ってくるだろう
なにを返してくれるだろう
そしてこだまのない優しさやぬくもりに
なにを返せばいいんだろう
おかえりの声は言ってくれない
だれも褒めてくれやしない
なにかを言えば自分の声がかえってくる
それは小さな明かりのようなぬくもりだったり
だれかの信じたいと思った言葉だったりした
想い出色した眠れぬ夜の小さな部屋では
粒
tag:www.takuyamatsuda.org,2008:/TEST/2//2.434
2008-05-06T15:55:04Z
2008-09-23T05:31:29Z
僕は僕であって 僕でしかないんだけれど この僕がいつか いつの日かどこかの誰かが必要としてくれたとき そのときだけでもいい そのためにあればいいなって 冷たい雨に打たれて感じた 僕が雨に濡れてるとき きっと誰かも濡れてるんだ 僕は知らない だけど濡れてる人がいる 僕が恋人を抱きしめてるとき きっとたくさんの人もだれかを抱きしめてる だけどそれを知らない人もいる だれにも抱きしめてもらえず泣いてる人もいる そんな人に僕はなにもしてやれない ただ思う 僕が幸せを感じてるとき そうじゃない人もいるんだって 幸せなこの瞬間に、と、そうじゃない人に 涙が出てくる ただの優越感なのかもしれない そうじゃない人への同情なのかもしれない 下にも上にもキリがない 卑屈になればいくらでも僕は小さくなれる だけど思う 僕がどんな気持ちでいても だれかがどんな気持ちになっても 僕が涙を流すそれはいつ...
松田拓弥
僕は僕であって
僕でしかないんだけれど
この僕がいつか
いつの日かどこかの誰かが必要としてくれたとき
そのときだけでもいい
そのためにあればいいなって
冷たい雨に打たれて感じた
僕が雨に濡れてるとき
きっと誰かも濡れてるんだ
僕は知らない
だけど濡れてる人がいる
僕が恋人を抱きしめてるとき
きっとたくさんの人もだれかを抱きしめてる
だけどそれを知らない人もいる
だれにも抱きしめてもらえず泣いてる人もいる
そんな人に僕はなにもしてやれない
ただ思う
僕が幸せを感じてるとき
そうじゃない人もいるんだって
幸せなこの瞬間に、と、そうじゃない人に
涙が出てくる
ただの優越感なのかもしれない
そうじゃない人への同情なのかもしれない
下にも上にもキリがない
卑屈になればいくらでも僕は小さくなれる
だけど思う
僕がどんな気持ちでいても
だれかがどんな気持ちになっても
僕が涙を流すそれはいつまでも変わらない
だけど本当になにもできない僕なのかな
気づいたり思ったりするだけしかできないまんまの僕なのかな
涙を流すことしかできないのかな
それでだれかが救われるかな
たくさんの友達がいて
恋人がいて
家族があって
挨拶を交わすだけの人たちもいる
気づきもしない存在だってある
愛すべきたくさんの命があって
だけど愛されない鼓動もあって
僕がたった一歩足を踏みだすだけで
いろんな人に影響する
小さな手のひらににぎった石で
この地面になにを描こう
なにを刻もう
一体なにを残そうか
まだなにも知らない子供たちが
大人たちに囲まれて生きてるだけの子供たちが
毎日どこかで泣いてる
泣いてることすら気づいてもらえない子供たちがいる
自分には自分の生活がある
時代や政治家のせいにもできる
それで手一杯かもしれない
だからそれを仕事にしてる人たちを応援すればいいのかな
どこかの大人たちが飲むためのコーヒー豆は
子供たちが摘んでくるものなのかな
自分がそこへ行って抱きしめてはやれないから
自分はなにもできないのかな
本当になにもできないままの自分なのかな
そうじゃなくて本当は
何もしてないだけなんじゃないのかな
なにもできない自分に涙を流してるだけなんじゃないのかな
気づかないときはそれでもいい
もしもどこかで気づいてくれたら
ほんの少しでも残ってくれればそれでいい
なにが残るか
なにを残すか
そんなことはどうでもいい
なにか少しでもその手のひらにその胸に
バラバラになった記憶でもいい
愛すべき命
愛されない鼓動
そのすべてが残ればいい
どこかのだれかに
そしてどこかのだれかが
もしもなにも残らなくても
それはそれで僕は構わない
そんなふうに僕の命があったらいいなって
また涙があふれてくる
たまには自分に嘘をついて騙されてあげなよ
tag:www.takuyamatsuda.org,2008:/TEST/2//2.433
2008-03-24T23:46:02Z
2008-09-23T05:31:29Z
自分に嘘 ついたっていいよ ううん ついてあげなよ それでもし ほんの少しでもそのときが救われるんならさ 自分は騙せない? 自分に嘘はつけない? いいよ いいよ いいんだよ そんなに強がんなくたって それでも自分を騙せるだけの強さがあるじゃないか それでも自分らしくあろうとする強さがあるじゃないか 弱さなんかじゃないんだよ 素直にいるのとは違うんだ たまにさ 自分には正直でありたいっていう気持ちと 自分には正直でなきゃいけないっていう気持ちと なんかぶつかり合っちゃってうまくいかないときってあるんだよね 素直に泣ければいいんだけど やっぱりそうもいかなくてさ もう少しこのまま笑っていたい そういう気持ちがなんとなく なんとなく表に出しきれないだけなんだ いつも救ってくれたのは 自分以外のみんなだったんだって そんなふうに思いたくなるときもあるよ でもさ 自分だけじゃなかった ...
