"Poetry" にまつわる文章のリスト
Love Smoke Dreamin'
まだ消えきらないタバコの吸殻
太陽みたいなグラスのなかで1つだけ
夢のような景色のなかで あなたはここに
さっきまで一緒だったんだね
あなたの気持ちが煙のように
ここから去ってゆくまでは…
もしも夢ならそれでいい
目覚めたときに あなたを忘れられるなら…
あなたと過ごした時間の流れも季節も景色も
そのすべてがなにも残らないでくれるなら…
心のどこか片隅にほのかに残るだけで
飲みかけのワインの香りさえ忘れたグラス
こんなにもつらくて泣きたいけれど涙も出ない
今でも一緒にいるみたい…
あなたの香りが部屋のどこかに残ってて
過去になってにじんでく
もしも夢ならそれでいい
あなたを憶えたぬくもりを
ここに抱こうとしたけれど
細く震える自分の肩を
強く強く抱いていた
胸に涙がこぼれ落ちた…
忘れるよりも思いだすのが怖くて切なくて
泣きたい自分の想いよりも涙が先にあふれてくる
止められないよ
あなたと一緒に過ごした時間が止まることもなかったように…
もしも夢ならそれでいい
目覚めたときに あなたを忘れられるなら…
あなたと過ごした時間の流れも季節も景色も
そのすべてがなにも残らないでくれるなら…
- 2006年5月13日 20:30
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In My Time
たくさん笑えた。
気持ちよかった。
どうしても忘れられないことってたくさんある。
そう。
どうしても、忘れるには悲しすぎる笑顔がたくさんある。
人の笑顔が、こんなにも人に笑顔をもたらしてくれること。
忘れるには悲しすぎる。
- 2006年5月13日 13:47
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ゆっくりと
死を待ち
心揺れて
絶望 失望
ただひたすら死に向かって生き急ぐ
きっとそこには何もない
何も見つからない
きっと誰もが何かを探し歩いてる
光
心揺れてふたたび
忘却 喪失
生きることのつらさを抱えて生き急ぐ
でも急いだからって それが早く見つかるわけでもない
死はきっとゆっくりと光のように射しこんでくるのだろう
来るなら来い
ぼくは急がない
- 2006年5月12日 23:01
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simple
人の多い景色には慣れていない。
知らない人ばかりの景色にはなじめない。
そういうときに孤独を感じる。
知ってる人のあいだでも孤独を感じる。
自分だけが笑えない。
自分の役割を自分で決めて、自分でそれを下手に演じることより、
訳もわからずそこに紛れてヘラヘラしていたい。
でもそれができない。
いたってシンプルだ。
笑えないから、笑えない。
俺はそこまで器用じゃない。
そんなに人間できてもいない。
時と場合を考えるのも、そのときの時と場合による。
出逢いを出逢いと受け止める。
別れを別れと受け止める。
シンプルだ。
そのまんまだ。
その裏側を読もうとすれば、自然と、その裏の裏が自分のなかで湧いてくる。
きっと気持ちなんてシンプルだ。
複雑にいろいろくっつけようとするから、ややっこしくなってしまう。
いたってシンプル。
笑いたきゃ、笑えばいい。
怒りたくても、笑えばいい。
ごまかしてんじゃないんだって。
笑っていきたい、ただそれだけ。
自分の笑顔、人の笑顔。
それが一番シンプルな、俺が生きてく道の上。
- 2006年5月12日 08:08
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たったひとりのひと
僕のこの小さな胸は
いつも伝えたい言葉であふれてしまう
必死にとめてた涙みたいに…
あなたは泣いてたね…
笑ってもいたよね…
あなたはずっと僕の横顔を見つめてた…知ってるよ
僕はまっすぐになんて見れなくて
あなたの瞳は 僕には優しすぎるから…
別の景色を眺めては
なんでもよかったんだ
僕はそこで何もかもをゆがめてしまってたんだと思う…
あなたへの気持ちも…
僕の気持ちも…
でもまたこうして普通にあたり前のように
そんな関係でおしゃべりできるようになったんだね
僕は本当は嬉しいんだ 嬉しいんだ 本当に嬉しいんだ
今は一番身近な人に思えるんだ
今正直に言うよ
最後に見送ったあなたの小さなうしろ姿が
あのころの僕にはとても淋しくて
ホントは消えてしまいたいとさえ思ってたんだ…
もっとずっとそばにいてほしかったのに…
あの日に飲み込んだ涙が
今は後悔と一緒に同じ涙に変わってる
孤独と自由は違うんだって そう
あなたが教えてくれたんだ
僕はもう独りなんかじゃないんだね
