恐怖

 なにが一番怖いか…

 確認できないこと。目に見えないもの。見えないこと。

 人は、自分で確かめられないものがあると、必ず想像をふくらます。そして、その想像はいろんな形に変化していって、最後には、そこにある“真の姿”をかき消してしまう。
 たいてい、それ以上のものが出来上がってしまうから。

《 風呂に入っているときには、“風呂に入っている”ということを忘れる。
  誰かから電話が来ないと、それに気づかないのである。
  …いま、体洗ってる。
  …いま、頭洗ってる。
  …いま、お湯につかってる。
  いま、そういえば、お風呂に入ってる。   》

※ここは俺の大切な相棒の使った言葉の受け売りです。著作権の関係だとしても、訴えないでね。


 目に見えないものだったものが、見えるものに変わってしまうことで、逆に安心に変わってしまうので、そこで安心というぬるま湯に頭のてっぺんまで浸かってしまうわけだ。

 つまり、目に見えないことこそが恐怖であり、目に見えるものこそが安心なのであるよ。
 それを意識してないってことが怖いわけだ。

 最後のつまりは、失う前に自分の“大切なものの真の姿”に気づいてほしいということだ。

  • 2006年6月10日 10:01
  • 松田拓弥
  • Essay

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