"Poetry" にまつわる文章のリスト
僕のなかの鎮座
せっかちな蜂
穏やかな花
麗しき景色
ここから見得る何もかもが
この手に取ることができるような
そんな不安に駆られるときがある
ホントはきっと見えないものを
手探りでもぎ取ろうとしてるだけなのに
動かぬものを拾い集めて
僕のなかに鎮座させる
そしてそれを見つめる日々
それを安心と僕は呼んでた
でも違う
不安とうまく付き合うことが
いろんなものを受け入れたり
些細なことを信じれたり
あらゆるものとぶつかり合ったり
僕のなかの消えないものと
この世界にひしめき合う見えないものを
ただ漠然と恐れることもなく
信じていける力にできる
そんな力ができる
になる
きっと今ある自分やこの世界は
今の僕にとって申し分ないものなんだ
そして僕はそこに生きてる
誰かの優しさが僕の横を素通りしても
きっと誰かの心には触れてるはずだから
- 2007年3月27日 02:02
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ドアを開けた向こう側
今までこれまでそれまで
過去の涙のどれよりも
今ある笑顔が大事なのかな
すべての傷や痛みを捨ててまで
手にした笑顔を抱きしめること
それが涙を力にかえる術なのかな
あのときの自分に今の自分は
どんなふうに映るのかな
笑ってくれるかな
過去を自分のなかから全部
消してしまえたらそれでも
泣きじゃくってしまうかな
あのとき抱えた自分のひざと傷と
その涙が消えてしまったことに
泪してしまうのかな
今までずっと途切れることなく
涙のあふれるその全部を
かき消すほどの笑顔かな
きっとその笑顔にも気づかないまま
その上を歩いて行ってしまうのかな
どの笑顔を守ればいいの
きっと今ある自分の
すべてを守ってあげればいいよ
笑顔も涙も過去も未来も
ドアを開ければ
その向こう側があるように
時には閉じてもいいんだよ
- 2007年3月26日 05:06
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終わらない君
この孤独感に果てなどないの
その不安に終わりはないの
どうなの
いつからか芽生え
いつからか途絶え
そしてまた今から
始まろうとしている
いつか言えなかった「好き」ってひと言を
いつも伝えきれなかった“永遠”の意味を
どれだけ涙を流しても途切れることのなかった別れ
そして出逢いがそれを忘れさせた
だけどそれはいっときだけで
どれだけの人と触れ合ってても
ふとそれが頬をかすめただけで
どんどんふくれてしまう
幸せを少し感じるたびに
不安もどんどん大きくなって
不安でいっぱいになるたびに
ホントはいらないはずの孤独を求めてしまう
手に触れた瞬間に
そのすべてが自分のなかに消えてしまったようで
ぬくもりの実感を見失ってしまいそうになる
だけど消えずにあるんだね
孤独のなかで眠ってしまいそうになるたびに
ふと静かに目が覚めるんだ
それは自分が感じようとしてないだけなんだって
消えたんじゃなく
溶けたんだ
溶け合ったんだ
触れてくれた場所にもう一度
自分で触れて 目を閉じて
静かになぞってみるといいよ
今度は自分にその“永遠”を
もう一度「好き」って伝えてあげようよ
- 2007年3月21日 05:08
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LEAL
お金がなくて夜毎肉まんばかりを口に入れて
だけど食いしばった歯の隙間から
マグマのように脂があふれだしてくる
にぎりしめた指の隙間から
ヨダレのように滴り落ちる
リアルすぎる現実なんて
きっと誰もが見たくもないし
そこで信号待ちのようにくすぶっている
すべてを受け入れるなんてできっこないのに
できたような気になって
自分にとって都合のいい部分だけをすくいあげる
そして簡単に捨てるんだ
自己満足なんて言わないで
そんなちっぽけな防衛線のこっち側で
逃げ道ばかりを作らないで
具体的すぎれば
その枠から逃げられなくなる
リアルすぎれば
そこから目を背けたくなる
だからそこで何かを見つけたら
期待ばかりがふくらんで
痛いくらいの光が刺す
その方向へ足が勝手に動いてしまう
突きつけられる現実に
ほんの少しの夢と期待
やわらかな光はどこにもない
ならば自分で作ればいい
- 2007年3月13日 00:59
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淋しさの居場所
このこみ上げてくる優しさって
一体誰からもらったの
わからないや
見えないや
誰にも
僕にも
この感じる優しさって
一体どこからやってくるの
わからないや
つかめないや
きっと
僕には
誰かを傷つけてまで
欲しがっていた
僕のなかに眠らせた
淋しさの居場所
きっとそれは
心のなかの心であって
心のごくごく小さな破片のような部分
僕のなかのおんなじようなもの
それを同じ場所に閉じ込めたんだ
誰にもそこが見えないように
そして僕にも見れないように
