何をそこで待っているの?
新しい時の流れを
新しい季節の訪れを
ただじっと…
ただじっとその場所で…
色のついた景色を彩る
小さな花も小さな笑顔も
季節が変われば消えてゆくの?
雨あがり 虹が架かる
どんな花が咲くのかな?
心の季節に咲いた花
まだ見ぬ花びら空に乗せて…
青い空にかかげた夢
見上げた雨は 夢の雫
木漏れ日結ぶこずえのほとり
子供たちが輪になって
本気で笑えた心のつぼみ…
いつその手を放したの?
花びら1つ またひとひら
心の季節に咲いた花
さようなら 心の季節…
忘れることができなくて
もいちど手と手と結んでみたい
あの日のつぼみは今も開くことはなくて
つぼみのままで雨に打たれる毎日で
花咲く季節が心の奥で開くとき
いつかのその日につぼみは小さく花開く…
『つぼみのついた心の季節と花咲く季節の心のつぼみ』
- 2006年5月 5日 10:40
- Poetry