花や小石

誰かを思えば 自分が消えてく
自分を思えば 誰かが消えてく

その想いを言葉にすれば
きっとなにも伝わらない

ここにあるからそれは重い
出した途端に軽くなる

空気のように感じながら
貪るように 補うように

誰かが消えれば
ほかの誰かで埋めてしまう

流れるように隙間へ入り
流れるように去ってゆく

道で花を摘むように
道の小石を蹴飛ばすように

それを外に吐きだすと
中身もへってくような気がしてる

もったいぶって偉そうに
だけどホントは伝えたいのに

その思いを確かめたくて
自分も消えずに 誰も消えずに

目を閉じて 誰かを思えば
それが重くのしかかる

  • 2006年5月24日 04:52
  • 松田拓弥
  • Poetry

ランキング参加中なので。

  • 人気ブログランキングにて俺様を応援するためのクリック用小バナー
  • ブログランキング・にほんブログ村へ
  • BlogPeopleの応援用バナー:人間・哲学
  • BlogPeopleの応援用バナー:自分のこと
  • BlogPeopleの応援用バナー:芸術・文学

コメントありがとう : 0

コメント投稿用フォーム

トラックバック : 0

これにトラックバックを送信するための URL
http://www.matsudatakuya.org/tm/mt-tb.cgi/136
トラックバック一覧
花や小石 from Love Life

Home > Poetry > 花や小石

Search
Feeds
ランキング
人気ブログランキング

人気ブログランキング

にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村

BlogPeople

BlogPeople:自分/自分のこと

BlogPeople:人間・哲学/人間考察

BlogPeople:芸術・文学/小説家予備軍

Creative Commons License

Creative Commons License

Creative Commons

トップへ戻る