ひさびさに会う人会う人、たいがい“ホント変わらないね”って言われる。
“相変わらず”とか“まだ言ってんの?”とか“わかったから”とか、もう半ば呆れぎみだ。
でも、それも、悪くないんだな、これが。
最近の思いの始めに、必ずといっていいほど“不思議だよ”っていうのがくる。
自分のことなのに、不思議で仕方ない。
憶えてる。
忘れない。
これ以上、ない。
不思議だよ。
言葉も気持ちも考え方も、なんもかんもが自分のことから他人のことへと離れていく。
── なにやってんだろ、おれ。
そんなふうに感じることも、ママ。
でも、なに1つ悲しくなんかないんだよな。
これまた不思議だけど、今まではずっとすべてが自分の目からでしか見れてなかったような気がする。
まあ、たしかに極端すぎるかもしれんけど、客観的にいろんなことが見えはじめてきてるような気がするんだよ。
今までは、どんなにはしたなくて下品でバカでアホでチンカスなことしてても、そんな自分を客観的に見れなかった。
高校のときには、「今の自分、客観的に見れてないべ」って笑われたこともあった。
まあ、それはそれで楽しかったからいいんだけど……
いや、やっぱり楽しいからいいんだな。
やっぱり自分と完全には切り離せないけど、そういう気持ちも大事だなって思えるんだよ、最近。
昨日、沈黙のなか、ベッドの中心に体育座りしてた。
── なにやってんだろ、おれ ── 今。
── でも、なんかいいな、こういうの。
── おれの脚、案外長いかも。
腹がへりすぎて胃がキリキリ痛んでても、それはそれで楽しかったりした。
そのときのそれより、そのときもっと大事なことがあったから。
やっぱり、おれってかわいい。
- 2006年10月25日 18:10
- Diary