「これは自分に向かないな」
そう思ったときこそ、自分がそこから向きを変えたときなんだ。
自分に向いてないんじゃない。
自分がそっちを向いてないんだ。
やめてしまうのは簡単だ。
「諦めた」とか「破れた」とか「失った」とか言い方なんて
あとからどうとでもなってしまう。
やめんなよ。
やめちゃうなよ。
次、なんかやりたいこと見つかってからだって遅くないだろ?
それまではもう少し続けてみなよ。
でも、こんなこじつけや理由が必要なら、そんなの別になくてもいい。
ただ自分が続けられるものがなにか欲しいだけなんだから。
すがったり固執したり、しがみつけるものが欲しい。
それがなければ自分自身のいる理由すら見失ってしまいそうだ。
自分に向いてるものへの理由を探すために、そっちを向かないようにしてる。
向かないほうへ、向かないほうへ。
自分にはなにもできないと自分自身が納得するまで。
そうすればきっと、すべてが楽になるだろうって期待しながら。
そしてそれに気づいたとき、落胆できるほどの自分もいない。
それが自分だと納得できるまでになっているから。
でも、そんなことない。
いつも自分が向いたほうで、なにかを見つけているはずだから。
ここじゃなにも見つからないってことも見つけてるさ。
- 2007年6月19日 01:20
- Poetry
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- あとがき : 夢でも金でも何でもない
- まえがき : 打ちっぱなし