誇り

君のために僕は死なない
きっと君の一生を
縛りつけてしまうから
僕は君の傷みになりたくない

「不死身」だなんて
いまどき子供だって信じないような
全然笑えない冗談だけど
僕は本気で強がるよ
せめて君を守れるぐらい

いつもせっかちに動くくせに
必ずなにか忘れるところも
いつも切りすぎる前髪も
それを嘆く君の不安も
なにもかもが好きなんだ

君が送りつけてくる君のすべてと
僕が描く君のすべてを
僕は全部受け止める
間違っていたっていい
君のかけらの何一つ
そして君を支える一人ひとりが
僕にとって大切なんだ

ふと立ち止まって君を想うと
君を僕を取り巻く人たちまで浮かんでくるんだ
背中や掌、時には声。
微笑んでたり考えてたり。
苦しんでいる人もいる。

いつか君が泣いたとき
僕は君を抱きしめるしか
受け止めることぐらいしかできなかった
自分でもバカだろうなと思えるほど君のこと。
君のこと、そしてまた君のこと。

だけど僕は生まれてきたんだ
わかりきった時間しかない
だからこそ君のそばからいなくならない
君がいつでも泣けるように

いつか君の誇りになれたら
また少し君を守れたような気がするんだ

  • 2007年4月13日 01:29
  • 松田拓弥
  • Poetry

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