2006年7月の文章リスト

“ 2006年7月 ” 分の文。

ノート

 いつもズボンのポケットに折り曲げたノートを突っ込んでいた時期があった。思いついたこととか感じたことを、いつでも書き留めておけるようにしていた。
 でもある日、それをどっかに落として失くしたとき、なんとなく自分自身までもがカラッポになってしまったような感じがした。
 でも、そんなカラッポも悪くなかった。

 空の色を知っている。虹色に変化して、夜になると黒くなって、時には大きな空のなかでいろんな色に染まってる。
 空に虹が架かる。
 空が虹になる。
 空が虹に架かる。

 夜空に三日月。
 細くてキレイで鋭くて。
 それは空よりずっと小さく見えるのに、夜空がその先端にひっかかってるようにも見える。そんなときがある。
 そしてそんな夜は、満月よりも美しい。

 満月は、人の心を狂わすという。
 たしかにそんな気がした日もあった。なんとなくワクワクしてきたり、吸い込まれそうになるぐらい目が釘付けになって夜を眺めたり、夜の闇にぽっかりとまん丸い淡い光の穴をあけたように見えたりした。
 月を指先で隠してもそこから漏れる月明かり。
 月の涙。月の雫。
 銀色に光り輝く月明かり。

 大昔の文明では、銀を“月の涙”といい、金を“太陽の汗”と呼んだらしい。
 その響きを感じたとき、やっぱり銀のほうが好きだと思った。もっと言うなら、錆びた銀が一番好きだ。
 金はまぶしすぎる。華やかすぎる。派手すぎる。目立ちすぎる。人の目にインパクトを与えすぎる。騒がしすぎる。そして、なんとなく品がないようにも感じられる。
 だから銀が好きっていうわけでもないけど、なんとなく銀のほうが好きなんだと思ってみたりする。
 そう、なんとなく銀の静寂みたいなものに惹かれる。

 ポケットに突っ込んだノートを落としてみて、それに気づいた。
 思ったことや感じたことを書き留めておけるのは、なにもノートだけじゃないってこと。

  • 2006年7月 5日 10:58
  • 松田拓弥
  • Essay

夏の桜は花火だった
月並みだけれど咲いて散ってく
色とりどりの景色を見せては
夢のように枯れていった

ずっと眺めてたいとは思えなかった
どうせ消えるものなんだって
先が見えたと感じてしまうから

それなら最後に夜空も見上げることもなく
途切れることなく火をつけていく人でいたい
桜に見とれることもなく
その花びら1枚の美しさを知っている人でありたい

  • 2006年7月 5日 00:02
  • 松田拓弥
  • Poetry

こども

 歴史を学ぶ必要は、もうなくなった…

 親の世代で規範となっていた人でも、もう今じゃ、ただのヒトなんですよね。
 実際。
「お父さんが子供のころとは、もう時代が違うんだよ!?」
 って、親に子供が言う。
 本当なんだからしょうがないんです。違うんじゃなくて、もう“通用しない”んです。
 すると…
「親に向かってなんだその口のきき方は!?」
 違うんですよね。
 もう自分が育ってきた過去は捨てるべきだと思います。
 「俺が子供だったころは…」って、これが口グセになっちゃってるお父さん、それはもう今の子供には通用しないんです。「また始まったよ」ぐらいにしか聞いてないはず。
 もうどうしょもない親になってくると、これしか言わない。
「だれのおかげでそこまで大きくなれたと思ってんだ!?」
 子供はこうひと言吐き捨ててやればいい。
「カネ」
 すると、きっとこう返ってくる。
「じゃあ、そのカネは誰が稼いでやってると思ってんだ!?」
「お父さんだよ?」
 ちょっと間を置く。
「でも義務じゃん」

 でもそれは、完全なルール違反の、絶対のタブーでしょうな。
 で、それは親にしてみれば、そうそう堪えるひと言でしょうな。まあ、深い理解のできる親なら、の話ですがね…たいていはまた言葉が返ってくるでしょう。
 なに考えてんのかわからないから手の打ちようがない、と親がぼやくのは、それは自分から知ろうとしてないだけの話です。そこで、本当に手を打つからなお悪い。
 勝手すぎるかもしれない子供の願いかもしれないけども、ホントにそばにいてほしいときに、そばにいてくれる人、それが親であってほしい。
 仕事だとか家事だとか、親にも必要最低限の付き合いってものがあるから仕方ない部分はるにせよ、そういう部分に気づいてやるっていうだけでも、子供にとっちゃ全然違う。

