- 436 松田拓弥より
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血
2006年5月16日 01:03
親は、子供のために。 子供は、自分のために。 子供がおもちゃを選ぶように、親は、そのおもちゃを選んで買ってくる。 選んで買ったおもちゃでも、子供は飽きても新しいものがやって来るまでは、それで遊ぶしかない。 親もきっとそれは同じだろう。 おもちゃを選ぶようには、親も子供も選べない。 ケンカしかしない親なら、いっそ居てくれないほうがいい。 “子供が大きくなるまで、別れる気はない” 逆にそれは、それからの自分を想像できないだけだと思う。 ホントに子供のためと思うなら、そのまま別れたほうがいい。仲の悪い親ほどイヤな親はいない。そんな親はいらない。そんな親なら、親じゃない。三流映画に出てくる三流役者と変わらない。 自分がその“親”っていうやつを演じたいだけなんだよ。しかも、“いい親”っていうほうだ。 泣こうが怒ろうが怒鳴ろうがわめこうが、親どうしの仲がよければ、...
The Song
2006年5月15日 23:09
なにも見えない 目を閉じた 好きな歌だけが背中のほうから聴こえてくる だけど歌詞もそのタイトルもたいてい憶えてない 名もない声が僕は好き 姿もなくて触れることもできないけれど 僕の気持ちを鎮めてくれる どこからともなく聴こえる声 なにも求めるわけじゃないけど 僕はなにかをもらってる 恩返しなんてできないし そんなのする気もないけど 僕は歌を聴きつづける 僕はその声が好きなんだから きっとなにも伝わることはなさそうだけど たまにはそれもいいじゃない...
約束の場所
2006年5月15日 17:51
冬がくれば 青く澄んだ海が見たい 夏がくれば 雪を夢見て 一体これは何なんだ? 忙しいときアイツは邪魔だ だけど今は誘ってほしい 一体これは何なんだ? どうにかしてよ この気持ち 刺激に餓えてて張り裂けそうだ きっと満足なんてやってこないさ 腹がへっては戦もできぬ きっとどこかに見つかるさ 変化も刺激も訪れない ずっと平和な約束の場所 きっと誰もが欲しがってるのさ そんな場所… 春と秋には 僕は君を思いだす...
Shall
2006年5月15日 12:43
もう2度と離れない 1度離れたわけじゃない ずっと途切れることはない この誓いを捧げよう...
交差点
2006年5月15日 08:45
小さな頃はまだまだ歩幅が短くて 遠くまでなんて行けることも考えられず ただ自分が行けるところだけを向いていた でも自分の好きなだけ眺めていられた 今はどこまでも行ける 行こうと思えばどこまでも なにかが足りないわけじゃない 自分がちょっと臆病になってるだけなんだ 1歩の距離が大きく長くなった分 そのあいだで見失うことあるかもしれない 気づかぬこともあるかもしれない だけどその分自分の知らないところへ行ける なにも知らないところだから いろんなことを知っていきたい 自分の両手を広げただけの ほんのちょっとの自分の世界 1歩足を動かすだけで 自分の世界が動きだす 今ここから動きだす 今までこの足はどれだけの土を踏んできたのか どれだけの草や花を殺してきたのか どれだけの命を絶やしてきたのか 名もなく消えた小さな命 だけどその分僕も少しは大きくなれた なにかを踏み台にして大きくなっ...
時の人
2006年5月14日 22:27
時は 人に なにを求めているのだろう? 人は 人に なにを求めているのだろう? 時代に愛されたものは その時代とともに消えてゆく せめて記憶 “時”は 誰も忘れることも誰も無視することもできない “人”は 誰もが忘れ 誰もが無視できることかもしれない 時のまばたきのあいだにあるだけの人かもしれない でも、そんな“人”に愛されたい...
まだひとり
2006年5月14日 17:16
キミの気持ちには気づいてる だけど僕の気持ちは明かせずに ちょっと怖くて すごく嬉しくて だけどやっぱり何かが怖くて 「楽しいだけの気持ちじゃない」 いつかキミがそう言った 「でもつらくてもキミと過ごせる時間ってあるんだ」 「それがふたりの楽しい気持ちになれるために」 気持ちを伝える100の言葉より 100の時間を重ねよう 言葉はたった1度でいい キミに逢えたキスと一緒に僕の心に刻んでゆくから どんな大きな歴史にも素敵な恋があるように 僕らもここに小さなふたりの歴史を残そう 今はまだひとりだけれど...
冬に降る星
2006年5月14日 05:08
雪が降る前、吐息が白く、 春のようなこの景色も、 冬のように輝いている。 冬の空は雲より高く、 夏の海より透きとおっている。 夜空。 星を1つ、また1つと数えてゆく。 もしそれが、誰かの祈りと心と呼べるなら、 光輝く星屑の地。 きっと僕らを空のように見上げるだろうか? 星にも男や女があるのなら、 きっと愛も存在する。 きっと星たちの距離も縮まってゆく。 2つの星座が1つになれば、 きっともっと優しい光が届くだろう。 星は、空も大地も照らせるように、 きっと小さな小さな流れ星が 僕らの手にも降ってくる。 銀色の夏。 この冷たい結晶も、手のひらの上ではにぎりしめるその前に、 ゆっくり溶けていってしまう。 そう、きみの心のなかへと… 雪降る夜空を見上げたら、 そこにあった星の形に重なった。 そして1つ、僕の頬で星が溶けた。...