僕ら

もう涙なんかいらないさ。
つらいときも嬉しいときも、きっと充分流しただろ?
きっと僕の知らないときも。

言葉もきっと必要ない。
もいちど自分と向き合ったとき、自分自身に笑ってあげて。
“本当にありがとう”って。

だけどこれからもずっと大切にしていきたいのは、こうして少し離れて本を読んでる横顔。
いつも同じじゃなくていい。
ずっと見ててほしいなんて言わない。
昨日の笑顔もあの日の涙も、今きみが抱えるその本も、きっと僕らと呼べるすべてのなかの1つだから。
僕らのすべてが、僕らっていう1つなんだから。

きみはきみの宝なんだ。

  • 2006年9月14日 00:34
  • 松田拓弥
  • Poetry

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