優しさ

 優しさを考えたとき、俺はいつもこう思う。

 “冷たさと紙一重だ”

 なんだかんだ言っても、やっぱり気遣いっちゅーもんが第一だとは思ふがね。
 でも、それを伝えたり見せてしまうと、それはただの『自己満足』になってしまうのではないか?
 優しさってのは、あくまで『好意』でするもんだ。
 しかし、すぐに見分けがつくもんじゃないみたいで、それが過去になったときらしい。
「~のに」
「~してあげた」
「あのときは~」
 こんな言葉が付け加えられるようになると、それはもう『押し付け』ってやつだ。
 それをうまく使うのは、『マルチ商法』とか『親戚』とか『親』とか、『別れ際・別れた恋人』とかだ。
 恋愛に関しての詐欺師は、絶対にそれを使わないのが、一流になれるんだろう…きっと、本気だからだ。だから、ひっかかる。そして、訴えられないんだろう…

 真に優しい人ってのは、きっと「そんなの単なる自己マンじゃん」って、さらりと他人に言われてる側の人じゃないかと思います。
 相手が気づかないからこその優しさって、すごい優しいんだと思う。
 幸せのなかにいるときは、それには気づかないのだから……

 相談されたら、やたらと解決法をしゃべりまくる人がいるけど、それはきっと自分がしゃべりたい人なんだと思います。「自分はあなたに親身になって一緒に考えてあげているんですよ」ってな具合で、ある種の押し売りってやつでしょうか。相手にしゃべらせるだけってのも問題ありな感じだけどね。

 そっちを向いたとき、笑ってちょっとキツめの言葉で返してくれる人を優しいと感じるときもあったりします。

 言葉少なに語る人より、ひと言多い人のほうが、本当は優しいのかもしれませんね。

  • 2006年6月12日 01:08
  • 松田拓弥
  • Essay

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