"Diary" にまつわる文章のリスト

レプリカントでございますが。

 プロ野球ってやつにはたいして興味はない。
 いや、むしろ毛嫌いしてるぐらい好きじゃない。

 ちっちゃいとき、親にチャンネルを奪われた。
 『元気の出るテレビ』や『カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ』とか、見たいテレビが中継で中止。
 延長で録ったビデオの半分が略奪。
 どうしても野球ってやつが好きになれない。

 3でやれ。


 でも、ニュースで見た。
 見てしまった……

「泣くな、真っすぐしか投げないから」

 最後の打席で中日の谷繁さんって人が、マスク越しに新庄さんへそうつぶやいたらしい……


 いいじゃないですか!!
 こういうの大好きですよ!!
 きっとこういうことができる人こそ、だれからも慕われるんでしょう。
 そして、こういうことされる人ってのは、ホントにだれからも慕われてるんでしょう。
 そう思います。

「泣けてくるよ、まっすぐにしか生きられないから」

 とはいえ、野球は好きになれねぇ。

 しかし、スポーツ映画でラストが一番感動的なのは、なぜかアメフトな気がする。

 なんなんでしょうねぇ~……

 きっとわかってる。わかってるさ。
 監督の指示を無視したクォーターバックに囁かれた一人の選手が独走で突っ切ってタッチダウンとか、超ロングでウルトラなスペシャル・タッチダウンパス一発とか、最後に練習した伝統的で監督が大好きなフォーメーションでタッチダウンとか、傷から復帰したスーパーヒーローのラストキックとかね。

 人生なのかねぇ~……
 一人で突っ走って、時には懸けに出てみたり、どんなにつまずいて転んでも立ち上がってきたとか、人への思いやりや尊敬、感謝とか。

 そういう人の姿って、本当に泣けてきます。
 痛いぐらいの嬉しさって、人から勇気をもらったときだと思ふ。
 痛くても逃げださない、負けない、淡い弱さの反対側。
 そう思ふ。

 ふと涙があふれてきたら、空をあおぎますか。
 それとも、自分の足元にそれを落としますか。

 涙は心の我慢汁。


 最後の最後にごめんなさい。

  • 2006年10月28日 00:36
  • 松田拓弥
  • Diary

でもやっぱりムリみたいだ。

 ひさびさに会う人会う人、たいがい“ホント変わらないね”って言われる。
 “相変わらず”とか“まだ言ってんの?”とか“わかったから”とか、もう半ば呆れぎみだ。

 でも、それも、悪くないんだな、これが。


 最近の思いの始めに、必ずといっていいほど“不思議だよ”っていうのがくる。
 自分のことなのに、不思議で仕方ない。
 憶えてる。
 忘れない。
 これ以上、ない。

 不思議だよ。

 言葉も気持ちも考え方も、なんもかんもが自分のことから他人のことへと離れていく。

 ── なにやってんだろ、おれ。

 そんなふうに感じることも、ママ。


 でも、なに1つ悲しくなんかないんだよな。
 これまた不思議だけど、今まではずっとすべてが自分の目からでしか見れてなかったような気がする。
 まあ、たしかに極端すぎるかもしれんけど、客観的にいろんなことが見えはじめてきてるような気がするんだよ。
 今までは、どんなにはしたなくて下品でバカでアホでチンカスなことしてても、そんな自分を客観的に見れなかった。
 高校のときには、「今の自分、客観的に見れてないべ」って笑われたこともあった。
 まあ、それはそれで楽しかったからいいんだけど……
 いや、やっぱり楽しいからいいんだな。

 やっぱり自分と完全には切り離せないけど、そういう気持ちも大事だなって思えるんだよ、最近。

 昨日、沈黙のなか、ベッドの中心に体育座りしてた。


 ── なにやってんだろ、おれ ── 今。

 ── でも、なんかいいな、こういうの。

 ── おれの脚、案外長いかも。


 腹がへりすぎて胃がキリキリ痛んでても、それはそれで楽しかったりした。
 そのときのそれより、そのときもっと大事なことがあったから。

 やっぱり、おれってかわいい。

  • 2006年10月25日 18:10
  • 松田拓弥
  • Diary

地面とFuck.

