いつの間にか見上げた空は
ただの空になっていて
大きくもなく広くもなく
仰ぐだけの空になってた
いつからだろう?
飾ろうとしなくなったのは
事実だけをたどるようになったのは
追ってるだけが好きになったのは
今あるものが見えてるとき
それがすべてと感じてしまう
今あるものも見えないとき
それはないと思ってしまう
雲があって流れていって
色もあって時間のように移り変わる
飛行機雲を追いかけて
風船なんかも見つけられる
いつも見て見ぬフリを決め込んだって
そこにあるのは事実だから
だけどそれだけじゃないっていうのも事実だから
時にはあるはずもない虹を心のなかに描いてみよう
- 2006年5月27日 11:53
- Poetry
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