みんな、さみしいんだよ…
そうなの、みんなさみしいんだよ…
心の奥じゃ、誰もがそんな小さな孤独をいつもいつも抱えてんだよ…
みんな、ひとりってのが怖いんだよ…
時間とともにそれが薄れていって、やがてはそれが大きくなる。
一緒にいる時間が長くなればなるほど、より大きな孤独を感じるようになってって、と同時に、そこに孤独っていう不安と恐怖もふくらんでく。
ひとりじゃないときが長ければ、ひとりになるのが余計に怖くなる。
ひとりに慣れてしまえば、ひとりじゃなくなることが怖くなる。
孤独から1歩進んで。
1歩引いて、ひとりになって。
怖くなる。
ひとりになることも、もうひとりじゃなくなることも。
そんなときには、きっと誰もが自分自身とふたりになる。
そして、孤独のなかで孤独を隠して、強がって、笑いながら、泣いている。
きっと誰もが孤独のなかにいる。
でも、そんななかでも、いかに自分は孤独じゃないかってことに気づくことが大切なこと。
そしてそれに気づけたとき、また怖くなっても、また怖くなくなれるよ。
- 2006年6月28日 12:57
- Essay