二人だけの特別な話

だれかに語れるような話じゃない
ただ君を愛してる
ほかの言葉が見つからない
ただそれだけ 愛してる
君を愛してる

ずっと知ってるわけでもない
子供のころも前の恋すら知らなくて
だからこそもっと君を知っていきたい
そう思う 見つめてたい

想い出も積み上げてきた時間も多くはない
やっと自分っていうのがわかってきたころ
君と出逢い 不意に向き合ってしまったから
ともに過ごせる時間は短くなったかもしれない
だけどありふれた一瞬やほんの些細な一瞬を
大事にしたい
大切にしていこうと思えるんだ
つらいことや悲しいことがあったとしても
ソファに座って隣にそっと腕を伸ばせば
そこには君の手があって 指があって
ぬくもりがあって かといって冷たさもあって
そっと僕の手をにぎり返してくれる
君の気持ちがそこにはある

もう
腕を伸ばせば君がいる
もう
これ以上君のなにを求めよう
もう
こうしてたぐり寄せても僕のこの手じゃにぎれないんだよね
そう
今度は僕の話を君にしよう

  • 2006年6月23日 01:38
  • 松田拓弥
  • Poetry

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