ボリューム上げると
まわりの音が聞こえなくなる
素知らぬ顔ですれ違い
涙の跡にも何食わぬ顔
ぼくを導く信号だけに従ってれば
ぼくはきっとそこへ行ける
道順だって関係ない
まわりの景色も関係ない
ぼくのペースは遅くはない
マイペースだって悪くない
本当に行けるかどうかもわからない
時間もないし 約束なんてありはしない
待ち人は今 どこでぼくを待ってるんだ?
きっとそこに着いたら逢えるだろう
ヘッドフォンをはずすのは
きっとそのときバッグと一緒に
そこで逢おう
約束はそのあとでする
でもまたすぐにペダルをこいでく
この自転車を降りるのはきっともっと先だろう
ムリに声を嗄らすより
今は好きな歌を聴いていこう
- 2006年5月22日 18:38
- Poetry