月になりたい
長い夜にふと見上げた空に浮かんでる
そしてあなたを見守って
たとえ一瞬だったとしてもあなたに見つめられていたい
気づくことはないとしても いつもそばにいる
ひとり涙の影にたたずんでしまう
そんなときは少し瞳を上げてごらん
いつもと変わらぬ夜空があるから
そんなときはあなたの素直な気持ちをそっと
静かな月にはささやきそうな気がするんだ
優しい微笑か
小さな涙か
わからないけど
素直な気持ち
あなたの
あなたの
おいで
おいでよ
ほんの少し背伸びすればいいだけさ
僕はそんなに遠くない
きっとそのとき
あなたが月になってるからさ
- 2006年6月24日 00:50
- Poetry