1人掛け

交差点も坂道も平らな道も歩き疲れて
それでも歩いてフラフラんなって
もう立ち上がれないかもなんて感じたら
すぐに栄養補給しなくちゃな

単純明快
欲しいものを欲しがってんだ
愛も夢も優しさも
たまには補充しなくちゃな

家族や友達 恋人も
みんなみんな淋しがって
誰かと一緒にいたいんだよな
特別なんて何もないさ

いつも同じもののなかに埋もれて
息が詰まりそうになりながら
いつも同じものを求めてんだよ
時にはその肩の力を抜いてみてさ
おぼつかない足取りのままでも
支えてくれる誰かが欲しいんだよな
1人用の椅子でも
2人で座らせてくれる人がいいんだよな
窮屈だけど不思議とそんなふうには感じない
2人で同じものを見てられる
そんな気がしてくるんだよな

優しんだよな
そういうのがさ

  • 2006年8月 9日 18:07
  • 松田拓弥
  • Poetry

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