「さようなら」
それが今でも言いだせなくて
無邪気に笑う君がつらい
僕が見とれた君の笑顔は変わらない
「愛してる」
なんてもう言わないで
今さら気持ちぶつけないで
君が見つめる僕の笑顔も変わらない
だけど君はもうわかってるのかもしれないね
それでも一緒にいたいと思ってくれてるのかな
悲しいね
だからいつもよりもにぎった手のひらに
力が入ってしまっているのかな?
「それじゃあね」
それはつかの間のさようなら
うしろに影を引くように
君も 僕らは何をつなげようとしているの
だけど次はもうこない それには気づいてくれているのかな
それでもここに来てみたら忘れてしまうね
永遠を誓ったときもあった
それは君も同じだったと思う
だけどふと鏡文字に気づくように いつからか
どっちがどっちで正しいのかもわからなくなってしまった
ところで今は何時?
「わかってるよ」
そんな言葉は聞きたくない
一体なにを見てるというの?
混乱するのは当然だろうけどわかってほしい
でも
僕は君とまた会うための準備をしてるんだ
今日こそ「さよなら」言いたい するって決めたんだ
悲しいね ホントにね
だけど想い出すらもわかっちゃいないんだ
またさよならできないのかな?
永遠に 永遠に そう
愛してると伝えることも もう
- 2006年5月30日 20:50
- Poetry