 「親がどうしょもないと、その子供がグレる」というのが通例らしい。
 でも、違うような気がすんだよなぁ~。
 逆に、そういう親のもとで育ってきた子供のほうが、考え方とかがしっかりしてると思います。
 髪の毛を茶色くしたり、金髪になったり、ピアス、タバコ、仲間と酒を飲み歩く、“家”にいない…
 身なりだとか時間だとか、そのほかにもいろんなことがあるでしょう。そうでしょうとも。
 ホントに家にいたくない、そこは“自分の居場所”じゃないと思ってる、そう感じてるんじゃないかと思います。
 さみしいんじゃないかなと思います。
 もっとちゃんと自分をまわりに知ってもらいたいんですよ、きっと。認めてもらいたいんですよ、きっと。

 その人なりの“表現”なんだと思います。

 自己顕示。
 早婚、ヤンママ、暴走族、ケンカ…
 憧れるんです。あったかい家庭に。家族に。
 いつでも自分を迎えてくれる深い手ぶらの絆に。
 留年する学生がいるのは、そこには楽しい仲間がいるから。絆があるから。
 で、みんながいなくなると、辞めていく。そこに居る意味がなくなっちゃうから、ただそれだけなんだと思います。
 ま、本当にどうしょもないのもいますがね…

 一番身近であったかくて信頼できるはずの絆が“家族”なら、その在り方自体が変わってしまってるんだと思います。落ちてるんだと。
 家族とより、むしろ今は、他人とのほうがよくしゃべる子供が多いと思います。そこに安心ってやつがあるのかもしれませんね、家族と、っていうよりも大きなものが…コミュニケーション不足なんてのが大流行しているようですが、きっと、そこが一番の原因だと思います。

 …一つ屋根の下で暮らす、疎遠で冷たい、カネと血の糸だけでつながった絆をひきずる、他人の集まり…

 でも実際には、“冷たい”とかは感じてるとは思えません。単なる感じ方、とらえ方のすれ違い。重点を置く場所が変わっただけ。
 あるいは、ただそこが、“つまんない”とか“退屈”と感じるというだけのことかもしれません。
 でも、そこに求めてるもの自体は、いつの時代も変わってないと思います…

 あ、長くなりすぎた。も、もうやめにしとくか。
 みんなの、その唯一つしかない自分の気持ちしだいだからなぁ~…
 俺には生理整頓能力ってのが欠如してるようだ…
 しかしまあ、こんなこと好き勝手にぶちまける俺が一番子供なのかもしれませんなぁ~…

  • 2006年7月 4日 18:56
  • 松田拓弥
  • Essay

Lumielina ~理毛~

 “理毛ローション・シャンプー

 と、この商品、どうやら僕が通ってる美容室でもバカ売れらしい。
 女性はもちろんのこと、男性にも大人気とのことだ。
 ってことで、今日はそれについて書いてみようと思ふ。
 それはなぜなら、僕が“理毛信者”だからである。もうこれ以外のシャンプーは使わない。いや、もう使えなくなってしまったのだ……

 でも先に言っておきますが、すっげぇ~長いです。前代未聞です。ブログの域を超えてると思います。
 それぐらい、この記事は長文です。
 でも、本当に“理毛”に興味のある方は、この記事をかるくでも、何日かにわけてでも読んでおいて損はないと思われます。

 【Lumielina

 ……とはいえ、それだけだ。いや、もうそれで充分。
 それだけ書いときゃ、知ってる人ならすぐわかるさ。
 いや、女性ならたいがいすぐわかるらしい。実際、この名前を知らない人のほうが少ないんだそうな?
 ここのブランドさんは、どうも知り合いの女性の話によると、化粧品でも超有名どころなんだそうな。

「このシャンプー、すごくいいでしょう?」
 風呂場にあるこのシャンプーの容器を見ただけで、聞いてもないのにそう言った。
「え?? 知ってんの??」
「知ってるよ。すごい有名だもん」
「へぇ~、そうなの。すげぇ~いいよ、これ」
「うん、すごいいいと思う。っていうか、リュミエリーナならよくてあたり前って感じ?」
「だったら聞くな」
 その人は化粧品や流行やなんかにも、ものすごく詳しい。それもそのはず、この人の職場は、かの『ルイ・ヴィトン』なのだから。