 さっき≪ドン・キホーテ≫へ行くとき、思いっきしチャリでコケた。
 地面に頬骨あたりでバウンドした。
 こんな大きな転倒はホントひさしぶりだ。小学校の夏休み、朝のラジオ体操のあと、公園一周のマラソンのときうしろのやつに押されて左顔面で地面の拭き掃除したとき以来かしら。
 頬骨陥没かと思った。
 おまけに左肩が上がらなくなった。
 記憶もかるく飛んでいます。

 建物から出たときとコケた直後のことは憶えてんだけども、なんでコケたのか思い出せません。
 一応バイトの構内だから労災とかおりるんだろうか……
 左の頬が青くなってボッコシ腫れそうな予感……
 いや、それは大げさだ。顔がそんなに腫れたことなんて、これまでの人生で1度もない。
 もう外は冬の凍てつきだから、余計に突き刺さってくるように痛む。
 北海道の冬いらねぇ。

  • 2006年10月13日 02:23
  • 松田拓弥
  • Diary

ポーランド対日本

 今さらながら女子バレー ワールドグランプリ!!
 対ポーランド戦の第2セットまで!!

 いやぁ~、ニッポン強ぇなぁ~……

 荒木さんが実にいい!!
 前大会のときとは見違えるような彼女の活躍!!

 今回はリベロとして起用されてる菅山さんのスーパーレシーブ!!

 竹下さんの素晴らしいトスワーク!!

 沙織さんのハイセンスな攻撃!!

 そしてやっぱり、高橋みゆきさんの相変わらずな感じ!!

 いやぁ~、強い!!


 とまあ、そんななかでふと気づいたことがある。

 おれはどうにも、ちゃんと汗をかく人が好きらしい。

 たまぁ~に女の人で、どんなに動いても全然汗かかない人ってのがいる。
 でもこうして大会で試合をしてるなか、ものすごい量の汗を流して戦ってる彼女たちを見てると、おれはそういうちゃんと汗を流す人が好きだってことに気づかされた。
 不思議なもんだ。
 世の中はどうも、できるだけ汗を抑えるような方向に進んでるような気がする。
 でもそれは、僕にとって涙も流しちゃいけないって言ってるのと同じような気がするわけだ。

 大山さんとか、ものすげぇ量の汗をかいてる。
 たぶんバスケ中のおれと大差ないぐらいかいてるだろうと思ふ。

 おれはそういう人が好きなんだな。
 きっと自分に素直なんだ。
 いやまあ、心と体は別だっていう考えもあるんだろうけど、動いたら汗が流れる……これ自然。

 汗ダラダラな姿は、なんも汚くない。
 むしろキラキラ輝いてるさ!!

 やっぱ自然体が一番だ。
 観れば観るほど、続きがどんどん楽しみになる。
 女子バレー最高!!

 そしてまた今さらながら、世界バスケ……

 つまんねぇ。

 なんだろねぇ~……
 やっぱ動きとかルールとかわかるし、自分がやってたからなのかねぇ~。
 どうしても粗が見えてしまう。
 “おまえら、ホントに全日本か?”って何度も感じてしまった。
 まあ、高校と世界とじゃ、全然レベルが違うんだろうけども、これなら能代とかのほうが強いんじゃねぇかと本気で思ってしまう。

 とまあ、やっぱりタブセくんは出てないらしい。
 かなり残念だ。

 観てると、NBAとの大きな差って、とにもかくにもフリースローの率なのかなぁ~と感じた。
 フリースローは、NBAを観てると、ほとんど絶対と言っていいほどはずさない。
 でも世界バスケだと、けっこうはずしてる。
「この状況で2本とも決めるのは立派ですねぇ~」
 そんな日本人の解説が入るのがちょっと退屈だ。
 むしろ、自分たちでレベルの低さを明言してるように聞こえる。

 あと、日本の解説者の方の話を聞いてると、どこをどう聞いても、ちょっと日本のチームを褒めすぎてるような気がする。
 五十嵐くんのスピードはたぶん、全体的かつ平均的なそれのことだろう。
 でもバスケはやっぱり、一瞬の瞬間的なスピードのほうが大事だし、それを感じて初めて“ヤベェ、こいつ速ぇ”って感じるもんだ。
 ずっと速くても、それはそれで速くても、試合のなかで慣れちゃうわけだ。

 そして折茂さん……なぜそんなに期待されてるんだ?
 まったくわからんぞ。


 しかし、桜井くんはとてもいい!!
 なぜ彼をスタメンで起用しないのか……
 一対一の強さなら、きっと彼が頭一個ぬきんでてるんじゃないか?
 3Qも出てくるんだろうか? ちゃんと監督さんは彼を使ってくれるんだろうか?


 まあいずれにせよ、がんばれ、ニッポン!!

