松田拓弥の想ひ全集

  • 436 松田拓弥より
  • コメント 36 もありがとう

ありふれた

2006年9月19日 00:23

時に嘘が笑顔にした 時に真実で涙を見た 人の表情が基準じゃないけど それを感じてしまった 知れず泣かせてしまったこともある だけどいつの間に笑っていたのか 気持ちを伝えたかったはずなのに 言葉が心を裏返してしまったように 昨日見た夕陽が 今日の朝陽と思えぬように 同じものが同じに見えない 違うものを一緒にしようとしてしまう ホントは泣きたいのに 笑っていようと強がったり...

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Poetry
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いつか

「がんばれ」

2006年9月17日 00:27

 「がんばれ」って万能だと思ってた。  万人に通用する励ましの言葉だと思ってた。  でも“鬱”の人には、それは言っちゃいけない言葉だと知った。  なんでかはわからない。  鬱の人がいる。そして、そう言ったことがある。  でもその人は、僕に「ありがとう」と言ってくれた。そして「がんばる」とも言ってくれた。  笑ってくれた。  なんでかはわからない。  なにも知らない僕に、ムリしてくれたのかもしれない。  僕はなんもわかってないんだろうか。わかろうともしてないんだろうか。  その人からたくさんの話を聞いて、僕は僕なりにわかったつもりでいた。  わかったつもりになってるだけなんだろうか。  そして出た言葉が「がんばれ」だった。だから「ありがとう」だったのだろうか。  なにをがんばったらいいのかわからない。  がんばる理由がわからない。  がんばったその先、なにになるのかわらかない。...

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Essay
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いつか

not SEX

2006年9月16日 03:01

【人間の3大欲求】だという。  食欲。睡眠欲。性欲。  いや、違うな。最後が違う。  食欲。睡眠欲。知欲。  腹がへれば食べたくなる。  起きてりゃそのうち眠くもなる。  ただ、性欲ってやつが……どうも違うような気がしたこの頃。  そこは“知る”ってことだと思うわけよ。  そのなかに含まれてるもんなんじゃないかと思えてきたわけ。  気になる人がいると、その人のことを知りたいという気持ちが、どこからともなく沸いてくる。  で、その人を知っていくっていう過程のなかにセックスだとか、性欲っていう部分があるんじゃないかと……  はっきりしない。自信もない。  おれも男だ。  やっぱり人によってセックスだとか、性欲っていうものに対する考え方というか、とらえ方が違うとも思うわけだ。  “セックスレス”っていう言葉が一気に表面化してきた。  思いっきり衝撃を受けた一人。  性欲っていう部分...

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Essay
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いつか

僕ら

2006年9月14日 00:34

もう涙なんかいらないさ。 つらいときも嬉しいときも、きっと充分流しただろ? きっと僕の知らないときも。 言葉もきっと必要ない。 もいちど自分と向き合ったとき、自分自身に笑ってあげて。 “本当にありがとう”って。 だけどこれからもずっと大切にしていきたいのは、こうして少し離れて本を読んでる横顔。 いつも同じじゃなくていい。 ずっと見ててほしいなんて言わない。 昨日の笑顔もあの日の涙も、今きみが抱えるその本も、きっと僕らと呼べるすべてのなかの1つだから。 僕らのすべてが、僕らっていう1つなんだから。 きみはきみの宝なんだ。...

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Poetry
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いつか

ありがとう

2006年9月12日 00:34

 会えないことがつらいんじゃない。  ただ会えることが嬉しいんだ。  いろんなことがあたり前になってくると、それに対する感謝の気持ちってのが、それ以上のスピードで薄れていくような気がする。  ないのは困る。  だけど、あってあたり前。  空気に改めて感謝を示す人は少ないかもしれない。無意識のうちに、呼吸できてるってことで、それを感謝だとする人もいるかもしれない。  いや、これはちょっとたとえが間違ってるかも。  たとえば、“お昼のお弁当”とか。 「あ、そういえば、今日の弁当は?」 「ちょっと忙しくて作れなかったの」 「は? じゃあ、今日どうすんだよ」 「どうすんだよって……そんな、もともとあるものじゃないのよ」  たとえ話2 “約束のない約束”の巻。 「今からだいじょうぶ??」 「ああ、今日ちょっとムリ」 「えぇ~、マジ~??」 「マジ」 「約束はしてなかったけどさ、いっつも...

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Essay
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いつか

グー・チョキ

2006年9月11日 03:09

 “神様”って、1人じゃなくていいのかもね。  つらいときに神頼みってしたくなるから、もし神様が1人だけだったら、神様だって大変だ。  全部が全部助けられない。  神様って万能らしいから、体が1つだけじゃないかもしれない。それでもきっと、息切れするだろうし、病気にもなったりするかもしれない。風邪で寝込んだり、今日はちょっと疲れたから人並みに“サボり”とかあってもいい。  つらいときだけ神様に頼ってたんじゃ、神様だってサジも投げたくなるだろうさ。  でも何かあったとき、感謝されるのも神様だから、そうも言ってられないんだろう。  まあ、こんだけたくさんの神様がいるのに、助けられる人と助けてはもらえない人がいるってのは、そのへんを口実にすることもできるんだろうけど……  お賽銭だって、子供にあげるお小遣いの10分の1にもならないさ。  助けられた人だけが信じて、そうじゃない人は信じ...

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Essay
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いつか

想う

2006年9月 9日 00:07

 泣いた。  涙が出てきた。  止められなかった。  その大事な人のことをしゃべっていたら、まるでさざ波のように静かな涙が押し寄せてきた。  最近その人とのあいだに、なにかしらわからないけど距離を感じるようになってしまっていた。  でも明らかに態度でそう示されてるとかじゃない。それはなんとなく、肌で感じるもの。感じてしまうもの。  実際には、そんなの勝手な妄想なのかもしれない。  触れられるものじゃない。触れたわけでもない。目には見えない。形もない。お金じゃ買えない切符がある。  どうしても、こらえることができなかった。  でもこれは、流していいもんだとも思った。だれも見てない。我慢することでもない。そんな制限だってどこにもない。  でもやっぱり、がんばっていた。  上を向いて、下を向いて、深呼吸して、また大きく息を吐いて。  でもダメだった。  こぼれた。  そして、1度流...

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Essay
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いつか

追い風と向かい風の吹きすさぶ道のり

2006年9月 8日 00:23

 大切な人がいる。すごく。  すごく大切だ。同じぐらい大切だ。  大切な人に優先順位なんて、そんなものつけるほうがおかしい気もする。  大切な人は、そのまま“大切な人”でいいと思う。  まあ、それはいいとして、ひさしぶりに会えるらしい。  1人は遠い。ただ遠い。とにかく遠い。  もう1人は近い。ただ時間が合わない。とにかく合わない。  が、しかし、同時に2人とは会えない。  そして、それは突然だった。  そんな脅威のダブルブッキング。  こんなとき、どちらと会うべきなんだろう??  やっぱ、どちらかとは会いたいわけ。  でもこれだと、さすがに優先順位ってことになっちゃうんだろうか??  遠路はるばる遠いところから、わざわざ会いに来てくれるという。  でもそれは、ただ遠いというだけだ。時間はいくらでも融通がきくらしい。  結局、お金とかの問題になっちゃうんだろうか??  気を遣...

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Essay
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いつか
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