伝えることが大切なんだ。
わかってほしいから、それを伝えることが大切なんだ。
伝えたい。
どうしても伝えたいこと。
自分の存在はすごく、すごく小さいかもしれない。
たとえ自分の声はすごく小さな存在かもしれないけど、
どうしても伝えたいことがある。
それを伝えたい。
難しい言葉をいくつも使って簡単に短い時間で説明するより、
だれにでもわかる言葉で、じっくりと時間をかけてゆっくりとわかってくれればそれでいい。
そうだ。
伝えたい人に伝えたい。
わかる人にだけ伝わればいい。
そんなんじゃなかった。
知らない言葉は使えない。
初めて知った言葉はもっとたくさん使いたくなるように、
初めて知った気持ちはもっとたくさんわかち合いたい。
もしも字が読めないなら、普段おしゃべりしてる言葉でじっくりゆっくり語り合おう。
もしも声が届かないなら、何通でもいくらでも手紙を書こう。
もしも何もかもを投げだしたいなら、こちらを向くまで待ってみよう。
もしもキミが子供なら…
背伸びなんてしなくていい、そのままで聞いてほしい。
僕だって大人じゃない。
そうだ、みんなに伝えたい。
伝えることが大切なんだ。
そんなふうに感じられた。
それが僕には大切なんだ。
- 2006年8月25日 01:28
- Essay