  • 2006年9月29日 04:15
  • 松田拓弥
  • Diary

ワールドグランプリックス

 ついに始まってしまった……

 女子バレーボール ワールドグランプリ!!

 ああ、なんてこったい……
 落ち着くまで、もうちょっとでいいから待ってほしかった。
 またビデオ観戦かよ!!
 もうずいぶん前だけども、あのワールドカップもそう。

 バイトへ行くたんびに、大のサッカー好きが1人いて、ここぞとばかりにしゃべりだすわけです。
 まあ、その彼は、一応俺様がビデオだってのを知ってるのでそれなりに配慮はしてくれるんですが、もう1人のサッカーちょい好きオヤジが、ワールドカップで巷が盛り上がってるからってなにげなさを装って話しだすわけだ。
 そのオヤジは単に暇だから話しかけるだけで、ほかに自分が興味ありそうなことならなんでもいいくせして、俺様がビデオでまだ観てねぇってわかってるのにしゃべる。嫌がらせ以外のなにものです。
 やがて、口々に結果とか試合展開とか納得いかないだの何だのしゃべり散らすので、俺様一喝。
「おまえら、ふざけんなやぁ。まだ観てねぇんだからぁ」
「あ、ごめんごめん。じゃあ別のところで話してくるわ。でもさぁ、どうなるんだろうね……」
 ちゃんとドア出てから話しだせよ。

 美容室に行ったときもそう。
「松田くん、ワールドカップ観てる?」
「もちろん。徹夜デスヨぉ~」
「イタリア優勝したよねぇ」
「あ、そうなの? マジで?」
「え? 知らないの? 観てるって言ったじゃん」
「ええ、全戦ビデオなのですよ。だからわたしのワールドカップはまだ終わってないのです」
 そこからは、ライブ感の特に必要のないイケメン選手の話題に切り替わったのは、言うまでもなかろうて……


 まままま、とはいうものの、このたびはバレーだから。バレーボールだから。あのオヤジも観るんだろうけど、ほかでそんなに好きな人もいないし。
 サッカー好きもあくまでサッカーだけだし。バスケもかなり好きだけど、バレーはさすがにそこまで詳しくないかと。
 まあ観てたって、ワールドカップのときみたいに、誰がどうとか、あれはオフサイドだのうまいプレーだの言ってくれるはずもなかろう。
 あと心配なのは女性陣だが……
 まあいいさ。
 バレーの場合、サッカーと違って映像で観ないとわからない空気感あるしな。あんまり点数入らないサッカーとは違うから、応援する熱の入り方がまるで違う。
 しかも、女子だ。


 にしても、高橋みゆきさん、かなりしぼられてたなぁ~……
 明らかに細くなったと思う。顔とか脚とか、なんか全体的に変わった感じ。
 オーラというか風格というか、なんというか雰囲気みたいのが一番違う。
 やっぱ海外って、洗練されるんだろうか。
 そう、洗練されたって感じ。
 笑顔が、より笑顔な印象。
 表情が、ホントにより際立つ表情というか……まあ、これも風格というやつか。
 存在感がさらに強烈に、そして静かににじみ出てるという感じ。
 いやはや、個人的にたださらに素敵な女性になったって言いたいだけだな、こりゃ。

 なんか日本チームの全選手が、たぶん“人に見られてる”っていうことを意識しはじめたんじゃないかと感じる。そして人気。
 ……なんだろう……男の勘だ。

 そんななか、それをあまり感じないのが、菅山かおるさん……やっぱり可愛い。
 なんだろなぁ~、可愛いっていうのかなぁ~、菅山さんは。カッコイイって言ったほうがしっくりくるような気もする。
 なんだろねぇ~……わかるかなぁ~。
 見た目とか中味とか、そういうんじゃないカッコよさっつの?
 女の人に“男らしいよねぇ~”とか褒めるそういうんじゃなくて、女の人に“あの人カッコよくない?”って訊かれて、“ああ、カッコイイわ”って答える感じ。
 なんかそういうのを感じるわけだ。