松田拓弥
自分に嘘
ついたっていいよ
ううん
ついてあげなよ
それでもし
ほんの少しでもそのときが救われるんならさ
自分は騙せない?
自分に嘘はつけない?
いいよ
いいよ
いいんだよ
そんなに強がんなくたって
それでも自分を騙せるだけの強さがあるじゃないか
それでも自分らしくあろうとする強さがあるじゃないか
弱さなんかじゃないんだよ
素直にいるのとは違うんだ
たまにさ
自分には正直でありたいっていう気持ちと
自分には正直でなきゃいけないっていう気持ちと
なんかぶつかり合っちゃってうまくいかないときってあるんだよね
素直に泣ければいいんだけど
やっぱりそうもいかなくてさ
もう少しこのまま笑っていたい
そういう気持ちがなんとなく
なんとなく表に出しきれないだけなんだ
いつも救ってくれたのは
自分以外のみんなだったんだって
そんなふうに思いたくなるときもあるよ
でもさ
自分だけじゃなかった
それでもさ
みんなだけじゃなかったんだよ
負けなかった
だれにも勝てはしなかったけど
だれにも負けなかったんだよ
たまにはそんな自分に騙されてあげなよ
甘えてもいいじゃないか
自分自身なんだから
きっとさ
いつかきっと
嘘なんかつかなくてもいい日がくるから
それがそうじゃなくなってるから
雲と心と笑顔のむこう
tag:www.takuyamatsuda.org,2008:/TEST/2//2.432
2008-03-14T02:07:38Z
2008-09-23T05:31:28Z
何かにすがりたいわけでも何かを諦めたわけでもないけど いつも心のどこかで雲が見つかる 煙でもなく空白でもなく 虚しさでも何でもない そして僕はそれに対して何もできないでいて それをまた増やそうとする 楽しいわけでも苦しいわけでもない もしも答えや理由があるのなら いつかそれが僕にとっての大空を掲げてくれるだろうか 僕の心は空だろうか 青いだろうか まだまだ青いままなんだろうか そこに浮かぶ雲やなんかは風に流れてゆくんだろうか 目を閉じたとき 泣けてくるとき 楽しいときもつらいときも それはいつもそこにあって あっちにもこっちにも見つかって 苦しさと同時に嬉しさもかき消していく これは一体なんなんだろう 不満なんかじゃないんだろうな 痛くもないし涙も出ない 探してもない花を見つけたときみたいだ それはただの花であって 僕にとっては花でしかない 名前もなければ色もない ただ流れて...
