松田拓弥の想ひ全集

  • 436 松田拓弥より
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僕のマーチ

2006年5月27日 00:49

自分らしさを求めるたびに 僕はそこでもがいてる それらしい答えも出せぬまま 立ちすくんで動けなくなる 行き詰まったら立ち止まって そこから見える景色だけが 自分らしさを作るんだって 急に自信が風化する 限界なんて自分だけが作れるものだと 雑誌の記事を切り抜いて 胸のなかに貼りつけてみる だけどそれは誰もが買えるものだったんだ 僕が僕であるためには 強がることより嘘を重ねてゆくよりも 何もかもを捨て去って ありのままで立ち上がること 自分だけの誇りをもって 胸をはって歩いていくこと なにが自分らしいことかなんて きっと考えこんでもわからない 時には強がることも必要だけれど それは弱い自分と向き合うために 負けるもんかってがんばるために 強がることは嘘じゃないから 嘘をついても仕方ない だけど小さな嘘を重ねることで 僕は大きくなってもきた なんの計画もなかったころ 悲しいくらいに...

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Poetry
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いつか

ゆりかご

2006年5月26日 21:37

理想と現実のゆりかごは いつも空しか見えなくて 雲の流れを追いかけては つかまえようとこの手を伸ばす 壊れかけた天秤でその2つをはかりながら やっと見つけた答えでさえもそんなふうに思えなくて 今さら埃まみれの心の机と向き合ったって 時計だけが塵と積もってその想いはまた抽斗の奥へ なんでもないのに泣けてきて なんでもないのに泣けてきて 愛さえそれが見え透いてると信じきれず 先の見えない明日の影に塗り替えてゆく 心の内をすべてさらせるほどの勇気もなくて 自信のなさを笑顔の裏にすり替えてゆく 愛と嘘のゆりかごは いつも空が見えなくて ごった返すショッピングセンターの吹き抜けみたいに 隙間を探してすり抜けてゆく...

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Poetry
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いつか

夜明けの月

2006年5月26日 16:59

ふと見上げた青い空 そこに見つけた白い月 ほんの少し嬉しくなる なんだか幸せ また振り返った青い空 そこに消えない白い月 ほんの少しかすんでる なんだか虚しい ふと見上げた青い空 そこに見つけた白い月 また振り返った青い空 そこにまだある白い月 また見上げた青い空 そこから消えた白い月 もう見慣れたいつもの空 そして気づいた僕の涙...

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Poetry
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いつか

last again

2006年5月26日 12:49

たった一つの恋が消えて これで最後と祈るように 笑って過ごした毎日を 涙の前に振り返った 「愛してない」とも言えるぐらい ずっとあなただけを愛してる 「あなたしかない」 そう感じさせてくれた いつもあなただけを見てるから 花よりキレイになれた気がした 星より光り輝いてるようだった そんな自分を好きになれた あなたを愛し そんな自分も愛せたんだ だけど たった一つの恋が消えて これで最後と祈るように 笑って過ごせた毎日に 涙を残して歩きだした...

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Poetry
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いつか

住めば都

2006年5月26日 09:39

いつの間にか迷い込んだこの場所も 慣れてしまうと もうなにも感じない いつの間にか居心地だってよくなって 「住めば都」と 忘れたように思いだす 机上の空論ぶつけたって 誰かの涙には弱かったりして どんなに水をあげたって 窓辺の花は枯れてゆく 気づいてみれば幸せだったり 思いだせば涙したり なにがあって なにがないのか? そんなの僕が知るもんか いつか僕が触れたものが 今もそこにあるだけさ 100万ドルの夜景だって ただの夜景と映るだけで ロケットみたいな滑り台じゃ 宇宙になんて飛べっこない なにが変わっていくんだろうって? そんなの僕が知るもんか いつか僕が見てきたものが 今はちょっと違うだけさ 小さいころはアメ玉1つで嬉しかった なにも買えない硬貨だけでも嬉しかった お母さんに褒めてもらって嬉しかった つらいときにはどこかに隠れて一人で泣いた その全部が一生懸命? そんなの...

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失恋

2006年5月25日 04:16

出逢ったころは見つめ合って話すことができたのに 今じゃ視線もこの手もすれ違い うしろ姿を追いかける 逢おうって言葉も「逢って」と小さく願ってる ふとひとりを感じたときは「好きでいて」と祈ってる 繰り返された小さな「さよなら」 一度きりの大きな「さよなら」 信じてほしいと逃げられて 隠した涙に背を向けられて 「どうしたらいい? ずっとこのまま好きでいてよ」 そんな言葉は夜の闇に 涙とともに 同じ気持ちのはずなのに 神様に願うなんてバカげてる わかってる わかってるけどわかってほしい 愛してるよりキスがほしい 抱きしめるよりしっかりこの手をつないでほしい もっと早くに出逢っていたらと時計の針を戻してみるけど 出逢いに遅いなんてなかったはず もう二度と離さない もう二度と離れない だけどそれも嘘になってる つらいたびに涙して 嬉しいたびに涙して 一つの恋が終わってく だけど恋を失く...

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いつか

時の砂

2006年5月25日 00:30

豆電球 ランプ 灯台 街の街灯 蛍光灯 ペンライト ヘッドライト スポットライト サーチライト 月 太陽 そして星 時代の底には時間という名の川が流れ そこを泳ぐ魚のように多くの文明が築かれた ただの砂を金に換える 錬金術師はいつになったら現れるのか 時は繰り返されるという 悪戯のように風の向きが変わるからか 名刺がわりに年を差し出す だけど人は忌み嫌う いつか宇宙が地図になったら その尺度は時間になるのか どこかの地図上ではかつてこの国が呼ばれたように この惑星はいつか「黄金の星」と言われているかもしれない...

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Poetry
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いつか

時の距離

2006年5月24日 12:55

やがて距離は時間で計るという 光の速さで進める範囲 時間で計る長い道のり そして軌跡を残す光の尾 だけど光に速さはない 気づくか気づかないか そこにある光に気づけるかどうか きっと答えはそこにある 闇のなかでは光はきっと見つけやすい 求めるからだ 光のなかではきっと気づくことはない 求めなくてもあるからだ 闇を恐れる 光を求める 似ているようで違ってる きっとそれは違ってる 織姫と彦星は闇のなかでも輝いている 光の速さじゃ計れない 時間の流れは問題じゃない そこにはそんな距離がある そこはきっと闇じゃない 目を閉じても光があれば それが一番速い光 それが一番速い時間 それがきっとあなたの光...

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Poetry
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いつか
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