いつものようにスローペースで始まった。
起きて顔を洗って歯を磨いてズボンをはいて服を着て身支度万端整えて今日も空は青かった。
通い慣れた道を進んでまっすぐ行ったり曲がったりして見慣れた景色は目にもくれずに着いた場所は曇りのち雨。
端末操作に精を出して覗いたところでちょっとばかりの性が出て最後の最後に断末魔の叫びをあげてうんざりしながら飛び出した外はまた晴れていた。
道草食って腹を壊してテレビをつけて部屋着に着替えてテレビを消してたどり着いた部屋の電気でまた晴れた。
開いて閉じて開いて閉じて同じ道をたどっていってちょっと笑ってちょっと怒って席を立つたび表情消えて変化がないか確かめながら同じ道で戻った場所。
結局自分でずっと曇り。
テレビをつけてチャンネル変えてニュースは飛ばしてお笑いだけに救われて心のなかで笑うだけな晴れのち雨。
シャワーを浴びてドライヤーで髪乾かして横を向いて上を向いてまっすぐ前見て晴れところにより雨。
寝て晴れ。
また同じ道を繰り返す繰り返す繰り返す。
いつものようにスローペースで始まってくのにノンストップで繰り返されて永遠のような曇り空。
- 2006年6月10日 01:09
- Poetry