このこみ上げてくる優しさって
一体誰からもらったの
わからないや
見えないや
誰にも
僕にも
この感じる優しさって
一体どこからやってくるの
わからないや
つかめないや
きっと
僕には
誰かを傷つけてまで
欲しがっていた
僕のなかに眠らせた
淋しさの居場所
きっとそれは
心のなかの心であって
心のごくごく小さな破片のような部分
僕のなかのおんなじようなもの
それを同じ場所に閉じ込めたんだ
誰にもそこが見えないように
そして僕にも見れないように
またあんなふうに
誰かを憎むようになるのかな
またあんなふうに
誰かを愛せるようになれるかな
ふと忘れてしまいそうな
見失ってしまいそうな
まばたきさえも怖くなって
それはいつしか薄れたようで
消えてしまったような気がしてた
探しつづけた答えが見つかったときのように
嬉しいようで何だかむなしくなってった
自分とバイバイしてるようで
もっと淋しくなってった
いつしか何も感じなくなって
それすら自分でにぎりつぶした
傷や痛みと向き合えなくなって
求めてたはずの優しさやぬくもりにも背中を向けるようになっていた
手を伸ばせば届く範囲の何もかもが
心が何も受けつけなくなってくんだ
そんな自分は誰にもさらせないくせに
見つけてほしいってずっと待ってる
僕のなかに見えるピースは
そんな僕のほんの少しの勇気だったりした
またあんなふうに
誰かを許せるようになるのかな
またあんなふうに
誰かに愛してもらえるのかな
誰かのためとか
なんのためとか
逃げたり怖くなったり
踏み出すことを刹那ためらってしまったり
いつかそんなことでこじれたことがあるのなら
またおんなじことで何度も何度もこじらせんだよ
駆け引きだとか損得だとかプライドなんかも捨て去って
気持ちをそのままぶつけてみた
素直になりたい
自分自身に素直でありたい
ただ純粋な目で見つめていたい
またもいちど始めてみたい
熱にうかされたように求めてるんだ
僕のなかの2つの居場所
たとえ騙されてたっていいよ
たとえまたあんなふうに涙を流すことになったとしても
またあんなふうにそんな自分を許せるのなら
- 2007年2月22日 06:04
- Poetry