"Poetry" にまつわる文章のリスト
ホタル
そこにあった小さな光を両手ですくう
つかまえられた
そんな気がした
だけどそこには光はなかった
闇のなかへ顔を上げた
ぼくは光のなかに立っていた
舞い上がれ 舞い上がれ
空の星よりまぶしく輝き
死にゆく光を解き放て
舞い上がれ 舞い上がれ
生きゆく光で夜空をかざそう
まるで地面の下から出てきたように
ポツ、ポツと ポツ、ポツと
そして消えてはふわりと
死を招いているような
生きてくことを叫んでいるような
目を閉じても見えていた
舞い上がれ 舞い上がれ
月の微笑に重なって
見えなくなるまで飛んでゆけ
舞い上がれ 舞い上がれ
闇を照らす夜空のように
なにも恐れず
ふわり ふわり
ポツ、ポツと
ふわり ふわり
ポツ、ポツと
ふわり ふわり
- 2006年5月22日 01:06
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お願い
愛することをやめないで
愛せることを止めないで
愛されること怖がらないで
愛されてること忘れないで
- 2006年5月21日 23:54
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旅路
たとえ小さな一歩でも
そこから旅は始まる
導きの手はなにもいらない
ただ足の向いたところへ
自分の心が行きたい方へ
きっと行ける
必ず行ける
あなたの見つけたその場所へ
あなたにしかないその場所へ
つらいとき さびしいとき
ふと涙してしまいそうなときは
ちょっとだけうしろを振り返ってみてごらん
きっと独りじゃないことを知る
だれかの影が必ず見える
だけどそれはあなたの旅路
だけど独りでいるんじゃない
そのときのつらさだとか
きっとその涙の理由も1つじゃない
ちょっと遠くへ来すぎていても
二度とそばへ行けないわけじゃない
そんな距離であなたをずっと見守っている
ぼくはいつでもここにいる
あなたから見てぼくはいつもそこにいるから
- 2006年5月21日 18:39
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恋人
ありきたりな挨拶交わしただけなのに
それを運命だなんて呼んだりして
バカらしいけど好きになって
それを運命だったと信じたかった
ありがちだった気持ちの言葉も
いつもそればかりを伝えたけれど
飾りもつけずにカッコもつけずに
きみもぼくに同じ気持ちを伝えてくれた
ありがとう
ぼくがきみに出逢えたこと
ぼくの隣に座っていてくれた
ぼくに笑ってくれたこと
ぼくと一緒に泣いてくれた
歩き疲れた公園 2つおごりの缶コーヒー
晴れた日には傘の下で歩きまわって
ポスター片手に映画を観たり
ちょっぴりぼくは嫉妬した
まばたきしても眠りが覚めてもきみがいた
いつも置いてきぼりの旅行カバン
誕生日には恥ずかしそうに笑ってた
ちょっとムリした銀のリング
ありがとう
ぼくがきみに出逢えたこと
ぼくの手をにぎってくれた
ぼくに笑ってくれたこと
ぼくと一緒に泣いてくれた
「きみがぼくに教えてくれた」
これはそんな歌じゃない
ただぼくはきみが好き
きみが好き 大好きなんだ
だから
ありがとう
ぼくがきみに出逢えたこと
ぼくに笑ってくれたこと
ただ手をつないで並んで歩いてくれたこと
見慣れた小道もきれいに見えた
ぼくのそばにいてくれたこと
ぼくを選んでくれたこと
数え上げればキリがないけど
もいちど同じ映画をふたりで観たい
ありがとう
さようなら
- 2006年5月21日 13:55
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存在
彼女が微笑みくれた
彼女はあんまり笑わない
そんな彼女が笑ってくれた
そんな彼女が笑ってるんだ
そのときぼくはそばにいた
ただそれだけだったんだ
だけど彼女が笑ってくれた
ぼくに笑ってくれたんだ
- 2006年5月21日 10:36
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No Cry
不安がそのまま気持ちになって
自分の弱さを知る前に
気持ちをあなたに伝えたくて
伝えたくて 伝えたくて
だけどあなたは言うんだね
「もう泣かないで」
あなたがいてくれたから
わたしは涙を流せた
今も ここで あなたのそばで
それ以外はなにも求めていないのに
笑顔がそのまま自信になってく
自分の気持ちにまた気づく