 んでもって、今回からスタメンに起用されてる木村沙織さん。
 なにやらセッターもやるらしい……あの“時をかける万能少女”たぁ~、なかなか遠からずって感じだな。
 でも万能ってのは聞こえもカッコイイんだけど、ちょっとォ~……
 やっぱ、万能って言わせるだけの能力があるんなら、そこからさらに“これだけは絶対誰にも負けない!!”っていうのを見つけてほしいなぁ~と思ってしまうのは、自分がスポーツやってたからなんだろうか……
 そして、やっぱ可愛いな、木村沙織さん。
 これまたなんでかなぁ~……昔っからああいうお顔立ちが好きらしい。
 でもまだ若いのかなぁ~。
 まあ、ちっちゃいころからキャプテンとかやってきてるんだろうから、そういう空気というか雰囲気は体とか肌が感じるんだろうけども、テレビの試合中継で映るとき、なんかいっつも笑ってる感じがする。
 それが、時折みゆきさんの見せるような表情が出てくるようになったら、これはもう……
 LOVEはじめました。

 なんかホントにいいもん持ってる人ってのは、やっぱ顔もいいんだな。
 改めて感じ入っちまうよ、まったく。

 んで、もしホントに木村さんが竹下さんばりのセッターにでも成長しようもんなら、こいつはもう楽しみで楽しみで仕方ない。マジでニッポン女子バレーがヤバくなるであろうことは、必至だ。
 しっかし強かった……キューバにストレート勝ちとは!!
 前のグランドチャンピオンとは違って、高橋みゆきさんに頼ってないっていう感じがさらに強くした要因なんだろうかと思ふ。
 高橋さんのユニホームの背中が“SHIN”ってなってたのが、やけに感動した。
 ああ、早く次の試合も観たい……

 あ、そうそう。
 あと今、世界バスケがやってるらしい。
 これもビデオに録画してるんだけども、田臥くんは呼ばれてるんだろうか?
 だったら早く観たい。
 とはいえ、バスケはやっぱ観てるよりやってるほうが楽しいので、あんまし書く気も出てこない。

  • 2006年8月21日 17:57
  • 松田拓弥
  • Diary

マーブルみかん

 みなさん、おはようございます。
 自分の血を、みかんの果汁と勘違いする人間、Takuyaです。


 以前わたしは耳から血が出ましたが、先日はひさびさ鼻血が出ました。
 ただいまわたくしは、ついに比較するための洗顔石鹸を使い切ってしまったため、次のパラオソが届くまでのあいだ、≪サッポロドラッグストアー≫で買った“みかんの石鹸”というものを使っておるわけです。
 で、その日、シャワーを浴びてるとき、顔を洗ってる最中にふと目を開けると、泡がオレンジ色のマーブルが混ざっておりました。
「……あ、この石鹸、みかんの果汁配合されてんだぁ」
 ちょっとその泡を混ぜてみる。
「おっ、ちょっとすげぇじゃん」
 だがしかし、シャワーのお湯が入ったせいか、どうにも鼻がおかしいということで、ハフンと鼻息を飛ばしてみた。
 するとどうでしょう。
 次の瞬間、自分の腕と、風呂の枠に、小さなその果汁のしぶきが飛んだじゃありませんか。
 そしてポタッ、ポタッ、ポタッと3雫……
<あら?? これってまさか、俺様、鼻血だしてんの??>
 ちょっと膝を曲げて、風呂場に設えられてる鏡を覗いてみる。
<あら鼻血>
 でも、とりあえずまだ洗顔が途中だったので、まずはそれを済まそうと思った。かまわず同じ泡でまんべんなく顔を優しく洗ってすすぎました。
 それから、目と目のあいだをしばらくつまんでパッと離したり、またハフンと鼻息の疾風を巻き起こしてみたり、鼻の穴のなかにシャワーを逆噴射してみたり、ひさびさの鼻血とたわむれてみました。
 そうこうしているうちに、だいたい1分ぐらいで止まりました。
 ちょっとおもしろかったです。

 で、バイト先でもまたさっき鼻血が出たというわけです。
 エアコンがあるせいか、鼻水が止まらなかったので、とりあえずつっぺってみた。
 いったんはずす。
 ん??
 どうやら鼻クソらしき違和感を察知したので、もう1度突っ込んで、3時の方向に3回、10時の方向に2回こねってみた。
 そして確認のため、はずしてみた。
 オカリナのような赤い模様が、その中腹あたりににじんでいた。
 つっぺるとよくあることなんだけど、先日のこともあり、すぐにピンときた。
 でも、とりあえずそれは捨てようと思って、すぐ隣に待機させている業務用ゴミ袋に体を向けた。
<あん……>
 ピタ、ピタ……ピタッと、徐々に早くなっていく俺様の鼓動とシンクロするように3滴。
 床で1円玉ぐらいのトマトが弾けてるようだった。新鮮な血ってのは、ここまできれいに赤いのかと感心した。なかなかハリウッドや香港の映画で見る血のりも、まんざらではないらしい。
 しかし、またもや俺様の果汁が無料で世に流通してしまった。まさに出血大サービスだ。
 ねじ込んだつっぺが、心持ちやや大きかったのがいけなかったのか……鼻の穴が多少広がったような気がする。
 いや、先端のほうでピョイっと触手みたいなのが余計に伸びてたのがいけなかったか……ここでの紙と言えば、トイレットペーパーしかなく、やはりティッシュより硬いからか。
 指を当ててみれば、おとといの鼻血とはまた別の穴だったので、古傷が開いたというわけではないらしい。
 まま、新しいトイレットペーパーで鼻をおさえながら、床の血を拭いた。
 どうやら俺様の果汁は、1分間限定のタイムサービス制らしい。

