眠れる獅子

ひさしぶりに空を見上げた

………

なんだろう
疲れてるのかな
これからっていうときなのに

夕陽が空ににじんでる
空が泣いてる

だけど僕の心は穏やかだ

なんでだろう
人の涙にめぐり会うと
心が少しホッとするんだ
そこにある悲しみや傷みは
僕には全然わからないし
僕に流したわけでもないけど
僕をなんだか安心させる

自分が泣いたのはいつだったろう
もう忘れたよ そんなこと

失くしたものは数えちゃいない
いちいち忘れないための努力もしない

だけど忘れたわけじゃない
がんばるなんて必要なくて
いつもそれは目を閉じてるだけなんだ

眠れる獅子に瞼はない
押さえつけたり隠したりはできないんだ
きっとそれは空に似てる

あたり前のようにいつもそこにあるだけなのに
見ようとして見たときも
そんな気は全然なくても
ふと見てしまうときって
すがってしまうときなのかな

僕は空に救われてるかな
ただ大きいだけのこの空に

  • 2007年6月 1日 00:41
  • 松田拓弥
  • Poetry

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