 この“リュミエリーナ”なんて口唇を突き出さなきゃ言えなそうな勢いの名前も、さもあたり前のようにスラッと滑らかに発音しちゃうあたり、俺様はそれだけでもう乾杯だ。
 俺様、ファッションだろうが何だろうが、そういうブランドにはめっぽう弱い。疎い。興味もない。こだわりなんざぁ~、パンツとTシャツぐらいなもんか……パンティーはなんといっても、『BODY WILD』が最高だ。ボクサーズブリーフ。あれしかつけない。
 あ、あと靴下があった。靴下は≪UNIQLO≫のものしか履かないと決めた。
 ああ、なんと儚いこだわりなんでしょう。
 って、俺様の話はいい。


 それでいてやっぱり、その人は化粧品とかにもそうとう凝ってるようだ。
 いや、凝ってるっていうより、こだわってる。まあ女性なら当然っちゃ~当然かもしれんが……
 と、そこで。
 ≪LOUIS VUITTON≫で働くその人が使ってるという化粧品の1つ1つを説明と実演付きで聞いてみれば、けっこう目から鮫肌が飛び出るかと思うほどのものをご使用で……というより、飛びでた。
 って、その女性の話もいい。
 というより、なんでお風呂場のシャンプーに目がいくのかというツッコミも禁止だ。
 


 で俺、これまでけっこうシャンプーはいろいろ試してみた口だ。
 “mod's hair”から“ORGANICS”、“LUX Super Rich”、“VIDAL SASSOON”、“メリット”から“トニックシャンプー”まで使った。
 CMがチャン・ツィイーってことで“ASIENCE”もちょいと使ったことがある。
 アジア系の顔なら、このチャン・ツィイー、彼女こそがきっと僕の理想に最も限りなく近い女性だろうと、確信があるようなないような……
 で、今思えば、みっくすって、顔の造作とかチャン・ツィイーにすっげぇ似てるような……
 まあ、そんなかるい自慢はいい。

 でも今まで一番自分の髪に合ってたなぁ~と感じるのは、かなり古いけども“PROGRAM”っていう白基調で空色の文字が入った容器のやつ。
 けっこう探したけど、当時はたしか、ポケベルよりさらに以前の時代だから、リンクを貼るにも、そのサイトも見つけられないほど昔のものだ。


 だがしかし……
 かつて27歳にしてやっとめぐり逢ったこの感動。
 僕の行きつけのその美容室の店員さん・真理ちゃんたちとのあいだでの呼び名でいうと、この“理毛シャンプー”はとても素晴らしいことこの上ない。
 店員さんも店長さんも、その誰もが認めてるこの、本物のVIPクオリティー


 普通の市販されてるシャンプーとの1番大きな違いといえば、“腐る”ってこと。
 ほら。
 ほらほら。
 ビビッた?
 ちょっとすごいって思ったでしょ? あ、なんかホントにVIPクオリティーとか思わなかった?
 腐らないものはたしかに便利で、それはそれで機能的にいいとか感じるかもしれないけど、化粧品とか肌に触れたり体内に取り込むものに関して言えば、“腐らない”って聞いたら、それってそんなにいいもんじゃないんじゃないって思わない?
 新鮮じゃないとか、化学物質がすごいんじゃないかとか……
 今で言えば、無農薬とか無調整とか防腐剤が入ってないとか言ってるほうが、安心で高級っていう指向でしょ?
 だから、シャンプーで腐るって聞いたらふざけんなとか思う人もいるかもしれんけど、それだけ品質というか成分にこだわってるんだって感じる人も多いはず。
 はい、ちょっと悪い響きではありますが、これは“腐るシャンプー”です。
 重ねて言っておきますが、すっごい長いんで、がんばって進めていってくださいまし。
 あ、今じゃパソコンのほうにテキスト読み上げ機能ってのがついてるので、ここをコピーして、そのままパソコンに読ませるって手もありかもね。
 というわけで、早速始めようか……

 まず、匂いがいい。とても香る。
 ユリなんだか桃なんだか忘れたが、この匂いがとてもアロマな感覚にしてくれる。
 俺様、このシャンプーの匂いがとても気に入っておる。
 男でそんなシャンプーとかそういうアロマにこだわるやつなんてそうそういないだろうけど、そんな男がここまで言うんだから間違いないのです。
 というか、俺様はそうことにすっごいうるさいです。きっと女の人より敏感かつ過剰かつ利き鼻でしょう。
 手につけて頭を洗おうとした瞬間にわかるこの芳醇な香り……

 “Oh!! Oh,YES!! nmmmmmmmmm...Oh...yeah...”