松田拓弥
何かにすがりたいわけでも何かを諦めたわけでもないけど
いつも心のどこかで雲が見つかる
煙でもなく空白でもなく
虚しさでも何でもない
そして僕はそれに対して何もできないでいて
それをまた増やそうとする
楽しいわけでも苦しいわけでもない
もしも答えや理由があるのなら
いつかそれが僕にとっての大空を掲げてくれるだろうか
僕の心は空だろうか
青いだろうか
まだまだ青いままなんだろうか
そこに浮かぶ雲やなんかは風に流れてゆくんだろうか
目を閉じたとき
泣けてくるとき
楽しいときもつらいときも
それはいつもそこにあって
あっちにもこっちにも見つかって
苦しさと同時に嬉しさもかき消していく
これは一体なんなんだろう
不満なんかじゃないんだろうな
痛くもないし涙も出ない
探してもない花を見つけたときみたいだ
それはただの花であって
僕にとっては花でしかない
名前もなければ色もない
ただ流れてゆく景色のなかのひとかけら
かけらはいつか実を結んでいくんだろうか
夢や希望は
いつか僕を そして僕の大切な人たちを
みんなみんな結んでくれるんだろうか
僕のなかのこの雲は
君のなかのわだかまりに似てるんだろうか
どこまでいっても僕が思い描ける空と同じ空ならば
僕のなかの雲を映す僕の心もまた
どこまでいっても僕を映してくれるんだろうか
朝も夜も、いつの日も
目を閉じれば雲のむこう側が見えるんだ
でも雲そのものは見えないんだ
なにもないんだ
きっと笑顔のことなんだ
僕の左手
tag:www.takuyamatsuda.org,2008:/TEST/2//2.431
2008-03-06T04:31:14Z
2008-09-23T05:31:27Z
「愛してる」とか「好きだよ」なんて そんなうわべいらねぇよ いくらでも嘘なんてつけんだよ そりゃ嬉しいよ キスより早く届くから でもそんなんじゃねぇんだよ 言葉じゃねぇんだよ どんなに時間がかかっても 手をつないでくれたほうが 時間なんていらねぇよ そんなの始まりと終わりを探すだけになるから ふと孤独が僕のまぶたに迷いこんできたとき そのぬくもりをまた 探そうとするんだよ 僕の手が 僕のこの手は 求めるんだよ そんな言葉じゃないんだよ そんなのそばにいなきゃ色褪せるんだよ 言葉なんてもらっても この気持ちに理由がくっつくだけなんだよ なにをそんなに捨てていくのさ なにをそんなにあきらめるのさ なにを拾ったつもりでいるのさ なにを救ったつもりでいるのさ まずは見失いかけてる自分を拾って救ってやれよ なにからなにまで全てが自分次第なんて言わないよ やっぱりいろんなことが自分も含め...
松田拓弥
「愛してる」とか「好きだよ」なんて
そんなうわべいらねぇよ
いくらでも嘘なんてつけんだよ
そりゃ嬉しいよ
キスより早く届くから
でもそんなんじゃねぇんだよ
言葉じゃねぇんだよ
どんなに時間がかかっても
手をつないでくれたほうが
時間なんていらねぇよ
そんなの始まりと終わりを探すだけになるから
ふと孤独が僕のまぶたに迷いこんできたとき
そのぬくもりをまた
探そうとするんだよ
僕の手が
僕のこの手は
求めるんだよ
そんな言葉じゃないんだよ
そんなのそばにいなきゃ色褪せるんだよ
言葉なんてもらっても
この気持ちに理由がくっつくだけなんだよ
なにをそんなに捨てていくのさ
なにをそんなにあきらめるのさ
なにを拾ったつもりでいるのさ
なにを救ったつもりでいるのさ
まずは見失いかけてる自分を拾って救ってやれよ
なにからなにまで全てが自分次第なんて言わないよ
やっぱりいろんなことが自分も含めてあるんだよね
楽しいことのあとには苦しいことがやってきて
そのあとまた苦しいことが続いたりさ
楽しい分だけつらくなるのは
またそういうときを迎えようって自分なりにがんばってんだ
だれがなんて言ったって
だれもなにも言ってくれなくたって
ダメならダメでいいじゃないか
ダメなりにがんばってんだ
結果がすべてなこともあるよ
だけど自分以外の全てなんて
ふと見つけてしまう孤独と同じなんだよね
きっとそこに意味なんてないんだよ
だれも孤独のためにいるんじゃない
これはそんなきみへの言葉なんだ
そばにいなきゃなんの意味もないものなんだ
どんなに時間がかかろうと
いつか手をつなげるようになれるためのね
気持ちを伝えるためのそれは
きっと光よりも早いんだ
きっとそれを嘘だと気づけること
わかってて言ってしまった言葉