    [了]

 あ、そういえばサタデーナイツに、≪Chelase≫のお食事会にお呼ばれさせていただいた。
 というのも、いつもお世話になっている≪Chelsea SW3≫のみなさんだけじゃなく、もう一店舗ある≪チェルシー≫の方々もご一緒だったわけだ。
 しかしそれは聞いてない……
 わたくしは大人数っていうのが、大の苦手でありまして、数に埋もれるタイプだからであります。知らない人は、9割無視です。
 そして、しかも男女比“1対7”……一体全体なにを話したらいいのか……

 でも実際には、そういうわけでもないらしい。
 まあ、やっぱ人にもよるんだな。
 楽しくたらふく食べさせていただいた。
 おもしれぇ……特にあの店長さんおもしれぇ。1つネタをパクらせていただいたぐらいだ。

 んで、≪かくれ家≫っていうところに連れてってもらったんだけど、メチャメチャうまいィ~!!
 俺様はあの、フランス料理とか料亭みたいな、デカい皿にチベットしか乗ってない料理が大嫌い。
 ちいせぇ料理を、ナイフとフォークでさらに小さく切り分けていただくってのが苦痛だ。
 なんで花びらがしわしわになった百合みたいな口して食わなきゃならんのだ。表現的には美しそうだけど、見た目はてんでヒデェもんだ。

 しかし、≪かくれ家≫は違う。
 デカい皿にドカーンと乗ってる。そこがまずいい。
 それでいてガツンとうまいんだから、文句なし。
 というわけで、“仙豆”ばりの効果が見込めそうなぐらいの量をご馳走になってきた。
 まさにご馳走だ。
 最近じゃずっと、俺様一子相伝の“もやしご飯”ばっかり食っていたので、ここぞとばかりに食べさせていただいた。


 もしこれを読んで、“そんなにおいしいんだったら私も!!”みたいな方がいらっしゃるかもしれないので、一応書いておきます。
 たしか白石から札幌方面、あれはきっと、東札幌とか菊水あたりのはず。
 で、入り組んだところに入っていって、さらにわかりづらい小さなお店です。
 でも、すぐそばまで行けば、すっげぇ混んでるし、看板も目立つ感じなので、すぐわかるかと思います。
 僕はあそこの店長さんぽい人が好きになりました。とてもフレンドリーな感じがいいです。


 もう一店舗のほうのお嬢さんとも、やっと最後のデザートが出てきたとき、すかさずロックオンして楽しく談笑させていただいた。
 それまでは食べることに精一杯で……
 まあ、一緒にいれば当然のことながら、ヨッシーとも真理ちゃんともおしゃべりできたし、ホント、身も心も充実だ。
 ごっつええ感じ。

 ただ、向かいに座っていた方、テーブルの下で足をチョンチョン触っていたのは、なにかの合図でもなんでもないので、なにとぞ誤解のなきようよろしくお願いいたします。セクハラとかもなしの方向で……
 え~っとあれは、掘りごたつってのか??
 で、それをいいことに、隠れてちょっと脚を組んだ際の副作用です。途中でいい加減謝ろうかとも思ったけども、もしあちらさんが気づいてなかったとき、それをあえて伝えるのは、逆に変な意味でとらえられてしまうんじゃないかと、やめました。


 とにかく、店長には、まことしやかにご馳走さまになった。
 またあのような機会があったら、ぜひ呼んでほしいものだ。あのお嬢さんとももうちょっとぐらいはまともな話をしようと思う。


 というわけで、ご馳走になっておきながら作りなおしのサイト、まだ半分ぐらいで……
 でも、あとはオススメとかに使う画像を入れてというだけかと思うんで、あと残り3分の1ぐらいで完成かなぁ~。
 あ、画像か……
 わたしが画像を作るということはどういうことになるか……
 え~っと、ということで、訂正。
 やっぱり完成度のほうが3分の1か、3分の1.4という感じ。

 ……うん、がんばろ。

  • 2006年7月24日 13:13
  • 松田拓弥
  • Diary

あいのりについて

 いやぁ~、あんだよ!!
 ひさよん、すっげぇ~いい子!!
 めっちゃカワイイ!!