 あの有名なCMでお馴染みの“Herbal Essences”もマッツァオだ。
 シャンプーってやつはやはり、この香りってのが重要な要素の1つ。
 “メリット”はちょっとにおいがキツすぎだ。“LUX”も“VIDAL”もそう。
 あれを使ってる人は、風下にいてもすぐわかる。
 いや、それは嘘だけど、ちょっと自己主張が強すぎだ。

 まあ、最初に出会ったのは、この美容室でやってる“ハーブエステ”ってやつなんだけども、そのとき真理ちゃんに洗ってもらいながら一発で惚れた香りがこのシャンプーだ。
 男なら“女”を、女なら“理想の自分”を彷彿とさせる香りだろう。


 さてさて、ちょっとシャンプーには小うるさい俺様ということでそこが長くなってしまいましたが、続いては、そのローション也。
 前は、美容室のなかでもこの“理毛プログレス”より一段階安い“ZACRO”っていう製品を使ってた。
 まあ、一段階とはいえ、その値段は2、3倍ぐらいの開きはあるんだけども……それでもチェンジした。
 それはなぜかと問われたならば、“ZACRO”はたいして実感できるほど効いてるっていう感じがしないから。
 というより、実際たいして効果はないと思われる。
 いや、待て。これを使っていたおかげで、この今の現状が維持できたとも考えられなくもないが……
 実際効果はあったのかもしれないけど、実感できるほどのものじゃ~なかったというのが正直な“ZACRO”への感想。


 でも、“理毛ローション”!!
 これはイイ!! 高いけど、イイもんはイイというのが、これで判明。
 それだけの価値はある。
 ちょっと値段的な面でとてもリーズナブルなところに設定してくれてる“ZACRO”と比較するのは酷かもしれんが、こりゃやっぱイイんだわぁ~……
 育毛ということではあるものの、これは髪が増えるらしい。“ZACRO”でも発毛を謳ってるけど、やっぱり違う。
 “ZACRO”では、もともと髪の毛の伸びるスピードは早いので、それにちょっと毛が生えたぐらい。
 でもこちらの“理毛ローション”は異常に早い。1ヶ月で2ヶ月分ぐらい伸びてると思われる。
 真理ちゃんの話では、髪の毛の伸びが早いのは、毛穴が元気っていうことらしいが、さらに元気になったってことなんだべか……
 んまあ、んなこたぁ~実際特に心配はしてないんだけども、一応将来のための予防線の一環。
 ハゲはヤダ。やっぱりヤダ。
 まだ見ぬ未来へのそんな予防線に諭吉ウジを1人飛ばすのはいかがなものかとは思ったが……

 でも現実としてあるのが、先日、僕が髪を切り終えたあと、お決まりの合わせ鏡で自分の頭のうしろを見て「あ、ヤバくね?」と一人つぶやいたとき、真理ちゃんに言われたこの言葉。
「え? 最近松田くん、すごい増えたと思ってたんだけど」
 この際、相手が美容師さんだということで、お客さんが気にしてることは言わないという設定は抜きだ。
 というより、美容師さんの言葉としても、そのへんにも超敏感な俺様が、自分で実感したっていうことのほうが評価としての価値はすこぶる大きいのだ。
 しかしだ。
「“増えた”って、やっぱ少なくなってたんだ……」
 そんな心配も少なからず増えた次第である。


 しかし俺様のバヤイ、とりあえず白髪なんだな。
 でも減った!!
 減ったよ!!
 かなり減ったと思われる!!
 これは自分の目で見ても明らかだ。
 こういうのって、人の目が気になってやってるもんだとは思うけど、実際には自分が一番わかるもんだ。人の目にはそうじゃなくても、自分にはそう見えたりするぐらい、自分の目が一番厳しい。
 きっと白髪染めに精を出してる人は、ここでうなずいてくれてるはず。


 まあ、それはいいとして……
 実際の悩みで多いと思われるのは、なんといっても“縮毛矯正”というやつらしい。
 そう、この“縮毛矯正”。
 俺様は違うんだけども、どうも実際にはそうらしい。
 男性でも女性でも、この“縮毛”というやつにはホント苦心して悪戦苦闘を繰り返すんだそうな……
 で、その“縮毛矯正”とやらは、ほぼ毎月のように諭吉氏を何人も飛ばすらしいと聞いた。
「チリチリ切ない花いちもんめぇ~」
「抜けぇ~て悔しい花いちもんめぇ~」
「ケチって治らぬ花いちもんめぇ~」
「湿気にやられる花いちもんめぇ~」
「ネタぁ~で笑って花いちもんめぇ~」
 ちょっと今思いついたので追加してみた花いちもんめぇ~。
 それを考えたら、やっぱそれなりには高いけども、このローションを使えばよろし。
 治るんだと。
 真理ちゃんがこれを使って縮毛が治ったらしい。
 その姿を見れば、ホントに治るんだとわかる。
 “え? ホントにちぢれッ毛だったの?”と、僕は普通に疑ったほどだ。

