2006年5月の文章リスト
“ 2006年5月 ” 分の文。
忘れ物
「あたり前」が、
「あたり前」じゃなくなってきてやしないか?
「ありがとう」
…恥ずかしがってないか?
「ごめんなさい」
…忘れてないか?
「イイね」
…素直に認めることができてないんじゃないか?
「ダメじゃん」
…自分を呑みこんでやしないか?
「自分らしさ」って、一体どこにある??
それは自分の中にある…そこ以外にどこにある??
…知らない。それは、知らない。
- 2006年5月 5日 15:12
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古びた時計
君の過去は 僕にはわからない
ふとこぼれた涙のせいで伝えているの?
君の恋は 僕は知らない
傷ついてなにかいろんなものを失って
それを埋める涙なの?
だけど君の過去もきっと誰かを傷つけているんだよ
だけどそれを浮き彫りにさせた涙なの?
僕になにができるだろう
きっと僕にはなにもできない
だけどその君の傷や過去や何もかもから
君の居場所を守ってあげられるように
強くなろう
僕は強くなろう
君は君のままでいい
僕には君が必要だから
君のそばに
ずっとそばに
そこにいさせてくれるかな?
- 2006年5月 5日 14:47
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つぼみ
何をそこで待っているの?
新しい時の流れを
新しい季節の訪れを
ただじっと…
ただじっとその場所で…
色のついた景色を彩る
小さな花も小さな笑顔も
季節が変われば消えてゆくの?
雨あがり 虹が架かる
どんな花が咲くのかな?
心の季節に咲いた花
まだ見ぬ花びら空に乗せて…
青い空にかかげた夢
見上げた雨は 夢の雫
木漏れ日結ぶこずえのほとり
子供たちが輪になって
本気で笑えた心のつぼみ…
いつその手を放したの?
花びら1つ またひとひら
心の季節に咲いた花
さようなら 心の季節…
忘れることができなくて
もいちど手と手と結んでみたい
あの日のつぼみは今も開くことはなくて
つぼみのままで雨に打たれる毎日で
花咲く季節が心の奥で開くとき
いつかのその日につぼみは小さく花開く…
『つぼみのついた心の季節と花咲く季節の心のつぼみ』
- 2006年5月 5日 10:40
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no rule
元気だせ!!
理由なんて何もいらない
元気だすにも楽しく生きてくことにだって
ルールなんてありゃしない
ただ笑って過ごせりゃそれでいい
たとえ沈んだ太陽が
もう2度と昇ってこなくとも
そうなりゃそこに浮かぶ月明かり
それで楽しく踊りゃいいんだ
その日暮らしでたとえ明日がこなくても
今日を楽しめる自分だけの心があるさ
心がはじけりゃ本気で歌える
曇った空から落ちてくる雨の雫も音符に変わる
元気だせ!!
元気だせよ!!
元気が出なけりゃ怒ってやるよ!!
本気だして笑ってみようよ!!
本気だせば笑えるさ!!
笑顔にも涙にもルールなんてないんだからさ!!
- 2006年5月 4日 08:09
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ネクタイ
一緒にいることに慣れてしまった恋人どうし、そんな2人を包む時間の流れが早まるように、たった1人、見上げた空の雲の行方に結ばれて、こんな言葉を綴ってる。
…慣れてしまうと、真昼の星…
- 2006年5月 4日 05:47
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存在
今までの自分の気持ちってやつを思い返してみたりした…
恋をした。
たくさんの恋をした。
傷つけた。
そして、傷ついた。
「好き」って言葉、今まで何度伝えただろう…
今思えば、違う人にたくさんの人に「好き」って言えてた。
自分の気持ちっていうのが、ちゃんとそこにあったのだろうか?
疑問だ。
時々こうも思ったりしていた…
── 自分のこの気持ちより、その人がいてくれれば、それでいい ──
…失くしちゃいけないって。
その人がいてくれて、初めてこの気持ちが生まれるんだって…
自分の気持ちを大事に大事に抱え込むより、その人をもっともっと大切にしなきゃいけないんだって…
僕が泣いたのは、その人の心のなかで先に涙が流れていたからなんだ…
笑うことだって、先に笑顔をくれたから…
その人がいなくなってしまったら、この気持ちは誰に伝えればいい?
その人が消えてしまったら、きっとこの気持ちは行き場をなくして、まるで闇のように影のように、もっともっと深くなってつきまとう。
手をつなぐのは好きじゃなかった。
手をつないで前を向くより、お互い向き合っていたかったのかもしれない。
…失くしたあとで気づいても、それじゃあもう遅いんだ。
- 2006年5月 3日 20:37
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my way
振り向きもせず
ただがむしゃらに
ただ夢中に
走りつづけた
時の砂浜
寄せては返す
時の海原
満ちては引いて
登りつめた階段に
ただ息を切らして
ただ汗を流して
そこから景色を眺めてた
ここから見える何もかもが
僕のすべてと思いこんでは
疲れを忘れてまた走りだす
今ある景色がすべてじゃない
繰り返される僕の旅
僕だけの僕が選んだこの旅路
走る
- 2006年5月 3日 12:43
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MY BOOK
本屋さんで本を手に取る。
なんとなくだ。
理由なんてない。
意味なんてものもない。
1度読みはじめてしまった本を、その途中で読むのをやめるなんてできはしない。
先が気になる。
これからどうなる?
たとえそれまでが退屈な話でも、それを知っているからその先も知りたくなる。
何があるかわからない。
神すら知らない先がある。
そのなかを進んでいる人にしかわからないものがある。
そのなかを進んでいる人にしかわからないことがある。
その物語には、神の出てくる光の幕はどこにもない。
本に名前を呼ばれたわけじゃない。
だれかに頼まれたわけでもない。
理由なんて何もない。
意味なんてものも、きっとない。
ページを、その1枚をめくるたび、物語も1枚先に進んでゆく。
ページを1枚めくるたびに、先に進める。
そこには先がある。
まだ知らない先がある。
笑えることもあるだろう。
泣くことだってあるだろう。
ほんの小さな感情を重ねるだけのその上で、その1つ1つで大きくなってくものもある。
忘れたことも、思いだせる。
そこにしおりを挟んで、ちょっとページを戻せばいい。
もし別の本を見つけたら、そっちを読んだあとでも遅くはない。
夢中になって読みすぎて、いつか疲れてしまったら、しおりを挟んで休めばいい。
しばらく読まずに置いておいても、いつかまた、きっとそこをめくるだろう。
先が気になる。
たったそれだけの小さな1つの気持ちだけで、どんどんどんどん先へ進める。
だけどやっぱり途中で閉じたくなる日もある。
だけどやっぱり先が気になる。
そしてまた1枚のページを進めてゆく。
もしもそれがあるならば、その後悔はすべてを読み終えたときであってほしい。
そしてそれは、その本を最後まで読み終えてしまったことであればいい。
また今日もこの本のページ1枚めくり、そして、
この物語の気になる先を知ってゆく。
- 2006年5月 3日 09:01
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