270円

ぼくの煙草が値上がりしました
270円になりました
味も何も変わってないのに
20円も上がりました

嗜好品はいつの間にか値上がりします
何も変わっていなくてもその価値は変わっていきます
時代の流れに値踏みされてその値段が決まります
売れなきゃ中止 製造までもが止められます

でもそれは一体誰が決められることなんでしょうか?

いくら好きでも失われれば戻りません
カネを出しても手に入れることができません
よりそれに近いもので補うことしかできません
より良いものが出るかもしれません
そのときはよりカネを出すかもしれません
だけどやめることはできません

もし違うものに手をだせば
以前のものはゴミ同然に感じるでしょうか?
ゴミとして扱われてしまうでしょうか?
そう扱われることすらなくなるのでしょうか?

  • 2006年5月23日 22:02
  • 松田拓弥
  • Poetry

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