 あんなことを言うなんざぁ~、どれだけの勇気がいったことか……
 想像もできん。
 あんなことしっかりと伝えられる人なんて、そうそういねぇ~だろうなぁ~……
 逢ったことね。

 あんなにも人と正面からちゃんと向き合えるなんて……
 これも全納の力LOVEのなせる業なのか……

 しかしまあ、あんなにもはっきりしっかり「好き」っていう気持ちを、強く強く、そしてホントに本気でぶつけられるなんて……

 すごいよ、ひさよん。

 やっぱなぁ~、人間それなりに大きくなってくるとさ、それなりの自分っていうのが自分勝手に築き上げられちゃってさ、そこに執着しちゃうもんじゃん。
 田上くんの態度、わかる。わかるよ。
 あんなこと言われたというか、あんなふうな言い方されたら、そりゃ逃げだしたくもなるよな……


 あ、いや、ちょっと待て。


 あれ、おれ、田上くんも言ってたように、逃げてるわけじゃ~ないと思うわけよ。
 その「逃げる」ってよく聞く言葉だけど、それって、ただ単にそやってその相手の人に背中を向けられて遠ざかっていかれるっていうことに耐えられないだけなんじゃね?
 
 虚しい、悲しい、淋しい、悔しい、侘しい、バカらしい、何やってんだろ、苦しい、そして愛惜しい……

 振り向いてほしいよ。
 こっち向いてよ。
 なにもしゃべってくれなくてもいいから、とにかくこっち向いてほしいよ。


 まあ、男にゃその言葉が効果てき面だと思うけどね。
 あ、いや、これもちょっと待て。
 もしかすっと、女の人のほうが効くかもな……
 あ、いや、でも、その言葉を吐いたらば、そのまま無視されるか、数歩行ったところで突然振り返って突進してくるだろうな。運がよければ、愛しい恋人のおつゆな牙突を食らえるかもしれまいに……
 まあ、その言葉が出てくる状況ってのも、たいがいはそういう状況だからな。

 逃げてんじゃねぇ、考えてぇんだ。

 「図星」
 これは言い方の問題だ。
 “図星だから怒って逃げる”
 そうじゃねぇ。
 “それを言われて気づいたから、それについて改めてちゃんと考えたい”

 なのに当の本人と対峙してて、それができるか。
 冷静になんかなれっこねぇ。
 でも相手にすれば、そんなのあり得ねぇだろうさ。
 こっちは話し合いを求めてるのに、そっちはこの場を去ろうとするんだからな。

 考えるときはいつも孤独だ。

「………」
「なんか言いなよ」
 ほらきた。
 これだ。
 おちおち黙ってもいられねぇ。
 で、そやってせっつかられて、だんだんそっちのほうが余計にイラ立ってくんだな、これが。
 かといって、「はい、そうですか」もダメ。
 サジ投げたと思われて、相手も余計イライラしてくんだ。
 そんなんでまともな話し合いなんてできっこねぇ。

 まあ、それもきっとわかってるんだろうさ。
 わかっちゃいるけどさ……

 きっと話し合いなんて求めてねぇ。
 そういうときはもう、なんだかんだ言ったってさ、どうにもなんねぇんだよ。
 好きなんだもん。
 しょうがねぇじゃん、好きなんだから。

 だから時にはぶつかるさ。怒りもするさ。
 だからこそじゃん。
 本気じゃなきゃ怒りもしねぇよ。うんともすんとも言わねぇよ。

 なにやってもムカつくときだってあんだよ。
 「うん」て言やぁ、「アホか」って言うんだよ。
 でも、好き。
 「うん」も好き。「アホ」も好き。
 ムカついたって好きなもんは好きなんだよ。