またあんなふうに
誰かを憎むようになるのかな
またあんなふうに
誰かを愛せるようになれるかな
ふと忘れてしまいそうな
見失ってしまいそうな
まばたきさえも怖くなって
それはいつしか薄れたようで
消えてしまったような気がしてた
探しつづけた答えが見つかったときのように
嬉しいようで何だかむなしくなってった
自分とバイバイしてるようで
もっと淋しくなってった
いつしか何も感じなくなって
それすら自分でにぎりつぶした
傷や痛みと向き合えなくなって
求めてたはずの優しさやぬくもりにも背中を向けるようになっていた
手を伸ばせば届く範囲の何もかもが
心が何も受けつけなくなってくんだ
そんな自分は誰にもさらせないくせに
見つけてほしいってずっと待ってる
僕のなかに見えるピースは
そんな僕のほんの少しの勇気だったりした
またあんなふうに
誰かを許せるようになるのかな
またあんなふうに
誰かに愛してもらえるのかな
誰かのためとか
なんのためとか
逃げたり怖くなったり
踏み出すことを刹那ためらってしまったり
いつかそんなことでこじれたことがあるのなら
またおんなじことで何度も何度もこじらせんだよ
駆け引きだとか損得だとかプライドなんかも捨て去って
気持ちをそのままぶつけてみた
素直になりたい
自分自身に素直でありたい
ただ純粋な目で見つめていたい
またもいちど始めてみたい
熱にうかされたように求めてるんだ
僕のなかの2つの居場所
たとえ騙されてたっていいよ
たとえまたあんなふうに涙を流すことになったとしても
またあんなふうにそんな自分を許せるのなら
- 2007年2月22日 06:04
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冷たいぬくもり
気づいてしまった
それは恋人や友人たちではなく
いつも僕を癒してきたのは孤独だけだと
“ひとりじゃない”とか“ぬくもり”だとかは
いつもそこに変わらずあるだけの慰めでしかないと
きっとそれは棘のない薔薇
そして孤独は棘だけの薔薇
不意に背中を向けられるたび突き刺さるんだ
僕もその気持ちがわかるから
否応なくわかってしまうから
思い知らされるんだ
孤独以外
自分以外
何が時を超えられるだろうって
傷つけたり傷つけられたり
痛みを知って
それを隠すことも知った
意地を張ってそれに気づかぬふりをして
嘘でも騙すことでもなく
わかってるのに言わないだけ
大声で泣きわめくことをしないように
時間も何も関係なく
痛みや傷が癒えることはなく
それは記憶や意識が薄れるだけで
消えてしまうことはないから
癒えることは許すこと
それは自分以外
誰にもできることじゃないから
ひとりじゃないのは
きっと誰もが心のなかに
それを抱えているからなんだ
- 2007年2月14日 01:19
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感じんだよね
おれ思うわけよ
人を愛するって理屈じゃねって。
洋楽聴いてて何言ってんのか全然わかんねぇけど、「この歌好き」って感じるようにさ。
夢って何?
愛って何?
そやって訊くこと自体、間違ってんじゃねぇかなって。
そして、間違いなんてこともきっとないって。
「答えは1つじゃない」って言うよね。
でもさ、おれ思うんだよね。
それは自分だって。
だから答えは常に1つなんだって。
相手あっての愛ならさ。
ふたりで1つでいいんじゃねぇかなって。
考えて考えて、こねくりまわして、1つのこともいろんな断片にバラしちゃうんだなって。
元は1つ。
細分化しても元は1つ。
その1つにまた戻ればいいじゃん。
簡単なことじゃないのはわかってるけど、ぶっ壊したのは自分だからね。
自分ひとりで生きてるんじゃないけどさ。
自分以外の人がいての自分なのかもしれないさ。
でも自分は自分でしかない。
憧れや期待はあったとしても、いつも自分の憧れは、きっと自分のなかにあるって思っちゃうんだ。
何?
そうじゃなくてさ。
何でもないのさ、きっと。
“白髪”もさ。
“ロマンス・グレー”って言えばカッコイイじゃん。
愛してる。
愛してるよ。
それ以外の表現でその気持ちを伝えたいよ。
そしたらおれ、なんも考えられなくなっちゃってさ。
何も言えなくなっちゃってさ。
黙って抱きしめるとか手ぇつなぐとかぐらいしか思いつかなくてさ。
なんか情けないよな。
でもさ。
そのとき一番感じれたんだ。
伝えようとした気持ちがさ。
逆に伝わってきたんだ。
自分が伝えたい本当の気持ちがさ。
自分が何も言えなくなって、何もできなくなって、初めて感じたんだ。
深かった。
なんかすっごく深かった。
泣けもしないんだよ。
ものすごく静かだった。
でも、すっごい求めてたんだよね。
自分の気持ちを伝えることが難しいだけ、それに気づくことも同じだけ難しいんだなって。
すっげぇな、それ。
- 2007年2月 6日 01:25
- Poetry
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