冬が終わって春が来る
空が静かに色づいて朝になる
夜になって月が出る
海が太陽を飲み込んでゆく
花が咲いて枯れてゆく
踏んだ場所に道ができる
道があればその上を進んでいく
人を殺しちゃいけない
腹がへったら食べる
知りたいことを知ろうとする
見たいものを見る
触れたいものに触れる
わからないものはわからない
1+1=2
時計の針が1つ進めば何もかもが過去になる
未来は先にある
今は刹那と移ろい過ぎる
僕がいる
空は大きい
明日は誰にもわからない
“絶対”はない
死
みんなあたり前だと思ってた
そういうもんだと思ってた
それが疑問で
それが答えで
それは必ず1つだけだと
悲しみや淋しさや切なさは
そこになにを挟んでみても
なんの意味も映しちゃくれないものなんだって
そう思ってた
だけどあたり前のことなんて
なに1つないんだね
不条理や望んだことじゃなくても
突然向こう側からやってくるって
そんなこともあるんだね
やっとわかった
だから涙や笑顔があるんだね
- 2006年6月11日 17:59
- Poetry