 だからそんなときは、“逆ギレLOVEアタック大作戦 ~おまえの魂にこの熱きメッセージを~”だな。

「本気で好きだから怒っちまうんだろうが!!」
 そしてちょっと間ができて、最後に本気だしてこうつけ加える。
「なんかこんな、怒鳴っちゃってごめんな!!」

 もしかしたら、ちょっと笑ってくれるかもしれませんね。
 ラッキーですね。嬉しいですね。
 そんな関係、いいですね。

 やっぱ男も女も、怒ったり泣いたり、感情的になったときって言葉も出ちゃうもんじゃん、どうしてもさ。
 普段の日常会話でもなんでも、キレイないい言葉選んでられるうちなんて、そんなもんホントにわかり合ってるなんて言えねぇよ。

 言葉はいらねぇ?
 なんも伝えてねぇで、なにがわかるっつーんだよ。
 わかんねぇよ。
 なんもわかんねぇよ。
 なんも言ってくれなきゃ、こっちがわかりたくてもなんもわかんねぇんだよ。
 わかりてぇよ。
 だれも認めてくれなくたって、おれが全部認めてやるよ。だれも話聞いてくれねぇなら、おれが全部聞いてやる。
 わかり合いてぇよ。
 なんもキレイな言葉なんていらねぇよ。ありふれた言葉でもなんでもいいよ。
 自分の言葉で伝えてくれよ。

 だから普段からキレイな言葉や丁寧な言葉でしかしゃべらねぇやつは信用しねぇ。できねぇ。
 難しい言葉とはしゃべらねぇ。
 いや、これはごめん。
 しゃべれねぇだな。
 「うっせ黙れ、まんこ野郎」の1つや2つ言えねぇんじゃ、3つ4つはわかれても、5つ6つはわかり合えねぇんだよ。
 前に言ってた「このクソガキ」ってあれ、すっげぇ本気だったんだなぁ~って感じさせるひと言だったな。
 それだけで充分伝わんだよ、ホント。
 たくさん言葉知ってたって、自分の気持ちも伝えられねぇんじゃ、なんのための言葉なんだかわらかなくなるよ。
 辞書には載ってない気持ちもたくさんあんだよ。
 文字じゃねぇ。文章じゃねぇ。
 気持ちだよ、気持ち。
 ここだよ、ここ!!

 おっ?
 なんかどっか吹っ切れたか、おれ?

 とまあ、そんな感じでいつものことながら、話がそれてるようでそれてない感じなんだけどもさ。
 なんだ?
 あれか?
 あれだ、あれ。


 田上くん、ホント最初んときはやっちゃったなぁ~と思ったけども、けっこうそうでもないみたいね。
 気にかかったのが、ひさよんに“きれい事ばっか言ってんじゃねぇよ”と何度も吐き捨てたとこだな。
 それをきれい事だと気づいてるってことは、それがきれいなことだってわかってるっつーことだからな。
 「そんなのあたり前じゃん」とかあたり前のように流してしまわないあたりが、すげぇ。
 それを何度も何度も言い返すってことは、“そんなの言われなくたってわかってんよ”ってことでしょう。
 “だからおれもそうなれるようにがんばってんだけど、ちょっとうまくいかない”ってことじゃね?
 男だからとか、おれも似てるからかばうとかじゃないけども、なぁ~んかそんな感じがすんだよなぁ~、彼。

 しかしまあ、だれからも愛されたいって純粋に願う人で、だれからも愛されちゃう人って、時にホント残酷だなぁ~と思う。
 きっと無邪気にだれのことも愛せるんだろうな。
 無邪気に人を愛するって、なかなか難しいようでけっこうできてるんだろうと思うけど、やっぱりそれは自分が気づいてる。
 計算が入ったり、損得で計ったり、いろいろあるんだろうけど、それって自分のなかでそういうのを、あえて混ぜたいだけだろうと。
 自分が突っ走ってしまったり、それこそ相手のことを考えすぎたりして、相手のことが見えなくなってしまうのが怖い。
 すごく好きなんだけど、それに対して自分なりのストップも探してんじゃないかな。

 愛されたいと願うから、それと同じだけ当然のように愛せるんだろう。
 それでいて、それが無意識にできちゃうもんだから、さらに質が悪い。
 うまいわ。
 ホントうまいわ、田上くん。
 見てて正直そう感じた。
 ありゃ惚れる。
 ホントうまい言葉返すよなぁ~……
 走らず、かといって歩かず、さりげなく風吹かすもんな……ありゃにおうよ、マジで。

 人はやっぱ、好いてくれる人を好きになるってなもんよ。
 これはきっと万人に言えるだろうな。
 「愛されるより愛したい」ってすっげぇカッコイイけど、実際には愛されて悪い気はしねぇからな。
 まあ、愛されつづけることのほうがそれ以上に難しいことだとは思うけどもさ、ちゃんと人と向き合えないんじゃ、愛することも愛されることもねぇ。


