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なぜだろう
子供の笑顔が嬉しくて
なにか言葉を交わしたわけじゃない
その手に触れたわけでもない
だけど少し胸があったかくなった気がするんだ

いつかの自分を思いだすのかな
空気だとか大きさだとか
楽しいことにひたむきで
わけもなく元気になれたり

きっとあとまわしにできることが
イヤって感じることより多かったのかな
可能性や希望なんてどうでもよくて
ただただ楽しいことに駆け寄ってって
自分のことだけ考えながら
だれかと一緒にいる自分を素直に好きになれていた

わからない
無限だとか未来だとか
永遠だとか明日だとか
そんなものすらちっぽけに見えてたんだな

今じゃ壮大な果てもないよな地図に見えるし
愛や希望を深いと考え込んだり
頭を悩ましつづけてる

だけどそれも悪くない
子供のときのひたむきさが
きっと今は長く歩いていけること
もしも今も子供のままなら
きっと君はいないだろう

  • 2006年8月11日 22:01
  • 松田拓弥
  • Poetry

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