いつもそばになんていなくていいよ
いてくれなんて言わないよ
君のことを想うだけで
君のことを想える距離にいられるだけで
優しくなれる
そんなことも言わないよ
君と知り合えたのはつい最近のことだから
君が僕を作ったんだとか
君のおかげで今の僕がいられるんだなんて
あったかすぎることは言えない
隠そうとはしてないけれど
その表情の裏に潜む君の過去
笑顔も涙もなかった想い出
出逢いも別れすら時の流れに埋もれてしまっていた
求めることも求められることも許せなかった
自分をごまかしてられるようなそんな余地すらなかった
逃げるようななにも積み重ならない毎日
きっとそばにいることが楽しいだけじゃ
笑顔になにもかもが押し流されて
今胸の奥にあるホントの気持ち
素直な気持ちを見失ってしまいそうになるんじゃないかな
お互いが君を僕を強くしたのなら
きっとお互いもっとずっと強かったんだ
そばにいて
もっとそばにきて
その手でこの胸に触れられるなら
その爪でこの気持ちをかき乱すほどに
もう二度と離さないで
お互いの弱さを隠すだけの気持ちじゃないよ
きっと強くなるための出逢いでもない
これまでのめぐり逢わせで今だからわかること
思いきり泣くことすらできなかった
そんな自分自身を受け入れてあげられること
素直な気持ちと向き合うこと
そんな他人のような自分の心も
みんなみんな認めてあげられるように
いつも目と鼻の先に立ちはだかる現実
おれといればいい
おれといつもいればいい
おれのそばにいればいい
おれがおまえのその過去のこの現実のすべて
そうなればいい
おまえもそうあれば
それでいい
だからこれからの日々は
少しずつ 少しずつ
笑顔も涙も積み重ねていけばいい
そうしていこう
君のすべてなんてわからない
だけどそのままいけばいい
どんな君も認めてゆける
どんな君も受け止める
涙が一度その眼にあふれたのなら
こぼれ落ちたあともずっと見守ってるから
泣きたくなったら笑えるまで涙を流せばいい
楽しいときは涙が出るまで笑えばいい
だから君がどうしようもなくつらいときは
自分に嘘をつけばいい
自分をごまかしてあげればいいよ
- 2007年11月24日 11:16
- Poetry