 で、あと、髪質そのものが変化するんだそうな。
 俺様も髪質が変わったらしい。いつも切ってもらってる専属のビューティシャン真理ちゃんが言うんんだから間違いない。
 んでまあ、このローションは【リュミエリーナ】さんのサイトに行けばわかることなんだけども、“Zシリーズ”というやつで、いろんな効果がその効果別にいろいろあるわけだ。
 クセ毛からパサつき、白髪、抜け毛、薄毛、縮毛、栄養補給、そしてそれら全体的に効くやつ……
 これだと、そういう専用の“リリィジュ”とかと同じぐらいの値段なんだけども、どうもやっぱり通販ってのがねぇ~……真理ちゃんは生の声だし。
 というか、そういうのはとりあえず食いつくわたくしTakuyaなもんで、その“リリィジュ”も使ったことがある。
 実際、そんなに長期間継続して使ったからなんとも言えないけど、髪質までが変わったりということはなかった。髪も増えたわけじゃ全然ない。
 でもって、この“理毛ローション”なんだけど、なんか最近新しくなったらしい。
 それらの効果が全部入って、あとは“白髪を減らす効果”があるかないかっていうので分けられたんだそうな。
 もちろん俺様は“白髪向け”である。


 とまあ、ここの美容室さんでは、“ヘナ(HENNA)”と、この“理毛”というやつにとても力を入れてるらしい……
 と思って、こちら【Lumielina】さんのサイトにある“理毛サロン”ってところを見てみたら、案外この“理毛”関連のものを取り扱ってるところが、ヒジョ~~~~~に少ないということがわかった。
 こんなにも素晴らしいものなのになぜ……
 まことしやかに残念です。


 そんななか、この“理毛”を取り扱ってるお店が近所にあってわたくし、とても助かってます。
 なんにも用事もないのにたまに遊びに行かせてもらってもおります。すると、“ゆっくりしてきなさぁ~い”と言ってくれます。で、ゆっくり真理ちゃんやヨッシーと楽しく談笑させてもらってます。
 美容師さんはしゃべることも仕事のうちらしい。
 しかし、俺様が行くとヨッシーはいつもいない……
 でも最近はバイトの時間帯と休みが変わったので、たいがい逢えるようになりました。
 あと、【 Aqua clara 】もしょっちゅういただいてます。
 って、もう浄水器つけちゃってるしねぇ~……もっと早くにこの“アクア”を知ってれば……

 ここでさらに、俺様が足繁く通うこの美容室≪Chelsea SW3≫では、どうやらまだまだ新しいことにチャレンジしてるようで……
 行くたびにいろんな商品やら設備が増えてる。
 この“ハーブエステ”に始まり、落ちないメイクという“アートメイク”やら“理毛”やら“まつ毛パーマ”、最近では化粧品も豊富になってきてる。
 ただ、“まつ毛パーマ”に関しては、最近こんなニュースもあるらしいので、それなりの覚悟と注意が必要かもしれない。
 安易に受けないとか、技術と腕のたしかな美容室やサロンへ行こう!!

 で、ここへきてcoQ10配合のシャンプーなんかも出るそうで、店長さんにチラシを見せてもらった。
 でも、店長さん曰く。
“体内に取り込むんならわかるけど、シャンプーに入っててもどうなの? って感じ?”
 ここの店長さんの“美”に対する目は、とても厳しい。
 でも、同感。
 で、こないだ男性の方が“まつ毛パーマ”のところから出てきて、かなりサプライズ……時代もまた移ろいますな。

 いやぁ~、とにかく素晴らしい、“理毛”!!
 と思いきや、僕が行きつづけるこの美容室≪Chelsea SW3≫が北海道地区の案内に載ってない!!
 嗚呼、なんたることだ……


 というのも、この“理毛”関係のものは、商品登録というのがされているらしいのだな。
 だから、たとえば僕の通う≪Chelsea SW3≫がチラシとかを作る際に、“うちは理毛取り扱ってます!!”とか、先日オープンした≪Chelsea SW3≫のオンラインショップ『チェルシーショップ』で、お店が直接“理毛シャンプー取り扱ってます!!”とか宣伝公開するのはダメなわけさ。
 超禁止。超禁止。チョーチョーチョーチョーチョー禁止。
 そこは【Lumielina】さんから、キツくキツく言われてんだって。


