昔あそんだ近くの公園
ふと止めた靴のつま先
小さな石が大きな音を立てていた
ふと見た砂場の子供たち
みんなでトンネル作ってた
一生懸命作ってた
みんなで汚れて
みんなで笑って
楽しそうに作ってた
つながったトンネルの向こうで友達の手に触れた
笑って 笑って
大きな声で笑ってた
嬉しそうに笑ってた
いつかの景色が僕の足もとすり抜けたけど
今はだれかの舌打ちすらも聞こえない
風が僕にむなしさ連れて
消せない景色を求めてる
見えないボールを探したあの日
今度は僕が舌打ちしてた
そしてまた歩きはじめる
- 2006年5月16日 21:19
- Poetry