涙……
 人間が授かったもののなかで、もっとも美しい輝きを放つ水。
 涙……
 人間の持つ感情が、もっとも激しく揺れたときにこぼれる粒。
 涙……
 悲しみでは満たされず、喜びに満たされる雫。
 この言葉が好きなのです。
 なんとなくエロチックでエキゾチックで、美しく、きめこまやかな感じがして、いろんなことを想像させてくれるのです。
 繊細。
 目がかすむとかの、オッサン語にするにはもったいない日本語の部類に入ります。
 僕の『原点』的な単語の1つでしょうか……
- 2006年6月11日 19:51
- Essay