やりたいこととやったことが違うときって
やっぱりあるよね
それが気持ちなんだよ
そういう気持ちもあるんだよ
きっと全部全部わかってる
わかってる
わかってる
だけどこの手は気持ちと嘘を
両方つかもうとしてしまうんだ
光より早くキスが欲しい
言葉なんていくらでも吐きだせんだ
自分のためにも人のためにも嘘がつける
だけどいつか君に孤独がふっと訪れたときは
僕のこの左手は
君のなかの僕が求めるその両方をつかむだろう
星屑ロンリネス
tag:www.takuyamatsuda.org,2007:/TEST/2//2.11
2007-12-01T04:44:00Z
2008-09-23T05:31:14Z
きっとだれもが瞬く星 昔はだれもが輝いていた その光を今に伝えようとしてる そうやって今もずっともがいてる ずっと昔 もしかしたらそれは昨日 自分がすごく輝いてたとき そこにしがみつくよに 切れた電池のスイッチを 何度も何度も押しちゃうように だからつらい 忘れちゃうのは怖いけど あのころの自分には負けたくない だけどね もうやめたよ そういうの ずっと先 もしかしたらそれは明日 僕も星になれてるかも 雨の日や雲が多い日 世界中のどこかの国、街 うつむいてる人やキスをしてる恋人たち 空を見上げる暇もなかったり そんな必要もない人たち もしかしたら人の数だけあるいろんな理由で その光は届かないかもしれない でもその光を見てくれる人がこの先 明日かもしれないし1年後かもしれない いつか僕に子供が産まれて 孫ができたときかもしれない その孫が大きくなって大人になったときかもしれない...
松田拓弥
きっとだれもが瞬く星
昔はだれもが輝いていた
その光を今に伝えようとしてる
そうやって今もずっともがいてる
ずっと昔
もしかしたらそれは昨日
自分がすごく輝いてたとき
そこにしがみつくよに
切れた電池のスイッチを
何度も何度も押しちゃうように
だからつらい
忘れちゃうのは怖いけど
あのころの自分には負けたくない
だけどね
もうやめたよ
そういうの
ずっと先
もしかしたらそれは明日
僕も星になれてるかも
雨の日や雲が多い日
世界中のどこかの国、街
うつむいてる人やキスをしてる恋人たち
空を見上げる暇もなかったり
そんな必要もない人たち
もしかしたら人の数だけあるいろんな理由で
その光は届かないかもしれない
でもその光を見てくれる人がこの先
明日かもしれないし1年後かもしれない
いつか僕に子供が産まれて
孫ができたときかもしれない
その孫が大きくなって大人になったときかもしれない
もしかしたら僕は生きてないかもしれない
だけど
だけど
いつか届くよ
きっとどこかのだれかには
今は自分ですらムダだなんて感じてしまうことだってあるだろう
僕だってそうだ
こんな未来の希望を説くようなことを書きながら
前に自分で書いた詩に妙に納得したりもしてる
でもそのたびに感じるんだ
結局いつも一人だけれど
そう感じるとき以外はそうじゃないって
つらいときに支えてくれたり
くじけてしまいそうなとき励ましてくれたり
淋しいときにはそばにいてくれたり
そういうことじゃないんだけれど
お互い返事だけのようなちょっとの言葉を交わしただけで
いつの間にか自然と笑い合えてたり
一人じゃないって
そう感じもしない
感じる必要すらないのかなってときが
たとえそれが一瞬でも
あるんだ
いつの僕も受け入れてくれる
不機嫌なときも笑ってるときも
泣きたいけれど泣かないときも
強がってるときも強いときも
決してすべてではないし
そんな必要もきっとない
僕の軌跡
それを目を背けずに見ててくれる
今はただ今を生きていければそれでいい
いつかだれかの光になれれば
この光がどこかのだれか
必要な人に届いてくれればそれでいい
昔どんなにすごいことをしてたって
それを引きずってまで築く必要なんてないんだよ
きっと今だって輝いてるから
だれも忘れちゃいないさ
きっとそうだ
みんながみんなを照らしてるんだ
その光は必要なときに必要な人が
それを見るんだ
いらねぇやつなんていねぇ
星の数ほど孤独はあるけど
それ以上に光があふれて
きっとだれかに照らされてる
照らしてる
明日は雨が降るといい
みんな少し休むといい
このタイトルは、『タッチ』の歌詞の一部を思いっきりそのまんまパクッた。
それはなぜなら、自転車をこいでの帰り道、あの歌を聴いてるとき感じたからであります。
きっとだれもが“星屑ロンリネス”。