- 436 松田拓弥より
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七夕
2006年7月 7日 21:34
星の夢に夜空の闇をにじませて めぐり逢えずに去ってゆく時の波を この頬を伝った嬉し涙ですべてを洗い流してくれたなら 二人を隔てた川のほとりもやがて溶けてゆくだろう 七夕にまたたく星たちが きっと二人の時計を狂わせて 悪戯好きな子供のように 二人を空から包んでくれているはずだから めぐり逢えずに去っていった時の涙か… めぐり逢いに心をなぞった星の涙か… 時に、人が心の内にある気持ちや情景を言葉にするときには、まるで別の景色を映すことがある。 でも詩とかそのへんのことなら、人それぞれの受け取り方があっていい。俺はとにかくいろいろ書いてみるけれど、そのときの自分の考えや気持ちや、そこにあった景色を押しつけようとは思わない。単に自分が表現したい、表現してみたい、残しておきたいと思うだけで、自分と同じく誰もが共感してほしいとかも思わない。 なんか誰もが見れるホームページに公開して...
プリクラ手帳
2006年7月 7日 21:02
一緒に変な顔してプリクラ撮った人がいる。 そして、たくさん撮ったそれをアルバムに貼った。 もう1度、ふとあるときに手帳のそこを開いてみた。 全部憶えてた。 でも、そのどれもが証明写真みたいに見えた。 卒業アルバムみたいだった。 本当に大切だと思える人が、そこには1人もいなかったから… ホントはいるかもしれないけれど、見つけられなかったから…...
強さ
2006年7月 7日 11:27
【強さ】って? 今日は、わたくしの長い長い、とても長かったバスケットボール人生で培った思考も織り交ぜつつ、それについて語ってみようと思います。 ・攻撃は最大の防御なり・ はっきり言ってインチキだと思います… 守れなきゃ勝てないんです。攻めてばっかでもそれ以上に点数とられたら負けです。それ以上に打たれたらダウンします。まず、それ以上に攻められたら怖気づきます。人間、不安になるんです… バスケでは、強いチームってのは、やっぱり守りがすごかった。攻めはホントに基本的なことだけしかやってなくても、守りがすごかった。あんなの絶対攻めれません…と思ってしまうんですな。 バスケは、たとえ観てる分には誰にでも決めれそうな、走ってって飛びあがってただボールをポイッて置いてくるだけのような、あのバスケ部が華麗に美しくエレガントにやるシュートだって、はずすことがあるのです。コーチは10...
ピアス
2006年7月 7日 00:55
こないだ、バイト先の便所で気づいた… <ピアスが…な…ひ…> なんてこったい!? しかし、そこで俺は身震い…武者震い…悪寒…オカン…お母さぁぁぁぁん!! ものすごい喪失感… そりゃあもう、とんでもない喪失感の味わい…深い…深い…すごい…不快。 たかが石コロだね。 たかがピアスだね。 たかがアクセだね。 しかし俺は、そこで、鏡に映ったピアスのない左耳をつけた姿と見つめ合って、なぜか改信心したのです… 「せっかく親からもらった大切な体に…」 オー・ノー!! オー・ジーサン!! オー・クリスチャン!! 親からもらった体に、傷をつけたのです!! 俺は…俺は… ……… 俺が俺であるために!! そうなんです!! 親からもらった大切な体に己が傷をつけて、我が体に昇格させたのです!! 親の体の一部から切り離したのです!! へその緒だって、もうない…生ま...
ピクルス
2006年7月 6日 11:23
この1週間、まるでハンバーガーだけで過ごしたと言える。 朝:なし 昼:ハンバーガー3つ 夜:ハンバーガー2つ 飲み物は、いつもコーヒー牛乳である。やっぱり上手い…子供のころから、ずっとコーヒー牛乳に憧れておりまして… コーヒー牛乳って、ちょっとリッチな気分になれる…冷蔵庫に牛乳の豊富に並べられた家が、一番の憧れでした… なぜか…牛乳ってゴージャスな飲み物に…見える。 今ではテリヤキとかビッグとか、いろんな種類が出てきて、キャンペーンみたいのになれば月見とかも、さらに種類が増えてくる。 昔は…そう、まだ幼少のころは、俺もテリヤキとか、いや、ほぼテリヤキばっかり食べていた。 なんでだろう? テリヤキとか、なんかああいう黒っぽくて脂のテラテラしたものに、ちょっと大人な雰囲気を感じていたのかもしれない。 でも家では、そういうハンバーガーとかは、食べさせてもらえ...
におい
2006年7月 6日 00:16
それだけで、すぐわかる。 昔っからそうだった。 人を、その人のにおいで判別してた…きっと無意識なのかもしれないけれど、シャンプーとか香水とか、その人が乗ってる車のそれかもしれないけれど、その人にはその人の“におい”ってのが必ずある。 抱かれたとき、抱いたとき、すれ違ったとき、触れたとき、いろんなときに、いろんなところで、いろんなにおいを感じてる。 それがやがては、その人のぬくもりに変わったり、その人の証になったり、その人との証になったりする。 一人ひとりがそれぞれで、絶対に、同じにおいは存在しない。 必ず「これ、○○のにおいだ…」って、なぜかひとり言みたいにつぶやいてる。 懐かしむように、記憶のなかに刻みこもうとするように。 でも胸のなかに記憶するときには、いつも必ず無意識なんだろう。 出逢ってすぐには、そんなにおいは感じない。 10回通ってもその国道の...
集大成
2006年7月 5日 19:58
理由はいらない。 結果はあとからついてくる。 理由はあとからいくらでもつけられる。しかも、自分が都合がいいように。 結果はある程度なら先に予想できる。 だから、人間の感情に限度はない。 想像力には壁もない。枠もない。 ぼくをカゴのなかの鳥というなら、あなたは、それを指で突きまわす部屋のなかのヒト。 飛べる鳥をカゴのなかに閉じこめて、自分の背中に羽根をもらう。 そんな気でいる。そんな気になる。 意味不明のさえずりに、理解できない鳥の声に、理解した気でエサと水を入れてあげるヒトの微笑み。 自分の夢を、手中の鳥に映してみても、鳥をたくさん集めてみても、叶う夢は鳥の名前を自分の夢にすることぐらい。 空を飛んだ人の次は、どこまで高く飛べるかだった。 より高く、より高く。 そしたら今度は、どこへ飛ぶかに変わっていった。 サルを宇宙へ飛ばしてみた。 行き着く...
ノート
2006年7月 5日 10:58
いつもズボンのポケットに折り曲げたノートを突っ込んでいた時期があった。思いついたこととか感じたことを、いつでも書き留めておけるようにしていた。 でもある日、それをどっかに落として失くしたとき、なんとなく自分自身までもがカラッポになってしまったような感じがした。 でも、そんなカラッポも悪くなかった。 空の色を知っている。虹色に変化して、夜になると黒くなって、時には大きな空のなかでいろんな色に染まってる。 空に虹が架かる。 空が虹になる。 空が虹に架かる。 夜空に三日月。 細くてキレイで鋭くて。 それは空よりずっと小さく見えるのに、夜空がその先端にひっかかってるようにも見える。そんなときがある。 そしてそんな夜は、満月よりも美しい。 満月は、人の心を狂わすという。 たしかにそんな気がした日もあった。なんとなくワクワクしてきたり、吸い込まれそうになるぐらい...