たった1度のため息を

 ため息って、どうしてあんなにも悲しいイメージを持ってしまうんだろう…

 退屈とか、幸せが逃げるとか…

 ため息ついたら、なんだかすごく気になるのは、どうしてだろう?

「どうしたの?」

「なんかあった?」

 こんな言葉が浮かんでくる。

 浮かんできては、消えてゆく。


 なにもない。

 あえて言うなら、時間が過ぎてくことがつらい。

 幸せな時にも、ため息1つ。

 ため息がクセになってる人もいる。

 幸せなんて逃げてかない。

 自分のその手でつかみとれ。

 逃げちゃう前に食べてしまえ。

 どしてもつらかったり悲しいときは、ため息じゃなくて泣いてしまえ。

 もしかしたらため息以上の幸せ食べれるかもしれない。

 素直になれるかもしれない。

 涙に濡れた純粋さがその手のひらに。

 ため息にも色がつけばいいのになぁ~…

  • 2006年8月 9日 01:04
  • 松田拓弥
  • Essay

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