 とまあ、そんなこんなで激烈長く書いてしまいましたが、髪の毛でお悩みの方、近所に“理毛商品”を取り扱う美容室があったら、ぜひ1度行ってみることをオススメします。


 ただ!!
 とはいうものの、【Lumielina】さんのこのシャンプーやらローションやら“理毛商品”は、完全予約販売ということらしいのでございますの!!
 オホホホホホホホホ~……

 どう?
 なんかさらに高級なにおいがプンプンするでしょ? VIPでしょ?
 それでいて、しかも、そういう≪Chelsea SW3≫みたいな美容室さんを通して予約を受けてから届くまでに、約1ヶ月から2ヶ月ぐらいはかかるんだそうです。
 これはどこへ行っても、同じだそうです。
 それもそのはず。
 【Lumielina】さん直々にそういうシステムで販売を行っているからです。
 まっ、それもまた経営戦略ってやつなんだろうけどさ。

 ……ただ!!
 ここへきてまた“ただ”ですよぉ~!?
 なんかいいにおいしてきたでしょぉ~!?

 そんなにいいなら私も使いたい!!
 使ってみたい!!
 しかも“今すぐ”!!

 と、そんなどぉ~してもというキュートなわがままさんに朗報です!!
 前に書いた日記では、インターネットという利便性、それとは裏腹な危険をかんがみて、どうしてもお店の電話番号をそこに公開するという冒険までは自粛していたわけです。
 だから、僕の書いたその日記を読んでくれて、興味を持ってくれても“どうやって問い合わせればいいの??”という質問を、それなりに多くいただきまして……
 まあ、そういう方には、お店に許可をとってから、僕が直接メールで電話番号を教えていたわけです。

 しかぁ~~~~~~し!!

 このたび、わたくしTakuyaが≪Chelsea SW3≫の店長さんに、どうかどうかと脚を組み、笑いながら頭を下げに下げて頼み込んだ結果、なんとOKが出たのです!!
 しかも、通常なら2、3ヶ月かかるところを、このひと言を電話口から付け加えてもらうだけで、すぐに対応してくれるということなんですよ、奥さん!!

「松田くん」

 そう、僕です。ええ、僕は魔法なんです。マジックです。アブラカタブラ・油固めらなのです。


 というのも、ただ単に、僕自身が理毛信奉者っていうこともあり、ドラマとかでよく観るスナックとか銀座のクラブとかで上流なおっさんが“ボトル”を入れるように、≪Chelsea SW3≫では、僕の名前で“理毛”が入ってるっていうだけのことなわけです。
 なんつったって、欲しいと思ってもそのとき予約したんじゃ、届くまでに時間かかるし……
 でも、そのへんでもまた【Lumielina】さんからの規制が入っているらしいので、新しく“理毛シャンプー”とか“理毛ローション”を使ってみたいっていう人にだけ、お譲りできるということらしいのですわ。
 それに、最初に書いたとおりこの“理毛シャンプー”、実際腐るんで、そんなに前から予約して長い期間取り置きしといてもらっても、腐らせてしまうだけになってしまうのです。

 というわけで、この“理毛”のものに興味のある方は、電話番号やなんかもいろいろ出てますので、こちらの『チェルシーショップ』からどうぞ……

 ……なんて、そんなセコい誘導作戦は使いませんよ。
 って、使ってるけど、ちゃんと公開の許可をもらったので、そのお店の電話番号は、こちら!!!!

 “011-860-3339

 この番号は直通なので、理毛のことだけじゃなく、もし興味があれば“ヘナ(HENNA)”のことも詳しく聞けると思います。
 で、初回だけはその“松田くんのサイト見た”でも“松田くんです”とでも、とりあえず僕の名前を出してくれれば、すぐさま対応してくれるとのことでしたんで、縮毛とかボリュームとか張りツヤとかで悩んでる人は、ぜひ1回試してみてはいかがでしょう?
 その良さをきっと実感してもらえると思います。

 ああ、また『チェルシーショップ』の宣伝みたいになっちゃったけど、今回ばかりは自分の意志だから。
 あくまで自発的にで、自分が使ってホントにいいと思ってるものだし、ホントは使いたいのに近くに取り扱ってるお店がないとか、理毛は知ってて興味もあるけど、問い合わせ先がわからないとか、ホントに悩んでる人がこれを読んで興味を持ってくれるかもしれないし、ホントに自分で使ってていいもんなんでオススメなわけです。

