普段、“感情的”ってやつになることがない。

 でも、“歌”と寄り添ってるときだけは違う。

 自分が1番感情的になれるのが、ぼくにとっては歌にある。

 だからぼくは歌いたい。

 どれだけ涙を流したか…

 今、泣きたくても泣けないっていう人が、どれだけいるだろう…

 ぼくは、そういう人たちが泣ける場所を作りたい。

 一緒に泣けたらいいと思う。

 泣けない人が流したその涙に気づいてあげられたら、ぼくはそれでいいと思う。

 もしも“心”がそれだとしたら、ぼくは、そのスイッチを押してあげたい。

 ぼくには、涙に触れることを許してほしい。

 それが“歌”だと思ってる。

 -人の心に触れる言葉-

 -人の涙をなぞる詩ー

 -ともに流した涙の祈り-

 だからぼくは歌いたい。


 泣いちゃいけない男はいない。

 男だって泣いていい。

 男だって泣いたらいい。

 誰がダメだと言えるだろう。

 もっと涙を流せばいい。

 どんなに泣いても涙は枯れることはないんだよ。

  • 2006年7月13日 19:34
  • 松田拓弥
  • Essay

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