"Poetry" にまつわる文章のリスト

感じる笑顔

きみが笑うとまるで目をつぶっているように
きっとそやってきみは僕の心のなかを覗いているのかな
きみの顔から気持ちがいっぱい
いっぱいいっぱい弾けるとき
その瞳を閉じて
そう瞳を閉じて
僕のそばにいてほしい
きみがもう二度と目を開ける必要もないくらい
僕がその手をにぎってるから
きみを抱きしめる

僕はいつも君の笑顔がほしいから
どうしてもこの目を閉じられなくて
怖くなる
君の笑顔が消えてしまう
君が安心して目を閉じられなくなるその瞬間

だけどきみが目を閉じてと言うたびに
僕のなかできみの笑顔が見えてくる
不思議なくらい
きみを見つめているときよりはっきり
遠くで小さな雫がこぼれた音のように
きっと
きみの笑顔を感じてるんだね
この目で見るよりはっきり
この手で この胸で この心に

  • 2006年9月22日 01:01
  • 松田拓弥
  • Poetry

ありふれた

時に嘘が笑顔にした
時に真実で涙を見た

人の表情が基準じゃないけど
それを感じてしまった

知れず泣かせてしまったこともある
だけどいつの間に笑っていたのか

気持ちを伝えたかったはずなのに
言葉が心を裏返してしまったように

昨日見た夕陽が
今日の朝陽と思えぬように

同じものが同じに見えない
違うものを一緒にしようとしてしまう

ホントは泣きたいのに
笑っていようと強がったり

  • 2006年9月19日 00:23
  • 松田拓弥
  • Poetry

僕ら

もう涙なんかいらないさ。
つらいときも嬉しいときも、きっと充分流しただろ?
きっと僕の知らないときも。

言葉もきっと必要ない。
もいちど自分と向き合ったとき、自分自身に笑ってあげて。
“本当にありがとう”って。

だけどこれからもずっと大切にしていきたいのは、こうして少し離れて本を読んでる横顔。
いつも同じじゃなくていい。
ずっと見ててほしいなんて言わない。
昨日の笑顔もあの日の涙も、今きみが抱えるその本も、きっと僕らと呼べるすべてのなかの1つだから。
僕らのすべてが、僕らっていう1つなんだから。

きみはきみの宝なんだ。

  • 2006年9月14日 00:34
  • 松田拓弥
  • Poetry

PETAL

PETAL

花が咲けば散るように
僕らの出会いも同じように
散るのもきれいな花だから
なにがあっても
この先なにが待ってようとも
また何度も咲き誇ろう

ひらひら落ちる花びらを
手のひら花びら指の隙間
服のどこかに引っかかってる
散っても咲いても美しいなら
つぼみのころも愛しい
きっと咲く花 想い描けてしまうから

  • 2006年9月 7日 00:19
  • 松田拓弥
  • Poetry

Doublue vision

真昼の焼けるような暑さから
夕方涼しい風が吹き抜けるころ
疲れた夢のかけらを思いだす
青く濁った空を見上げて

緑色に輝くはずの草っ原も
ところどころが焦げたようで
ホントの色が見えにくくなってる
窓を開けても迎えてくれるはずの風もない日のように

また恋人を抱きしめるたび
過去の恋を語り継いで
新たな嫉妬や怒りや不安を受け入れ
古い涙や笑顔や嘘は色褪せてゆく

だけど忘れることはない
忘れるなんてできやしない
1度は焦がれるほどに心が震え
同じ想いでこの空の色も澄んだはずなんだ

  • 2006年9月 5日 23:52
  • 松田拓弥
  • Poetry

ten

愛はあたり前ぐらいにあればいい
気づけばいつでもそこにある
忘れることもないだろう
たとえ見失ってもそこにある

なにも特別なことなんていらないんだ
それはそんな時間のなかでしか
見つけることができないから
探さないと出てこなくなってしまう
引っ張り出さなきゃ実感できなくなってしまう

気づけばいつでも過去になってる
変わることを受け入れられなくなってしまう
“あのころは”とか“前は”なんて
それはそのときだけのそれでいいんだ
今は未来につながってる

幸せは笑い飛ばせるぐらいがちょうどいい
きっとそれが幸せだから

  • 2006年9月 5日 09:56
  • 松田拓弥
  • Poetry

鏡像

僕の知らぬ間に夜が明けていく
ずっと眺めていたとしても
きっと気づくことはなかっただろう
星が溶けて月の影が薄れてく

よそ見も別れも心変わりも
誰も責めることはできない

誰も1度好きになった人を
嫌いになるために好きになるわけじゃない
傷つけるために向き合うわけでもない
誰も気づかぬうちに愛し合っていたように

だけど“仕方ない”でも片付けられない

  • 2006年9月 1日 18:18
  • 松田拓弥
  • Poetry

いつか空に虹が架かる

傘の下では半分いつも濡れていた
なんだかんだと寄り添い合っては
少し君が離れるたびに
僕が少し追いかける
僕が君の手を引いて
それでも君はちょっと
幸せそうに微笑むんだ

だけど今はこの傘が
とても大きく感じられる
下でどっちに傾いてみても
上はなにも見えなくなってしまってて
まわりを見ても他人ばかりで
僕は傘をささなくなった

たまには一緒に濡れようって言ってみたかった
そしてまた君が微笑んでくれるのを見てみたかった
でももう誰もこの雨から守る必要がなくなってしまった
だから

  • 2006年8月30日 01:12
  • 松田拓弥
  • Poetry

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