笑ったとき すれ違うとき 振り返った
君の匂いが僕をくすぐる
友達ではなく恋人でもなく
二人の関係さえも曖昧にしたいと思えるほど
ぬくもりや優しさだけじゃなく
たとえ体を重ねたことがあったとしても
ほかのどんな煩わしさも溶かしながら
どこかから僕の笑顔を取り戻してくれる
恋や愛も取り払って
過去やプライドも脱ぎ去って
君を求めるわけじゃなく
なんの犠牲も払わずに
そんな木漏れ日みたいな時間のなかで
ただただ君を感じてたいんだ
手もつながない キスもしない
見つめることさえなくていい
ただただ君のそばにいて
話しながら笑いながら
歩いたり 眺めたり 並んだり 離れたり
君といるから愛しくなるんじゃない
愛しい時間に君はいるんだ
いつも
愛や言葉は人それぞれと言うけれど
「そんなのどうでもいいじゃない」
君はそうやって微笑むんだ
きっとそれは僕に言うでもなく
君自身に言うでもなく
愛や恋を語りはするけど
それを実践するんじゃなく
感じながら見つけながら
ともに探してゆけたらいいね
- 2006年6月21日 23:43
- Poetry
ランキング参加中なので。
単語連鎖
- あとがき : 男の沈黙に効果的な防止法
- まえがき : カミナリ落ちた。