"Poetry" にまつわる文章のリスト

時の距離

やがて距離は時間で計るという
光の速さで進める範囲
時間で計る長い道のり
そして軌跡を残す光の尾

だけど光に速さはない
気づくか気づかないか
そこにある光に気づけるかどうか
きっと答えはそこにある

闇のなかでは光はきっと見つけやすい
求めるからだ
光のなかではきっと気づくことはない
求めなくてもあるからだ

闇を恐れる
光を求める
似ているようで違ってる
きっとそれは違ってる

織姫と彦星は闇のなかでも輝いている
光の速さじゃ計れない
時間の流れは問題じゃない
そこにはそんな距離がある

そこはきっと闇じゃない

目を閉じても光があれば
それが一番速い光
それが一番速い時間
それがきっとあなたの光

  • 2006年5月24日 12:55
  • 松田拓弥
  • Poetry

穴を掘ってく毎日です
いつかは自分が埋まります

毎日まいにち生きながら
毎日まいにち死んでゆきます

毎日まいにち進みながら
毎日まいにち戻ってゆきます

365から1日引いて
その晩見れる夢に眠る

愛や夢は 光となり希望となり
その残り香や残骸は 闇となり想い出となる

どれだけ穴を広げるだろう
この体を入れるために

  • 2006年5月24日 10:50
  • 松田拓弥
  • Poetry

花や小石

誰かを思えば 自分が消えてく
自分を思えば 誰かが消えてく

その想いを言葉にすれば
きっとなにも伝わらない

ここにあるからそれは重い
出した途端に軽くなる

空気のように感じながら
貪るように 補うように

誰かが消えれば
ほかの誰かで埋めてしまう

流れるように隙間へ入り
流れるように去ってゆく

道で花を摘むように
道の小石を蹴飛ばすように

それを外に吐きだすと
中身もへってくような気がしてる

もったいぶって偉そうに
だけどホントは伝えたいのに

その思いを確かめたくて
自分も消えずに 誰も消えずに

目を閉じて 誰かを思えば
それが重くのしかかる

  • 2006年5月24日 04:52
  • 松田拓弥
  • Poetry

まっしろ

まっしろな紙
えんぴつで描いた夢のかけら
いろんな色で塗りつぶしては
また小さいまっしろな紙

なにも描けない心の闇
いつしか夢はふくらんで
力が入って芯が折れた
小さな点がにじんでゆく

いろんな色のクレヨンも
いつしかどれもが短くなって
色のかけらがせめての面影
想いだせても忘れられてく

お天道様が出てるときには
目を閉じたってまっしろな紙
月もない夜
インクをこぼしたようなまっしろな紙

まっしろな紙
たくさん詰まったえんぴつの芯
まだ新しいクレヨンの先
そこに座って誰を恨もう

今は言葉を選ぶけど
昔はそこに絵を描いた
人より多くの色を使って
人より大きな絵を描いた

まっしろな紙
今ぼくはそれが欲しい

  • 2006年5月24日 02:37
  • 松田拓弥
  • Poetry

ありがとう

今この想いを失くしたら
きっと僕には何も残らないだろう
今この歌や伝える言葉を忘れたら
きっと僕には何もありはしないだろう

なにもかもを失った
そう思った僕がいた
そこには自分だけが残るだろう
取り残されたと思うだろう

つらいだろう
痛いだろう
小さな部屋の闇のなかで
きっとひとりで泣いてしまう

だけど支えてくれる誰かがいるなら
許してくれる誰かがいるなら
それはきっと自分だけじゃないってこと
弱さや強さは涙で測れるものじゃない

何もなくても僕がいる
歌えなくても伝わらなくても
涙だけが言葉としても
自分だけはここにいる

わかってくれる誰かがいたなら
泣いてくれる誰かがいたなら
それはずっと一人じゃないってこと
今までも そして これからも

ありがとう
ありがとう
今はうまく伝えられないかもしれない
だけどいつかは伝わるように
そしていつかは誰かに伝えてもらえるように

  • 2006年5月24日 01:03
  • 松田拓弥
  • Poetry

BROTHER

今あなたを失ったなら
この世の誰を家族といえよう

親は1人の人として
僕らに命を与えてくれた人

同じ血を分け合えたのは
あなただけだと僕は思う

この木の幹には血が流れ
それが僕らにつながっている

そしてまたいつか
僕らが新しい木を作っていかなきゃ

強い風にも激しい雨にも負けない木を
そして僕らが僕らを守れる大きな森を

小さな木たちが大きな森を作っていくんだ
時には大きな森にも安心を

今あなたを失ったなら
この世の誰を家族といえよう

  • 2006年5月24日 00:46
  • 松田拓弥
  • Poetry

270円

ぼくの煙草が値上がりしました
270円になりました
味も何も変わってないのに
20円も上がりました

嗜好品はいつの間にか値上がりします
何も変わっていなくてもその価値は変わっていきます
時代の流れに値踏みされてその値段が決まります
売れなきゃ中止 製造までもが止められます

でもそれは一体誰が決められることなんでしょうか?

いくら好きでも失われれば戻りません
カネを出しても手に入れることができません
よりそれに近いもので補うことしかできません
より良いものが出るかもしれません
そのときはよりカネを出すかもしれません
だけどやめることはできません

もし違うものに手をだせば
以前のものはゴミ同然に感じるでしょうか?
ゴミとして扱われてしまうでしょうか?
そう扱われることすらなくなるのでしょうか?

  • 2006年5月23日 22:02
  • 松田拓弥
  • Poetry

NO

やっぱり僕は考えなおした
僕が悪いと思ったことは
なにもかもを否定する
そのすべてを否定する

「これも1つの考え方」だと考えるのを
僕はそれを人任せにすることにした

僕の人生の上では
僕がその主人公でありつづける
僕がその中心にいつづける
こればっかりは譲らない
なにがあろうと譲れない
聞き流されてく存在なんて耐えられない
それを自分から認めてしまうのはもっと耐えられない

それはきっと誰もが同じ
それもわかってる
だから僕は譲らない
自分に対してはいつまでも頑固でありたい

僕の無理強いかもしれない
怒りたいなら怒ってほしい
僕を否定するならしてほしい
それが僕という人間なんだ

だから僕には
あなたという人をぶつけてほしい
あなたのすべてをぶつけてほしい

ここにいる自分自身に誇りを持ちたい
誇りを持って自分自身でありつづけたい

  • 2006年5月23日 12:02
  • 松田拓弥
  • Poetry

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