 あ、そうそう。
 あと、これは宣伝になっちゃうけど、自宅で白髪とか髪を染めてる人には、とっても嬉しいニュースになるんだろうと思われます。

 市販のカラー剤で毛染めをすると、ものっすごい髪が傷むらしいのですが、それをなくす“アルカリ中和剤”ってのを、このたび『チェルシーショップ』で販売することになったらしい。
 これは、ホントどこにも売ってないんだってさ。
 美容室でしか手に入らないというか、美容室でしか使わないものなんだって。業務用でしか卸さないみたいなのよ、この“アルカリ中和剤”って。
 お店のほうも業務用としてドーンと仕入れて、それを個人でも使えるように小分けにしてっていう感じにするっていうことだったし……

 というより、そんなのを個人に譲ろうとする美容室自体がまずないんだって(笑)
 そういう、傷ませたくない人が、わざわざ美容室へカラーリングをしに行くわけなんで……
 だから、店長さんとか真理ちゃんが言うには、もしこれを出すようになって、そのお客さんがカラーリングの際、逆に美容室に“これ使ってください”ってそれ持ってお店に来られたら、美容室側としてはムカつくだろうと……それが心配って笑ってた。


 あ、そうだ。
 これは、先日僕が『チェルシーショップ』の打ち合わせでお店に行ってるときに判明したらしいんだけど、“理毛シャンプー”で洗うと、その“アルカリ中和剤”はまったく必要ないんだってさ。
 カラーをすると髪が一時的にアルカリ性になって、そのせいで髪がすっげぇキシキシしたり、傷むらしいのですが、理毛シャンプーで洗うと、そのアルカリ成分がゼロになったんだそうな。
 そのへんもまた“理毛シャンプー”ってすげぇ~と改めて感動。
 ま、その“アルカリ中和剤”の詳細は、またのちほどということで。

 はぅあぅあぅあ~……
 さすがにもう長すぎるよ、おれ……
 しかも、いちいちリンクつけるのめんどくせぇ~……
 ってなわけで、これにてドロン!!

 興味のある方は、ぜひどうぞ!!
 “Chelsea SW3  011-860-3339(直通)”

  • 2006年7月 4日 09:22
  • 松田拓弥
  • Others

no LAW

流行りがルールになる。

  • 2006年7月 4日 01:26
  • 松田拓弥
  • Essay

Especial for you

涙のなかで愛を確認してきたり
誰も知らない孤独や不安を
それすら人には話せずに
ずっと一人で抱えていたり
人知れず思いだしては
泣いて泣いて 泣きじゃくって
ほどけない結び目のような憎しみや怒り
そんななかで誰かを傷つけてしまったり
そして傷つくことに麻痺していたりする

だけど
過去はもう振り返らない
あえて目を背けるようにはしてきたけれど
そんな過去も全部全部ひっくるめて
今からすべてを築いていこう
これから見えるすべてのことに感謝して
涙を流して許していけたら
僕らがめぐり逢えたこと
まだ見ぬすべての人たちが
みんな笑顔に見えてくるかもしれないから
悲しみや涙を流していても笑顔に変えてみせるから

だけど
その裏にはいろんな苦労や悲しみ
つらさや過去があるんだろう
僕にはそれはわからない

だけど
笑っていけたらいい
許せることはひどく少ないかもしれない

だけど
許せることもあるはずなんだ
同じ傷みはわかち合えない

だけど
誰にも話せず支えもなくて そんなとき
聞いてくれる人がいるんだよって
顔では笑っていたとしても
一緒に心で泣いてくれる人がいるんだよって
そして笑ってくれる人もいるんだよって
胸を張ってそう言えるんだ

どんなに使い古されていたとしても
たとえそれが聞き慣れたことだったとしても
もしも誰かの受け売りだったとあとから知ったことだとしても
ふとそっと置いていってくれるその言葉のその1つ1つが
僕の心を許してくれる
僕を 心を許してくれるんだ

人の傷まで背負い込めるだなんて思っちゃいない
だけどそこにそっと手を添えて
そこでぎゅっとにぎり返すことぐらい
それぐらいはしたいんだ
「ありがとう」と言われるたびに
同じ言葉が僕の心に刻まれるんだ
それは傷よりもっと深く
繰り返すたびに涙があふれて
僕の「ありがとう」も同じ深さであればと願う

僕らはこれから手をつないでいくんだけれど
どれだけの人にめぐり逢っていけるんだろう
そこで出逢った愛や夢 希望や光に微笑んで
どれだけの涙や悲しみを抱きしめていけるだろう
だけどなにがあろうとこの手は離さずにいこう

