2006年5月の文章リスト

“ 2006年5月 ” 分の文。

Lost My Everyone

今すべての人を失ったら
僕はひとりになるだろう
ホントにたったひとりで孤独になる

悲しいかな?
淋しいかな?

でもどっちがつらいかな?
誰もが僕のなかにいるだろう

いつも楽しいことだけ想いだして
楽しいときには忘れてしまって
だけど触れたくて
おしゃべりしたくなってしまって
想いだすことがつらくなってしまうだろう
僕にとってはみんなでも
その人にとってはたった1人の僕かもしれない
それを無視はできないし忘れないから


もしホントに今みんなが消えてしまったら
だけどそうじゃないから
こんなこと考えては比べてしまうんだろう

どうかな?
ホントにそうかな?

今みんながいてくれるからこそ
そんなことを想像なんてしちゃうのかな?

だけどつらいときも楽しいときも
孤独を手放しきれずにいたりする
なにを自由と呼んで
なにを孤独と感じてしまうのか


だけどこんなことを考えながら
吸ってるタバコの煙のように
いつか忘れてしまうなら
きっとそのいつかはすぐに来るだろう


失うことを知らない今だから
その前に自分を消そうなんて思ってしまうんだろう
みんなが流してくれるかもしれない
たくさんの涙に安心したり 期待したり
振り向いてくれることも
声をかけてくれることも
あたり前のようにしてくれるから
僕はいつもそこに寄りかかって
のん気にタバコなんて吸いながら
煙のような想像ばかりを吹かしてしまうんだろう
不安になることでさえ恐れながら
そうなることがないように祈りながら

  • 2006年5月30日 10:45
  • 松田拓弥
  • Poetry

One More Again, In The End

「あなたには、もっとふさわしい人がいる」
僕じゃない…そう
きっとどこかに
ここじゃない
僕じゃない

僕は自分のために嘘をつく
誰かのためじゃない
恋をするのが怖いんじゃない
したい
恋しいことが怖いんじゃない
またヒトリになるのが怖いんだ


「あなたにふさわしいのは僕しかいない
あなたを幸せにできるのは僕のほかには誰もいない」
そう言える
これで最後になるのなら僕はあなたに伝えたい
本当は…


でも
あなたの描く未来を見せて
クレヨンで僕のシャツに色を塗って
もしもそこにあなたの未来が見えたなら
でも僕はあなたにふさわしいと言えるのだろうか?
本当にもっとふさわしい人がいるのなら…
そのときは僕に嘘を教えて

見えない誰かに僕を映して比べてみても
いつもなにもかもが負けている
きっとどちらも僕なんだ
僕はその誰かになりたがってる


でもあなたはこんな僕でも選んでくれた
そして今 涙してる
でも僕は抱き寄せることもできないでいる
今やっとわかったから
僕の嘘は誰のためでもない
あなたにふさわしくないなんて
そんなの単なる僕の思いあがり
あなたは僕を選んでくれたんだ

  • 2006年5月30日 07:54
  • 松田拓弥
  • Poetry

考えてみて、あとからわかること

優しさについて
ほんの少し考えてみた

そしたら今までずっと
そう思っていた人を
疑うようになってきた


才能について
ほんの少し考えてみた

そしたら実は
たいしてスゴくもないんじゃないか?
気づいてしまった


愛について
ほんの少し考えてみた

そしたらホントは
ただの執着だったんじゃないか?
不安になってきた


今までは そう
ただ漠然と感じていた
でもそれはそれについて
少しも考えてはみなかった
わかろうともしなかっただけだったんだと思う
答えなんてきっと見つかるはずもないって


そこらへんにありふれすぎているだけ
自分でそれに挑戦してみなかっただけ
ただちょっと見上げてしまっていただけ
そんな人が欲しかっただけ


そんな自分が悔しい
ほんの少し悲しくなる


わからないほうがいいこともたくさんあるんだ
だけどほんの少し考えてみたらわかってしまうことも多い
とはいえ考えてみてわかることは少ないはずだ
あとからわかってしまったことは
もうそこにはないことのほうが多いから

  • 2006年5月29日 22:15
  • 松田拓弥
  • Poetry

I was living tomorrow

明日のために今は生きてない
生きていればイヤでも明日は
勝手にむこう側からやってくる

なにが起こるかわからない未来の手前
明日はこないのかもしれない
だから今を精一杯に生きてるつもり

あっという間もない今はすぐに過去だ
時計のせいでも明日のせいでも太陽でもない
いつかは未来も過去となり そのために生きている

死んでしまいたいと思ったことは
何度もある そう 何度も 何度も
つらくて 痛くて 悲しくて
消えてしまうための術を求めてた

だけどそれは悲しくて 悲しすぎて
生きてくための理由を探していたいだけだった
笑って 笑って 笑うための
生きてるからこそ死ってものを意識する

1度死んでみなきゃわからないけど
きっと頭痛の種は消えてくれるだろう
だけど希望の種も消えてしまうだろう

笑って死ぬなんてできっこない
安らかな眠りなんて欲しくない
そのときまだ生きていたいと思えるように
ただ欲しいのは 誇れる自分と その軌跡
きっといつか光を受けてその芽がどこかで開くだろう

