おれ思うわけよ
人を愛するって理屈じゃねって。
洋楽聴いてて何言ってんのか全然わかんねぇけど、「この歌好き」って感じるようにさ。
夢って何?
愛って何?
そやって訊くこと自体、間違ってんじゃねぇかなって。
そして、間違いなんてこともきっとないって。
「答えは1つじゃない」って言うよね。
でもさ、おれ思うんだよね。
それは自分だって。
だから答えは常に1つなんだって。
相手あっての愛ならさ。
ふたりで1つでいいんじゃねぇかなって。
考えて考えて、こねくりまわして、1つのこともいろんな断片にバラしちゃうんだなって。
元は1つ。
細分化しても元は1つ。
その1つにまた戻ればいいじゃん。
簡単なことじゃないのはわかってるけど、ぶっ壊したのは自分だからね。
自分ひとりで生きてるんじゃないけどさ。
自分以外の人がいての自分なのかもしれないさ。
でも自分は自分でしかない。
憧れや期待はあったとしても、いつも自分の憧れは、きっと自分のなかにあるって思っちゃうんだ。
何?
そうじゃなくてさ。
何でもないのさ、きっと。
“白髪”もさ。
“ロマンス・グレー”って言えばカッコイイじゃん。
愛してる。
愛してるよ。
それ以外の表現でその気持ちを伝えたいよ。
そしたらおれ、なんも考えられなくなっちゃってさ。
何も言えなくなっちゃってさ。
黙って抱きしめるとか手ぇつなぐとかぐらいしか思いつかなくてさ。
なんか情けないよな。
でもさ。
そのとき一番感じれたんだ。
伝えようとした気持ちがさ。
逆に伝わってきたんだ。
自分が伝えたい本当の気持ちがさ。
自分が何も言えなくなって、何もできなくなって、初めて感じたんだ。
深かった。
なんかすっごく深かった。
泣けもしないんだよ。
ものすごく静かだった。
でも、すっごい求めてたんだよね。
自分の気持ちを伝えることが難しいだけ、それに気づくことも同じだけ難しいんだなって。
すっげぇな、それ。
- 2007年2月 6日 01:25
- Poetry
ランキング参加中なので。
単語連鎖
- あとがき : 冷たいぬくもり
- まえがき : そして、Vistaに落胆。