いこう

  • 2006年7月 3日 19:57
  • 松田拓弥
  • Poetry

素直でいこう

 趣味:人間観賞

 人を見ること。観察すること。日記。メモは取らなくても、なんとなくボヤけて残る人の輪郭。行動。しぐさ。靴。髪。腕時計。
 誰でもいい。
 とにかく自分を見て欲しい。
 ここにいる自分を見てほしい。

 胸の内、全部を吐き出すなんてできやしない。誰にも言えずに、どんどん自分のなかに積み重なってく。
 自分のなかの、自分の本音。
 人がじっとこちらを見てる。それに自分は気づかぬフリ。得意なのは、そんな“フリ”をしてみること。
 相手が気づけば、こちらは全然見てないフリ。それは単なる暇つぶし。人のことなんて、ホントは特にどうでもいい。
 自分のなかの、自分の建前。

 名前も知らないあなたを見るから、自分を見てほしい。
 他人だけど興味を持つから、わたしに興味を持ってほしい。
 だけどわたしはあなたに興味がない。見られても、見ない。声をかけてくれたとしても、わたしはそれを無視してしまう。
 これが売れないなら、わたしも買わない。なぜなら、せっかく築きあげた自分ってものを壊されそうで怖いから…たとえそれが、壊されるんじゃないってわかっていても。たとえ壊してほしいと心のどこかで思ってるとわかっていても。
 自分のなかの、人への本音。
 わたしは何も壊さない。わたしは何も犠牲にしない。わたしは何も見捨てない。わたしは何もわたしじゃない。わたしは何も欲しくない。わたしは何もわかってない。
 自分のなかの、人への建前。

 興味を持たなきゃ、誰も自分になんて興味を持たない。
 好きにならなきゃ、誰も自分を好きになんてなってくれない。
 見なきゃ、誰も自分なんて見てはくれない。
 何かをあげなきゃ、誰も自分に何もくれない。
 いつも見返りだけを求めてしまう。

 まあね。
 別に。
 いいんじゃない?
 笑ってごまかす。
 背を向ける。

 気持ちの整理なんてできやしない。
 1秒ごとに変わってく。
 気持ち。
 自分の気持ち。
 この気持ち。
 どこにも行けやしない。

 心。
 自分の心。
 この心。
 どんなに深く押し込んでも、心だけは押し込まない。
 押し込めない。
 誰にも渡すことのできないこの心。
 固く閉ざした扉のように、誰も開くこともできない。
 自分だけの心の扉。
 一体そこには何があるのか。
 それは自分でさえもわからない。

 怖い。
 すごく怖い。
 怖くて怖くて仕方ない。
 なにもかもが怖くて怖くて仕方ない。
 なにもかもが不安で不安で仕方ない。

 今。
 自分が消えたら何が変わるか?
 友人たちの頬を涙が伝うか…
 大好きだったベランダのサボテンさえ枯れてしまうか…
 大嫌いな太陽の光もここには届かなくなるのか…
 きっと何も変わらない。

 ぼくがいなくなっても何も変わらないなら、ぼくがいて何かを変えたい。
 そして誰かが喜んで心の奥から笑ってくれたら、それは、ぼくがいてホントによかったと思ってくれたことだ。
 笑ってほしい。
 笑ってほしい。
 いっぱいいっぱい笑ってほしい。
 ぼくがいてよかったって、誰かにそう言ってほしい。
 そしたらきっと僕も心の奥から笑えるようになると思う。
 そしたらあなたも笑ってほしい。
 素直に心で笑ってほしい。

 ありがとう。
 ごめんね。
 イイじゃん。
 ダメじゃん。
 やっぱイイじゃん。

  • 2006年7月 3日 09:22
  • 松田拓弥
  • Essay

5’

不安が消えない
いつも胸のどこかに抱えてる
すごく大事なものを守るように
いつかこぼれた涙のように

過去をいつも振り返るたび
同じ傷みが胸を刺す
まるでそれだけが想い出だったというように
そしてまた繰り返しの未来を怖れてしまうように

新たな道を歩いてきたと胸躍らせて
はたと立ち止まってしまったとき
同じ道が少し景色を変えただけと
今度は進もうとしていた道を見失ってしまいそうになる

きっとどこかにこの終わりがあると信じながら
それさえ恐れて何度も同じ始まりを求めてく
そして消えかけた道しるべをなぞるようにまた
同じ安心をくれる場所へと同じ不安を連れてゆく

笑いながら振り返って
泣きながら前を向いて

また歩きだして同じ不安に立ち止まってしまったときは
そこで思いきり泣いてしまえばいい

  • 2006年7月 3日 02:46
  • 松田拓弥
  • Poetry

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