 恋愛って、すべての要素がある。
 恋愛は戦争だ。
 スリルあり、サスペンスあり、アクションあり、いたるところにどんでん返しあり、涙あり、笑いあり、純粋さあり、泥仕合ありの、どんな恋愛もそのすべてが1本の終わらない映画なんだ。
 恋愛を見てなんの興味もわかねぇやつは、結局なんにも興味ねぇんだよ。興味持ってるフリなんだよ。
 映画もそこに自分がいないから、そのすべてが他人事で片付けてんだよ。
 なにをやっても他人事さ。
 そのうち自分のことも他人事さ。


 だれも愛せねぇんじゃねぇ。
 愛そうとしてねぇだけだ。
 だれも愛してくれねぇんじゃねぇ。必要とされてねぇんじゃねぇ。
 愛してねぇだけだ。必要としてねぇだけだ。
 こんな自分とか、どうせじゃねぇよ。
 どうせそんな自分でも愛してくれてる人がいんだよ。そこに目を向けれねぇ、無視してるだけ、気づいてないフリしてるだけなんだよ。
 だれかが愛してくれんの待ってるだけかよ。
 それじゃだれも愛してなんてくれねぇよ。
 されど一人なんて希望のある言い方もあるけど、やっぱりしょせんは、たかが一人なんだよ。
 でもホントにそれだけか。
 んなわけねぇ。
 自分の希望見つけられんのは、自分しかねぇんだよ。

 とまあ、またこんな感じでどんどん話が止まらなくなってきてしまってますが、もうそろそろやめるある。
 まだ書きたかったことはあったと思うけど、あまりに長くてもう忘れた。

 とにかくえ~っと、なんだ。

 ひさよん、すっげぇビビッたと思う。怖かったと思う。
 でも、その勇気でまた1つなにかが生まれたはずだ。
 あいのりメンバーの人たちだけじゃなく、きっと見てた人の胸にも、なにかしら必ず響いたはず。
 やっぱ、なにかキツいこと言うときって、言われる側より言う側のほうがすっげぇビビんだよな。
 ひさよん、偉い!! よくがんばった!!
 そして、ヤンクミさんも、いい!!
 実に素晴らしい仲間だ!!


 ヤベぇよ、あのラブワゴン。
 なんだよ、あの絆の深さは……
 参加してぇ。
 間違いなく、泣くな。
 ああいうの弱ぇ~んだよなぁ~……
 しかしきっとおれの場合、日本に帰らず途中下車だろうな。


 でもやっぱり、ひさよん!!
 あの心境でよく“帰ろ”って……
 “めっちゃ嬉しかった”とか“私、リタイアして日本に帰る”とか……
 あんなんハリウッドの脚本にも余裕で勝ってんぜ、マジで。
 ホントはすっげぇ憎かったろうし、思いっきり罵りたかっただろうに……
 いや、そこは違ったろうな、でも。
 これぞまさに好きすぎたってやつか……
 本気じゃなきゃ、あんな表情できねぇよな。普段そうそうめぐり会えるもんじゃねぇ。
 でも、やっぱ、虚しいよな……
 そのひと言にすべてが詰まってる気がしたな。その本気さ。


 涙を流すっていうことがなにかのバロメータっていうわけじゃないけども、涙が出るってことは、それだけ感情が高ぶったってことだ。
 年とって、地固まる。


 しかし、あんだけ人のこと泣かせられるってのもすげぇことだなと思う。
 でもなんだろう……
 涙ってやっぱ、感情の絶頂の表れなんだろうけど、穏やかな涙もある。
 なんかもう、悲しいことには泣かなくなった。
 嬉しいことに涙が出る。なんでもないのに涙が出る。
 その涙すら、心と一緒に震えてんじゃないかと思えてくる。
 ありがとうだ。
 僕の気持ちに“ありがとう”が出てきたとき、なんかちょっと涙も出てくる。


 自分の想いを言葉にすればするほど、それが軽くなるようなことはない。
 言葉は決して軽くない。
 意外にカロリー高ぇんじゃね?

 愛に巻いて召し上がれ?

  • 2006年7月18日 05:44
  • 松田拓弥
  • Diary

うわっ!!

 ヤベぇヤベぇ……こりゃヤベぇ。
 こりゃテンション上がるわ。
 ウフォフォフォフォフォフォ……

  • 2006年7月16日 09:19
  • 松田拓弥
  • Diary

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