One More Again, In The End

「あなたには、もっとふさわしい人がいる」
僕じゃない…そう
きっとどこかに
ここじゃない
僕じゃない

僕は自分のために嘘をつく
誰かのためじゃない
恋をするのが怖いんじゃない
したい
恋しいことが怖いんじゃない
またヒトリになるのが怖いんだ


「あなたにふさわしいのは僕しかいない
あなたを幸せにできるのは僕のほかには誰もいない」
そう言える
これで最後になるのなら僕はあなたに伝えたい
本当は…


でも
あなたの描く未来を見せて
クレヨンで僕のシャツに色を塗って
もしもそこにあなたの未来が見えたなら
でも僕はあなたにふさわしいと言えるのだろうか?
本当にもっとふさわしい人がいるのなら…
そのときは僕に嘘を教えて

見えない誰かに僕を映して比べてみても
いつもなにもかもが負けている
きっとどちらも僕なんだ
僕はその誰かになりたがってる


でもあなたはこんな僕でも選んでくれた
そして今 涙してる
でも僕は抱き寄せることもできないでいる
今やっとわかったから
僕の嘘は誰のためでもない
あなたにふさわしくないなんて
そんなの単なる僕の思いあがり
あなたは僕を選んでくれたんだ

  • 2006年5月30日 07:54
  • 松田拓弥
  • Poetry

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