だってあなたがいてくれるんだから…
霧雨みたいなあなたのぬくもり 音もなく降り注いでは
僕の心に小さくあたたかな余韻を残して…
いつものひとりきりの帰り道
そう 2度目に逢ったとき 僕は「風邪」と言ったよね
涙がこぼれてしまいそうだったんだ
曖昧な微笑みであなたの心配そうな眼を隠したね
もっとあなたに素直になれれば
もっと早くこの気持ちに気づけたはずなのに…
あなたに逢ってちょっとだけ人に優しくなれた
なにかをどこかで許せた…そんな気がした
自分以外のひとをこんなにも深く愛せるなんて
自分でも知らなかったことだったんだ
それもこれも何もかも あなたのその微笑み
僕のことなのに 誰よりも詳しいあなたの心が教えてくれた
「ありがとう」
「本当にありがとう」
ほかの誰より大切なあなたに 今なら素直に言えるよ
僕にも「たったひとりのひと」がいる
涙…涙…って何度も何度も繰り返してるね
あの日あなたが流したあの涙と一緒に抱きしめてくれたこと
あのころの僕にとってはなによりの言葉として心の奥に響いたんだ
こうして今あなたへの想いをつづりながら
今も涙をこらえてる
過去は過去で 照れも涙も 傷も全部
みんなそこに置いてきぼりで
いつかは青く澄んだ空の下で
手と手をとって ふたり並んで歩きたい
話したり話さなかったりよそ見しながら
- 2006年5月11日 21:37
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心の季節
もしキミが
このまま振り返らずに去ったとしたら
僕もきっと
このまま振り返らずに歩きだすだろう
また1つの季節のなかへ…
夜はまた影を伸ばして
次の朝に溶けるのをただじっと待っている
でもキミとの別れは次の朝にやってきた
出逢ったあの日と同じ太陽の下に立つキミが
今はうしろ姿の影を伸ばして歩いてく
「さよなら」の意味を見つけた僕は…
キミとの季節を探してる
キミとのすべてが想い出に
キミとのすべてが季節のなかに
心の季節にあふれるキミは
今はもう新しい季節の光を浴びてるんだね
もしキミと
また新しい季節のなかを歩けるなら
きっと僕も
振り返らずに去っていった君のうしろ姿を抱きしめられる
心の季節をもう一度…
キミのすべてがめぐる景色をかすませて
季節を1つに結んでく
すべてが同じに見えた季節のなかにも
キミが見せた花の写真が季節の色を塗りかえていた
キミと過ごした心の季節は
ずっとずっと僕のなかでめぐるだろう
- 2006年5月11日 02:49
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ぬくもり
ふぞろいな草が風を受けて揺れている
風にも名がない 草にもない
あてもない風に揺れる名もない草
なにかを待ってるわけもなく
なにかを追ってるわけでもなく
ただそこで揺れている
今日の風を受けては明日も風に吹かれてる
ただの情景描写と思うけれど
きっとそこになにかが重なり
自分にしか見えない景色が映しだされる
壊れかけた映写機に途切れたいつかの時間を呼んで
色褪せた心のフィルムを起こさせる
流れはじめた映像にはいつもの情景
道 車 交差点
人 友達 恋人たち
自分の部屋のちょっと大きな窓ガラス
そしてそこから見えるありふれたいつもの景色
いつもの景色とすれ違うたび
僕はなにを重ねるだろうか
なにがそこに重なるだろうか
いつもの見慣れた景色なのに
いつも違うと感じるときがある
そんなことがある
そこにはきっといつもの景色なんだけど
いつもはそこに映らない何かがそこに映ったかもしれない
だけど
いつもそこを通りすぎては忘れてく
家に帰って部屋に戻れば いつもの景色
必死になって探すけれどいつもの景色に安心して
自分の好きな音楽だけを聴き鳴らして
その耳にはそれしか聞こえなくなってしまう
風に色はないけれど 草に名前はないけれど
今はみんなの吐息に色がつく
見えない風は冷たいけれど
凍えた両手に白いマフラー巻いてみる
きっとなによりあたたかい
それを僕はこう呼ぼう
なによりあたたかい「ぬくもり」と…
きょうは色づく吐息に人のぬくもり見えた気がした
あしたはなにを重ねてしまうだろう…
- 2006年5月10日 20:56
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SAMURAI
過ぎ去った季節が今なお記憶に残ってることが傷みであり…
過ぎ去った心の季節を忘れてゆくのもまた傷みであり…
心の季節も、めぐる季節も、どちらも無常なる時の定め…
逆らうことなく生きてゆく…
歩いてゆく…
まるで道を流れる水のように…
- 2006年5月10日 15:58
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