  • 2006年5月29日 20:02
  • 松田拓弥
  • Poetry

そばにいさせて

ずっとずっと
そう ずっと
あなたのそばに


あなたを幸せにできるかなんて
そんな自信は僕にはないけど
だけど僕は努力したい

ずっとずっと
そう ずっと
あなたのそばに


僕の前じゃ絶対泣かない人で
離れていくけど戻ってきてた
だけどそんなあなたが僕は好き

ずっとずっと
そう ずっと
あなたのそばに


あなたが傷ついた過去にも触れた
そんなときには涙を見せたね
だけどあなたの涙は全部僕が拭うから

ずっとずっと
そう ずっと
あなたのそばに


あなたは優しい人だから自分の
どんな傷さえ忘れてくれる
だけどそれじゃ僕にはつらいんだ

ずっとずっと
そう ずっと
あなたのそばに


「おはよう」だとか「おやすみ」だとか
「ありがとう」は
あなたが最初でいつも最後で
そして「愛してる」はあなただけに

そう

ずっとずっと
そう ずっと
あなたのそばに

ずっとずっと
そう ずっとずっと
あなたのそばにいさせてほしい

  • 2006年5月29日 15:45
  • 松田拓弥
  • Poetry

教えて愛を、どうして嘘を

教えて
どうすれば嘘をつかずに愛せるのか
教えて
どうすればあなたを素直に愛せるのか


闇のなかで心を重ねて
胸の奥で孤独をわけた

だけど見つめ合った永遠は
光を失くした影のように
近づくほどに遠ざかってく
あなたの瞳が震えていたから

どうして
あんなにも強く激しく求め合ったのに
どうして
こんなにももろく儚く感じてしまうの


時の端に言葉を浮かべて
嘘の外で弱さを埋めた

いつも胸に誓った永遠は
明日を焦らす夢のように
求めるほどに色褪せてゆく
あなたのぬくもり感じていたから

教えて
どうすれば嘘をつかずに愛せるのか
教えて
どうすればあなたを素直に愛せるのか


深く愛せば愛するほどに
それが嘘になってしまう
強くあなたを求めるほどに
それを嘘に変えてしまう


教えて
どうすれば嘘をつかずに愛せるのか
教えて
どうすればあなたを素直に愛せるのか

どうして
あんなにも強く激しく求められるのに
どうして
こんなにも弱く 孤独を感じてしまうの

教えて
どうすれば嘘をつかずに強くなれるか
教えて
どうすればあなたに素直に愛を伝えられるのか

  • 2006年5月29日 07:35
  • 松田拓弥
  • Poetry

My Bible, #C

 すべては自分のなかにある。


 花がある。
 キレイな花が咲いている。
 キレイに花が咲いている。
 そう、そこには花が咲いている。

 子供と目が合う。
 そのお母さんとも目が合った。
 そのお父さんとも目が合った。
 そう、そこには1つの家族がある。

 小さなネズミが走っていく。
 口には小さなパンのかけらをくわえてる。
 小さなネズミが走っていく。
 そう、そこにはもっと小さなネズミがいる。

 胸の前で強く両手を組む。
 今は閉じた目のむこう側に像がある。
 きっと隣にも同じ姿勢の人がいる。
 そう、そこには人がいる。

 命がある。
 絆がある。
 愛がある。
 光がある。

 目に見えるものと、見えないもの。
 花は見えても、命は見えない。
 家族は見えても、絆は見えない。
 ネズミは見えても、愛は見えない。
 像は見えても、光は見えない。

 自分のなかには、なにがある?
 自分のなかには、自分がある。
 すべてがある。
 自分の目に見えるもの。
 自分の目でも見えないもの。
 だけどそこには、しっかりとある。

 たとえキレイな花と、キレイに磨き上げられた石で作られた教会でも、そこには神はいない。ましてや、それが神でもない。みなに愛される神父は、みなに愛される神父。神じゃない。聖書が神ってわけでもない。
 たとえ自分が書いた本だとしても、それが自分ってわけじゃない。自分が書いた手紙でさえ、あくまでそれは手紙に過ぎない。
 すべては自分のなかにある。

 手に取って触れることのできないものは、自分がそれを信じる以外に術はない。

 たとえすでに枯れていても、そこには深い命がある。
 たとえその手をつないでなくても、そこには強い絆がある。
 たとえ途中で少し食べてしまっても、そこには大きな愛がある。
 たとえその手がクロスしてなくても、そこには交わる光がある。

 命は見えない。
 絆は見えない。
 愛は見えない。
 光は見えない。
 そして、その理由も見えてはこない。

 どれもすべてを信じるしかない。
 自分はそれを信じることしかできない。
 たとえそれが見えなくとも、それにこの手が触れることはできなくとも。
 自分はそれを信じることしかできないでいる。
 でも、それで充分だと思う。
 信じることができなくれば、そのどれもを1度に失うことになる。

 信じていれば、生きていける。
 信じていれば、その手をつなげる。
 信じていれば、与え受け取ることができる。
 信じていれば、祈ることができる。
 信じていれば、わかることもある。

【そのとき、初めてわかることもある】


 すべては自分のなかにある。


 そう、すべては自分のなかにある。

  • 2006年5月29日 02:27
  • 松田拓弥
  • Essay

半ば

死んでしまう勇気もなくて
生きてくことの強さもなくて

死んでるように生きてきて
そんな自分を好きにはなれなくて

死んでるのに生きてる人がうらやましくて
そんなふうになれるかなんて夢を抱いて

またきょうも眠りにつく
またきょうの夢を見に…

  • 2006年5月28日 22:00
  • 松田拓弥
  • Poetry

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