松田拓弥の想ひ全集

  • 436 松田拓弥より
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サビ抜き、特上

2006年6月12日 06:34

ひとしきり笑ったあとで その表情は音もなく消えてゆく 思いつきで色を変えてゆくように 誰かの筆が僕の顔を塗り替えてゆく 極彩色の感情が皿のなかでうねりながら すべてのものをモノトーンへと変えてゆく だけどそこは曖昧で練り損ないの飴のような かき混ぜるほど1つ1つが孤立してゆく ひとしきり泣いたあとで その涙は理由を残して色褪せてゆく いつの間にか見えなくなっているような 臆病さがまた雨上がりの虹を求めてゆく 弱さが心のままを隠しながら 強がりでなにもかもがにじんでゆく だけどそこには海を空が包みこむような 負けない強さがたたえられてゆく 涙や笑顔がどれだけの人を傷つけて どれだけの人を支えたり救ったりしてるか それが弱さや強さをどれだけ示していたとして そんな気持ちにどれだけの価値があったとして 僕はそんな泣いたり笑ったりが好き やっぱりまとまらない考えのなかで 理由だとか意...

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Poetry
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いつか

誰もいない部屋でひとり歌う僕

2006年6月12日 01:49

ひとり部屋で歌をうたって涙が流れた 万人に愛される愛を叫びながら 心震わせるのはひどく簡単で いともたやすい 現に経験してはいない ただそれが好きな歌だと感じれたのは 僕がそれを好きだからだ 僕が君を好きなように 迷いや不安 孤独や怒り どれもが僕を縛っていて それでも愛を叫ぶ僕もいて ほんの少し自由を感じた 誰もが買える言葉を手にして 目に見えるものがひどく弱く小さく見えて それを信じきれなくなりながら それでも少し背中を押される気がしたんだ これを聴いてるのは僕一人じゃないんだって 同じ気持ち 同じ涙を流している人だって きっとどこかにいると感じられた気がしたんだ 愛や希望 夢や自由 絆や平和 人や理由 目には見えないその強さを感じられそうで 目をつぶって誰もいない部屋でひとり 誰もが歌える言葉と気持ちを叫びながら 時には手をたたいてみたりして 胸の前で手をつなぐんだ...

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Poetry
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いつか

優しさ

2006年6月12日 01:08

 優しさを考えたとき、俺はいつもこう思う。  “冷たさと紙一重だ”  なんだかんだ言っても、やっぱり気遣いっちゅーもんが第一だとは思ふがね。  でも、それを伝えたり見せてしまうと、それはただの『自己満足』になってしまうのではないか?  優しさってのは、あくまで『好意』でするもんだ。  しかし、すぐに見分けがつくもんじゃないみたいで、それが過去になったときらしい。 「~のに」 「~してあげた」 「あのときは~」  こんな言葉が付け加えられるようになると、それはもう『押し付け』ってやつだ。  それをうまく使うのは、『マルチ商法』とか『親戚』とか『親』とか、『別れ際・別れた恋人』とかだ。  恋愛に関しての詐欺師は、絶対にそれを使わないのが、一流になれるんだろう…きっと、本気だからだ。だから、ひっかかる。そして、訴えられないんだろう…  真に優しい人ってのは、きっと「そんなの単なる...

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Essay
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いつか

2006年6月11日 19:51

 涙……  人間が授かったもののなかで、もっとも美しい輝きを放つ水。  涙……  人間の持つ感情が、もっとも激しく揺れたときにこぼれる粒。  涙……  悲しみでは満たされず、喜びに満たされる雫。  この言葉が好きなのです。  なんとなくエロチックでエキゾチックで、美しく、きめこまやかな感じがして、いろんなことを想像させてくれるのです。  繊細。  目がかすむとかの、オッサン語にするにはもったいない日本語の部類に入ります。  僕の『原点』的な単語の1つでしょうか……...

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Essay
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いつか

やっとわかった

2006年6月11日 17:59

冬が終わって春が来る 空が静かに色づいて朝になる 夜になって月が出る 海が太陽を飲み込んでゆく 花が咲いて枯れてゆく 踏んだ場所に道ができる 道があればその上を進んでいく 人を殺しちゃいけない 腹がへったら食べる 知りたいことを知ろうとする 見たいものを見る 触れたいものに触れる わからないものはわからない 1+1=2 時計の針が1つ進めば何もかもが過去になる 未来は先にある 今は刹那と移ろい過ぎる 僕がいる 空は大きい 明日は誰にもわからない “絶対”はない 死 みんなあたり前だと思ってた そういうもんだと思ってた それが疑問で それが答えで それは必ず1つだけだと 悲しみや淋しさや切なさは そこになにを挟んでみても なんの意味も映しちゃくれないものなんだって そう思ってた だけどあたり前のことなんて なに1つないんだね 不条理や望んだことじゃなくても 突然向こう側からやっ...

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Poetry
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いつか

沈んだままの宝箱

2006年6月11日 13:03

海のなかの夢や希望 失意や絶望がその光を隠してしまってるだけ いつまでも舟に乗ってちゃ見つけられない 溺れるか 泳げるか ただ大海原を眺めてるのか...

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Poetry
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いつか

肩を並べて

2006年6月11日 11:06

特にこれといって取り得のない君 歌だってうまくもなく下手でもなく とびきり明るいわけでもない 胸もそんなに大きくなくて 勉強も運動も人とのあいだを行ったり来たり そこまで優しいわけでもない だけど僕に笑ってくれる いつだって僕を見ていてくれる しょうもないこと話しながら なにも気にせず笑ってくれる ほんのつかの間の別れなのに 淋しそうに小さくその手を振ってくれる 探してくれる そしていつも見つけてくれる 僕の言葉にうなずいて 僕のしぐさを目で追って 僕といつも向き合って そして笑ってくれるんだ それが君の僕にとっては特別な 君のすごい取り得なんだ 全然自慢なんてできないだろう だけど僕にはかけがえのない存在なんだ そんな君を誇りに思う 誰がなんと言ったって 僕にとって君は誰より大事な人だから だからもうそんなふうには言わないで 泣くのはいい 嘆くのもいい だけど自分を責めない...

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Poetry
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いつか

内憂外患

2006年6月11日 05:55

 ちっちゃくなって考えこむことが多くなった…  いろんなこと考える… ・晩ご飯 ・夜食 ・ラーメン ・ジャッキーについて ・映画 ・納豆 ・チャーハン ・パソコン ・【ペンティアム4】って、どんなだろう…やっぱ精密な機械なのか?? ・煙草吸いすぎだって何だって、今日もこんなに元気です ・居間でメシ食いながら歌って踊ってるのって俺だけか…?  …順不同。  【他人事】  考えてみりゃ、世の中全部がそれに当たる…そんな気がした今日のバイト先の便所のなか…手を洗い、鏡で髪の毛イジりながら考えた…【他人事】 「他人事だからって、そんなテキトーなこと言ってるんでしょ?」  ………否!! ………INA!! 「他人事だからこそ、手は抜けないのだ!!」  このアホぅが!! スカタンがぁ~!!  【内憂外患】  …内と外の心配ごと。  今はじめて辞書ひいて知った…それまで意味をはきちがえて憶え...

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Essay
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いつか
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