対話する現代

 最近、「話をするもの」っていうのがブームらしい。
 というより、リアクションを起こしてくれるものといったほうが的確かもしれない…

 会話というか、コミュニケーションをとってくれるものっていうのを通して、きっとその相手が単なる機械であれ、とにかく自分を認めてくれてるという感覚を味わいたいのではないかとさえ思う。

 さみしいんだ。

 人と人の距離はどんどん離れていってるような気がする。

 さみしいんだ。

 人と機械の距離が近くなればなるほど、その向こうにいるだろう人との距離は離れていくんじゃないだろうか…

 みんな、さみしいんだ。

 みんな構ってほしいんだ。

 機械は、たしかに自分の期待どおりに応えてくれるだろう。
 期待を裏切るというのも、きっとその人のなかで密かな期待としてあると思う。
 普段冷たい人に、ちょっと優しい言葉をかけてもらうと、その人はまず9割がた、こう言う。
「あれ? どうしたの?」
 それは、自分のなかにあったその人に対する“イメージ”ってやつを裏切ったことから、そうなるんだと思う。
 でもそうやってコミュニケーションを取ってること自体には、ちょっとした裏側の期待もあったからだと思う。
 きっとどうでもいい相手なら、きっといつもどおりに軽く受け流すような対応で“訊き返す”とか“疑問符をつける”みたいなことはしないんじゃないか…

 “?” って、少なからず相手のことを今以上に知りたいという感情がなければ出てこない、きっとコミュニケーション上で重要な意味を持ってるんだと思ったりしてみたり…

 でも今は、科学技術とかパソコンの技術とかいうより、人間のそういう裏側の技術のほうがものすごい勢いで進化してるように思える。たとえば“隠す”とか“嘘”とか“上辺”とか“虚構”とか…きっともっとも曖昧で明確な説明があるとすれば、“愚かさ”っていうやつだと思う。
 機械なんて、結局は人間が作るものだから。
 人間そのものの進歩は、もっともっと目覚しいものがあると思うんだけども…

 結局進化が激しいのは、パソコンとかより、人間そのもののほうがスゴイ!!

 いい方向に向かってくれれば、世の中ももっと平和でもっと住みやすくなると思う…

 要は、“さみしさ” ってやつは、どうも“暇”ってやつかもしれない…予想以上に現代人て、けっこう暇なのかな?

  • 2006年6月 5日 03:43
  • 松田拓弥
  • Essay

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