真昼の焼けるような暑さから
夕方涼しい風が吹き抜けるころ
疲れた夢のかけらを思いだす
青く濁った空を見上げて
緑色に輝くはずの草っ原も
ところどころが焦げたようで
ホントの色が見えにくくなってる
窓を開けても迎えてくれるはずの風もない日のように
また恋人を抱きしめるたび
過去の恋を語り継いで
新たな嫉妬や怒りや不安を受け入れ
古い涙や笑顔や嘘は色褪せてゆく
だけど忘れることはない
忘れるなんてできやしない
1度は焦がれるほどに心が震え
同じ想いでこの空の色も澄んだはずなんだ
- 2006年9月 5日 23:52
- Poetry