iPodか、Hi-MDか……

 はぁ~……

 先日、もうかれこれ長いこと連れ添ってきたHi-MDのウォークメンが壊れた。

 なんだろう。
 どれぐらいだろう。
 計り知れないぐらい、もんのすごいんだけど……

 雨の夜、突然飛び出してきた車とぶつかったときよりショックだった。
 自転車パクられたときよりショックだった。

 いくつもの季節を乗り越え、雨の日も、雪の日も、健やかなる時も、病めるときも、誰にも何にも負けないぞとともに突き進んできた心の友。

 しかしながら、パソコンにつなげば、ちゃんと動く。
 ACアダプターをつけても、ちゃんと動く。

 ただ、バッテリーだけでは動いてくれない。

 ウォークメンの意味がない。

 もう、ともに歩んじゃくれないのかい?
 もう、ともに立ち向かってはくれないのかい?

 嗚呼、ランドリー……
 嗚呼、この絆は永遠だと僕に安心をくれた心の友よ……


 そこでだ。

 新たにお見合いすることにした。

 お相手候補は、ただいま3人。
 ただし、一族としてはふた家族。

 Appleさんか、SONYさんか。

 iPodかSONYの同じようなポータブル・オーディオプレイヤーか。
 そして、また君の面影を引きずるような女々しい男さ、おれは……Hi-MDか。

 もうかれこれ1週間以上、動けなくなってしまったランドリーと交渉中。

 後釜は、どっちのお家元がいいのか。
 世界が愛するAplle家か。
 それとも、とにかく何でもSONY人間やマニア、プロのアーティストの声に惑わされて「音ならSONY」っていう記事に踊らされる素人向け玄人に人気のあるSONY家か。

 そして、iPodさんなのか、洗練された最先端を身にまとうPAPさんなのか。それとも、内気で保守的だが、優雅でズバ抜けた才能を持つその姉Hi-MDさんなのか。Hi-MDさんはおれより年上だ。


 俺様としては、やっぱりまだランドリーが忘れられずにいる。彼はメチャ歌がうまい。
 Hi-MDさんは愛弟子らしい。当然、歌はバツグンだろうと思う。師を知ってるし、弟子は師を越えてこそ、弟子と呼ばれるもんだ。
 それでいて、超美人。年上ってのも個人的にたまんない。

 しかしながらランドリーは、iPodさんを推してくる。それか、妹さん。
「おれはもう年だ。そろそろ引退して、この部屋でおまえと想い出にふけりながら、静かにおしゃべりしたい」
 優しくそう気遣ってくれる。

 でもおれは、やっぱり美しい歌が聴きたい。
 iPodさんもなかなからしいが、Hi-MD一族の血は、やっぱさらにその上を流れてんじゃねぇかと思えて仕方ない。

 最近は小型が進むばかりで、本来の音の部分はその次な気がする。
 手軽さ、ファッション性、そしてブランド。
 まま、“悪い音”しかわからない耳だけどもさ。


 ただ?
 ただだ。

 本日寝ないまま先立ってiPodさんとかるく散歩をしてきた。突然鼻歌を歌いだしたので、さりげなくそれとなくその口唇に耳を近づけみた。
 実際に悪くなかったからまいってるんだな、これが。

 個人的には、まあ、“その違いは?”と訊かれれば、「さあ?」としか答えられないけど、mp3が嫌いだ。
 なんとなくごまかしでしかないような気がして。

 全部あればセカンド・ウォークメンとか、場面場面で使い分けられるんだけども、そんな選択肢はおれにない。
 ウォークメンにも化粧品みたくお試しとかあればいいのに……


 あぁ~~~~~~~~~~、早く決めないとォ~~~~~~~!!!!

 老ける。

  • 2007年1月26日 02:57
  • 松田拓弥
  • Diary

ランキング参加中なので。

  • 人気ブログランキングにて俺様を応援するためのクリック用小バナー
  • ブログランキング・にほんブログ村へ
  • BlogPeopleの応援用バナー:人間・哲学
  • BlogPeopleの応援用バナー:自分のこと
  • BlogPeopleの応援用バナー:芸術・文学

コメントありがとう : 0

コメント投稿用フォーム

トラックバック : 0

これにトラックバックを送信するための URL
http://www.matsudatakuya.org/tm/mt-tb.cgi/381
トラックバック一覧
iPodか、Hi-MDか…… from Love Life

Home > Diary > iPodか、Hi-MDか……

Search
Feeds
ランキング
人気ブログランキング

人気ブログランキング

にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村

BlogPeople

BlogPeople:自分/自分のこと

BlogPeople:人間・哲学/人間考察

BlogPeople:芸術・文学/小説家予備軍

Creative Commons License

Creative Commons License

Creative Commons

トップへ戻る