水たまり

落ちてた月を蹴り上げた
泥が飛んで
ズボンを汚して
月の雫と静かに踊る

まだ長靴なんてはけてた頃に戻ったみたいで
なんだかぼくは嬉しくなった

まだ体が小さかった頃は
心はもっと大きかったような気がする
体ばかりが大きくなって
夢や希望を小さくしてきた

だけどそれは 今どこにあるんだ?

見上げた空にも月があって
地面の空にも月があった
どちらの月に触れられるだろう
もしかしたら蹴り上げたのは
ぼくのなかの小さくなった心だったか

けれどそれが今 ここにあるんだ

きっと明日は天気がよくて
また陽射しがそこを照らしたら
ここにはもう小さくなった月さえ映らず
ぼくのズボンを汚すだけの
石ころみたいな夢や希望が積もるのだろうか

  • 2006年5月19日 23:37
  • 松田拓弥
  • Poetry

ランキング参加中なので。

  • 人気ブログランキングにて俺様を応援するためのクリック用小バナー
  • ブログランキング・にほんブログ村へ
  • BlogPeopleの応援用バナー:人間・哲学
  • BlogPeopleの応援用バナー:自分のこと
  • BlogPeopleの応援用バナー:芸術・文学

コメントありがとう : 0

コメント投稿用フォーム

トラックバック : 0

これにトラックバックを送信するための URL
http://www.matsudatakuya.org/tm/mt-tb.cgi/113
トラックバック一覧
水たまり from Love Life

Home > Poetry > 水たまり

Search
Feeds
ランキング
人気ブログランキング

人気ブログランキング

にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村

BlogPeople

BlogPeople:自分/自分のこと

BlogPeople:人間・哲学/人間考察

BlogPeople:芸術・文学/小説家予備軍

Creative Commons License

Creative Commons License

Creative Commons

トップへ戻る