あなたの笑顔が嬉しくて
嬉しくて 嬉しくて
だけどあなたは微笑むよりも
わたしの笑顔を見たがった
いつも見守っていてくれるから
わたしは素直に甘えられた
ずっと あのまま 抱かれていたかった
泣けたあとに見つけたやすらぎみたいに
涙も笑顔もわたしのすべてを受け止めてなんて言えなかった
それはあなたにただわたしのそばにいてほしかっただけだから
深く抱きしめるより
優しい気持ちの言葉より
ただあなたと同じ場所にいたかった
弱さとか強さとか
全部を隠してしまうより
ずっと見守っていてほしかった
ただそれだけだったのに
だけどあなたは言うんだね
「もう泣かないで」
あなたがいてくれたから
わたしは涙を流せた
我慢できない涙が落ちた
今も ここで あなたのそばで
また素直に泣けたなら
見守っていてくれるあなたがそばにいてくれるなら……
- 2006年5月21日 03:56
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いつかはそれを信じたい
人は、いつも目に見えるカタチを求めてしまう。
きっと安心するんだと思う。
科学で証明できないものは信じない。
そんな感じをテレビから吸収したりして。
あるいは、教科書の全部を埋め尽くすあのちっこい字がそうさせたのかもしれない。
人の価値を数字で刻む座標の上を歩くからか。
それはどっちに転んでも、「X」でも「Y」でも、目に見えなきゃ信じられない。
自分のこの目で見えなけりゃ、いつでもどこでも不安になる。
安心もイイけど、不安もイイ。
違う。
目に見えないからこそ、欲しくなる。
目に見えないからこそ、誰もが手にすることができる。
目に見えないからこそ、信じれる。
人は、それを手に入れてしまうと、やがてそれを忘れてしまう。
だけど絶対離さない。
それがあって、別のなにかも欲しくなる。
それは持っててあたり前だと感じてしまう。
目に見えても見えなくても、忘れようと憶えていようと、いつかきっと信じれる。
それが目には見えないモノのカタチ。
きっと誰もが手にすることができるモノ。
目に見えないものが一番大切だとは思わない。
目に見えないものこそ一番大切なものだと気づくこともないと思う。
目に見えないものが希望だから。
きっといつかは手にすることができる。
そう信じることができるから。
忘れたくない。
きっと誰もが手にすることができるから。
いつかきっとその手で触れることができるから。
そしてその時が来たら、その手はずっとその感触を忘れない。
今度はそれを信じたい。
- 2006年5月20日 07:39
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心の羽根
きっと心のどこかには
小さいけれど大きくて
強い羽根がはばたいている
きっと誰もつかまえられない
もしも君の羽根を折ってしまっていたのなら
ぼくを離れてまた空へ 大きな空へ飛び去ればいい
もしも君の心の羽根が見つからないのなら
ぼくが一緒に あの君の心の羽根を探してあげる
きっとそこには自由があって
静かで大きな自由があって
その羽根いっぱい広げることができると思う
きっと幸せ見つけられるさ
いつかは君も羽根と去っていってしまわないか
不安で不安で仕方ない 素直になれればなれるほどに
もしもぼくの願いが叶うなら
ずっと君をつかまえてたい 君のその羽根折ってでも
きっと誰もが持っている
いろんなものを背負いながら
心の羽根で大きな空を目指してる
そしてきっと誰もがたどり着ける
雲があって雨が降って
君の羽根は濡れていた
空が落ちて雲が消えて
心の羽根が陽射しを受けた
ぼくの羽根は見つからない
ぼくは羽根を見つけない
君がぼくの小さいけれど大きな幸せ
君がぼくの強い羽根
ぼくの羽根は折れちゃいない
でも
もしも君の羽根を折ってしまっていたのなら
ぼくを離れてまた空へ 大きな空へ飛び去ればいい
もし君の心の羽根が ぼくじゃ広げられないのなら
ぼくはきっとつないだ手さえ離すだろう
もしも君の心の羽根が見つからないのなら
ぼくが一緒に あの君の心の羽根を探してあげる
君のその心の羽根はぼくだけのものじゃない
君をずっとつかまえてたいと願うのはぼくの自由だけれど
心がまた自由の空へとはばたいてゆくのは
それは誰もが持ってる羽根なのだから
- 2006年5月20日 01:51
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